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エメラルド・フェネル

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エメラルド・フェネル
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エメラルド・リリー・フェネル(Emerald Lilly Fennell, [fɪˈnɛl];[1] - 1985年10月1日[2][3] - )は、イングランドの女優、小説家、脚本家、映画監督、映画及びテレビプロデューサー、劇作家である。

概要 エメラルド・フェネル Emerald Fennell, 本名 ...
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人物

アルバート氏の人生』(2011年)、『アンナ・カレーニナ』(2012年)、『リリーのすべて』(2015年)、『Vita & Virginia』(2018年)といった時代劇映画やBBC Oneの『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語英語版』(2013-17年)やNetflixの『ザ・クラウン』(2019-20年)へ出演で知られている。

フェネルはまたBBCアメリカのスリラーシリーズ『キリング・イヴ/Killing Eve』の第2シーズン(2019年)でショーランナーを務めたことでも知られ、プライムタイム・エミー賞で2部門で候補に挙がった。更に映画監督デビュー作となるスリラー『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020年)により第93回アカデミー賞作品賞監督賞脚本賞の候補に挙がり、脚本賞を受賞した。アカデミー賞監督賞でイギリス人女性が候補となったのは彼女が史上初であった[4]

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生い立ち

ロンドンハマースミスで生まれ、マールボロ・カレッジ英語版に通う。その後はグレイフライアーズ英語版で英語を学び、大学の演劇に出演する。そこで彼女はユナイテッド・エージェンツのリンディ・キングの目に止まった[5]

彼女の姉妹のココ・フェネルはファッションデザイナーである[6][7]。父はジュエリーデザイナーのテオ・フェネル英語版、母は作家のルイーズ・フェネル(旧姓マグレガー)である[8]

キャリア

要約
視点

女優

フェネルはサイモン・バード英語版ジョー・トーマス英語版ジョニー・スウィート英語版と共にチャンネル4のシットコム『Chickens』に出演した。その後に彼女はBBC Oneのシリーズ『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語英語版』のパッツィ・マウント役にキャスティングされ[9]、ブロンドの髪を赤く染めた[10]。他に彼女は『アルバート氏の人生』(2011年)、『アンナ・カレーニナ』(2012年)、『リリーのすべて』(2015年)、『Vita & Virginia』(2018年)といった映画にも出演した。

2018年10月23日、フェネルがNetflixのシリーズ『ザ・クラウン』の第3シーズンにカミラ・シャンド役で出演することが明らかとなった[11]。フェネルは自身の監督デビュー映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』にも端役で出演している。

作家・監督

2008年にフェネルは映画脚本(マドリン・ロイド・ウェバーと共同制作)の執筆を依頼された。『Chukka』と題されたこの作品はティーンエイジャーのグループのロマンティックコメディであった[5]

フェネルの処女小説である児童向けファンタジー『Shiverton Hall』は2013年1月にブルームズベリー・チルドレンズ・ブックス英語版より出版された[12][13]。その前の2012年12月にはブルームズベリーUSAより電子書籍が出版された[13]

続編となる『The Creeper』は2014年半ばに出版された。ISFDBによりこれらは『Shiverton Hall』シリーズとしてまとめられた[13]。その本は2014年にウォーターストーンズ児童文学賞英語版の最終選考に残った。2015年9月には彼女にとって初の成人向けホラーとなる『Monsters』を出版した[14][15]

2018年7月、フェネルは親友のフィービー・ウォーラー=ブリッジによって彼女に代わってBBCアメリカのシリーズ『キリング・イヴ/Killing Eve』の第2シーズンのヘッドライターに起用された。フェネルはそのシーズンで6話分の脚本を書いた[16]。フェネルはまた番組のエグゼクティブ・プロデューサーの1人を務めた[17]。第2シーズンは2019年4月に放送が始まった[18]。フェネルは第2話「キレイだね」により第71回プライムタイム・エミー賞のドラマシリーズ脚本賞にノミネートされた[19]

2019年1月、フェネルがキャリー・マリガン出演のコメディ・スリラー映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の脚本・監督を務めることが発表された[20]。2019年3月に撮影が始まった[21]。フェネルは23日間の撮影中に妊娠7か月であった[22]。『プロミシング・ヤング・ウーマン』は2020年サンダンス映画祭英語版で初上映された[23]。批評家には高く評価され、2021年4月時点でRotten Tomatoesでの支持率は90%となっている[23]。この映画を彼女はマーゴット・ロビーとその製作会社のラッキーチャップ・エンターテインメント英語版と共に製作した。この映画は第93回アカデミー賞作品賞監督賞脚本賞を含む5部門で候補に挙がった。フェネルはアカデミー賞監督賞の候補者となった史上7人目の女性であり、また史上初の英国人女性となった。また同年にはクロエ・ジャオも監督賞候補に挙がっており、同年に2人の女性の監督賞候補者が出現した最初の例となった[24]。この映画によりフェネルは放送映画批評家協会賞オリジナル脚本賞と全米脚本家組合賞オリジナル脚本賞を受賞し、アカデミー脚本賞にも輝いた。

2020年1月、アンドルー・ロイド・ウェバーが2021年5月にロンドンで開演予定のミュージカル『シンデレラ』でフェネルとコラボレーションすることが報じられた[25]

2021年3月22日、DCエクステンデッド・ユニバースに属する『ザターナ』の映画の脚本をフェネルが執筆することが報じられた[26]

私生活

映画・広告監督、プロデューサーのクリス・ヴァーノンとパートナー関係にある。2019年に2人のあいだに息子が生まれた[27][22]

フィルモグラフィ

映画

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テレビシリーズ

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ビブリオグラフィ

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受賞とノミネート

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参考文献

外部リンク

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