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オヒョウ

カレイ科の海水魚 ウィキペディアから

オヒョウ
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オヒョウ巨鮃大鮃 : halibut)は、カレイ目カレイ科オヒョウ属の海水魚であり、形状や生態はヒラメに似ているものの1mを超える大型のカレイの仲間である。

概要 オヒョウ属, 分類 ...
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概要

世界には複数の種が存在し、日本の北洋からオホーツク海大西洋ベーリング海北極海などの冷たい海の水深400mから2000m付近の大陸棚に生息する。日本近海では東北地方以北の各地と日本海北部に、タイヘイヨウオヒョウ Hippoglossus stenolepis が生息している。魚やカニを食べる。活発に泳ぎ、長い距離を回遊しながら暮らす、回遊魚である。

全長は1-2m以上で大きいものは3m、体重は200kgを超える。但しこのサイズになる大物はメスであり、オスは大きくてもメスの1/3程度の大きさにしかならない。目のある側は暗褐色で、反対側は白色。寿命はメスが40年、オスが30年近くである。

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本種はカレイ目で最大の種類で、体長2mを超える場合もある。(右は身長150cmのフィオレロ・ラガーディアニューヨーク市長、1939年撮影)

中には150歳を超える寿命をもつものも生息する[1]。 肉食で獰猛なため釣り上げた時に暴れ、漁師が怪我をすることもある。餌にはヒラメ、エビ、タコ、イカ、スケトウダラ、アジ等が用いられる。

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利用

身は良く締まった白身で、脂肪が少なく淡白な味わいがある。

刺身で食べられるほか、ムニエルフライなどでも食べられる。フィッシュ・アンド・チップスはイギリスを代表する庶民料理として人気がある。日本では大味と言われ、カレイと比べてあまり高く評価されていないため、比較的安い市場価格で流通している。

回転寿司ではえんがわとして提供されることも多い(ヒラメ代用魚として)。

ビタミンAおよびビタミンDが豊富で、肝臓からは肝油がとられる。

主な種類

英語でオヒョウはhalibut(ハリバット)であるが、halibutにはカラスガレイ属グリーンランドハリバット Reinhardtius hippoglossoides標準和名カラスガレイ)や、ヒラメ科ヒラメ属カリフォルニアハリバット Paralichthys californicus など、オヒョウ属でない魚も含まれている。halibutはカレイ目の大型魚に幅広く付けられた呼称である。

漢字ではオヒョウは「巨鮃、大鮃」(大きなヒラメの意味)や「巨兵、大兵」と書かれる。

脚注

外部リンク

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