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オーパイ
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オーパイ株式会社は、かつて総合飲料メーカーとして営業していた企業である。
特徴
乳酸飲料「オーパイ」を初めとする清涼飲料水のほか、ゼリー、冷菓、みりん風調味料などの製造販売を行っていた。さらにガラス瓶、ペットボトルなどの卸売を手掛けていた時期もある。
同社のみりん風調味料は
で知名度が高く[1]、同社は日本で4位のシェアを持っていた(1991年時点)。
CMには広島出身のフリーアナウンサーでタレントの柏村武昭が出演していた時期もあった。
ちなみに社名のオーパイは「王様の杯」を意味する造語である。乳酸飲料から誤解されやすいが、おっぱいとは関係がない。
「王様の杯」→「王(の)杯」→「オウパイ」→「オーパイ」
歴史、沿革
1963年、ガラス瓶卸売業者「株式会社清水商店」の子会社として広島県広島市に設立された。主に西日本で営業を行っていたが、1988年、群馬県利根郡月夜野町(後のみなかみ町)に関東工場を新設[2]し、東日本に進出。他の飲料メーカーや流通業者向けのOEM商品も手掛けて事業を拡大していった。1994年には清水商店と合併している。
1997年度には売上高が127億円に達したが、同年、経営者が交通事故のため急逝。翌年から自社製品の売上不振などが原因[3]で赤字に転落。不採算部門からの撤退などを進めたものの、2000年、資金繰りが悪化し民事再生法の適用を申請した。
その後、広島県内の資産を売却して本社を関東工場内へ移し、一時は250種以上あった自社ブランド商品の多くを生産中止として、OEM専業メーカーに近い形でペットボトル飲料の製造を続けた。2004年に再生手続きを終結したものの、受託先の飲料メーカーが製品の内製化を進めるなどして受注が減少[4]し、2007年3月には再び民事再生法の適用を申請するに至る。同年6月にハルナビバレッジ株式会社と事業譲渡契約を結び、土地建物、設備、従業員等がハルナビバレッジが新たに設立した子会社「タニガワビバレッジ」へ引き継がれることとなった。
株式会社清水商店
- 1948年 - 広島県呉市に設立される。
- 1988年 - 群馬県利根郡月夜野町(後のみなかみ町)に関東工場を新設する。
- 1994年 - オーパイ株式会社と合併する。
オーパイ株式会社
- 1963年 - 株式会社清水商店の子会社として、広島県広島市に設立される。
- 1994年 - 清水商店と合併する。本社を呉市におく。
- 2000年 - 民事再生法の適用を申請する。
- 2002年 - 本社を月夜野町に移転する。
- 2004年 - 本社敷地内にマルサンアイ株式会社関東工場が建設される。
- 同年 - 再生手続き終結の決定を受ける。
- 2007年 - 民事再生法の適用を申請する。
- 同年 - ハルナビバレッジ株式会社と事業譲渡契約を結ぶ。
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商品
同社が自社ブランドで発売していた商品の一部を列挙する。
清涼飲料等
氷菓用キャンディー(ポリドリンク)
- フルーツたっぷり100%
- フルーツミックス100
- クリームソーダ
- ポンタロー
- ピンタロー
- ポッキンサワー
- 甘味処 しるこ風味
- バーバパパフルーツ50、バーバパパミルク入り
- 夏いただき!すいか&メロン
- ぶどうたっぷり100%、マスカットたっぷり100%、りんごたっぷり100%、パイナップルたっぷり100%
ゼリー
- くるりんフルーツ・ごっくんゼリー
- 甘味処 くずもちゼリー
- バーバパパフルーツゼリー
- 巨峰&マスカット
- ラムネゼリー
- しそゼリー
調味料
- 料理味(みりん風調味料)
- 料理酒(醸造調味料)
- 煮物だし(液体調味料)
関連企業
- サボリー株式会社 - 健康飲料などを発売していた。本社は群馬県月夜野町(1997年時点)。
脚注
外部リンク
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