トップQs
タイムライン
チャット
視点

クワイトファイン

ウィキペディアから

クワイトファイン
Remove ads

クワイトファイン日本競走馬種牡馬である。

概要 クワイトファイン, 欧字表記 ...

来歴

トウカイテイオー、母オーロラテルコの牡馬鹿毛

2024年12月現在、父トウカイテイオーの唯一の後継種牡馬であり、日本国内の内国産種牡馬としては唯一のヘロド系種牡馬でもある。(同じヘロド系であったギンザグリングラスは2023年12月に心不全で死亡)(2025年よりヘロド系のパールシークレットが日本国内で種牡馬として繁養される見込み)

2012年5月14日、北海道門別競馬場でデビュー。その後、福山競馬を経て、2013年に名古屋競馬にて初勝利を挙げる。

その後、南関東浦和競馬、オーナー交代とともに船橋競馬に移籍、金沢競馬での「楽天特産品キャンペーン実施中!賞」の10着を最後に競走馬を引退、生涯戦績142戦6勝。2020年現在は、北海道新冠町のクラックステーブルに滞在している。

種牡馬としての活動

要約
視点

以下、基本的に産駒の情報は種付け年を基準として扱う。

種牡馬登録まで

2019年11月17日より、種牡馬入りを目指してクラウドファンディングが開始された[1][2]。2020年1月8日に目標額を達成したことがプロジェクトのツイッターアカウントにより発表され、種牡馬入りすることが決定した[3]

2020年

2020年の種付け頭数は2頭[4]であり、うちキネオスイトピーが3回目の種付けで受胎、鹿毛の牝馬を出産したが2021年7月27日に病気のため死去している[5][6]

当初、種牡馬登録は原則2020年度のみの予定であり、希望があれば翌年度以降も継続するとされていたが、その後1人の馬主から2020年をもって引退する牝馬をトレードする予定であることが発表、2021年度も引き続き種牡馬登録されることとなった[7]

2021年

2021年は3頭に種付けし内2頭が受胎した[6]。翌年それぞれ牝馬を出産しており、定期登録審査を完了している[8][9][10]

クワイエットエニフ(バトルクウ2022、幼名:カカラ)は産まれたメイタイファームから吉澤ステーブルに移り、競走馬としての育成を開始[11]。大井競馬場、真島大輔厩舎に入厩が決まった[12]。2025年4月14日、西啓太騎手騎乗にてデビューするも結果は6着となった[13]

テイオーノユメ(ママテイオーノユメ2022)は所有者が異なるが、こちらも地方競馬へ登録、能力検査を合格し競走馬として登録された[14][15]。なお、出走成績は11戦0勝[16]で、乗馬への転向が馬主より発表された[17]

2022年

2022年も引き続き種牡馬登録され、4頭に種付けしすべて受胎に成功。翌年3頭が続けて牝馬を出産したが、ママテイオーノユメ(父:ヴァンセンヌ、母父:トウカイテイオー)が牡馬を出産した[18]

バトルクウ2023はサマーセールにて(株)ビープロジェクトが110万円で落札[19][20]。ベラジオノユメと名付けられ、門別競馬場、田中淳司厩舎に登録され、能力試験に合格している[21][22]

所有者の異なる2023年度産駒はそれぞれ、ドリームテイオー(牡馬:ママテイオーノユメ2023)[23]、イットールビー(牝馬:イットーイチバン2023)[24]、と名付けられている。また、ガレットデロワ2023は中央競馬へのデビューが予定されている。

2023年

2023年も引き続き種牡馬登録され、2頭に種付けしたが[25]、受胎に成功したのは前年に続き2度目の種付けとなったガレットデロワのみだった[26]

翌年ガレットデロワは牝馬を出産[27]

なお、12月22日にギンザグリングラスが死去したため、この時点で国内唯一のヘロド系直系種牡馬となった。

2024年

2024年も引き続き種牡馬登録され、バトルクウとさらにもう一頭へ種付けを行ったが、受胎に成功したのはバトルクウのみとなった[28]

翌年バトルクウは牡馬を出産[29]。馬主所有の幼駒としては初めての牡馬となり、プロジェクト内でトウカイテイオーの血統が繋がることになった。このバトルクウ2025は馬主より共同所有の方針であることが発表されている(2025年3月23日時点、この共同所有はいわゆるクラブ等の一口所有ではなく、地方馬主資格所有者向けの1/20所有)[30]

なお、2025年よりヘロド系直系種牡馬であるパールシークレットがアロースタッドに繁養される見込みとなったため、唯一のヘロド系種牡馬ではなくなる[31]

2025年

2025年も引き続き種牡馬活動を行っており、アナモリに種付けを行ったことが発表されている(なお例年種付けを行っていた馬主所有のバトルクウにはパールシークレットが種付けされたことが発表されている)。

Remove ads

血統

血統表

クワイトファイン血統(血統表の出典)[§ 1]
父系パーソロン系
[§ 2]

トウカイテイオー
1988 鹿毛
父の父
シンボリルドルフ
1981 鹿毛
*パーソロン Milesian
Paleo
スイートルナ スピードシンボリ
ダンスタイム
父の母
トウカイナチュラル
1982 鹿毛
*ナイスダンサー Northern Dancer
Nice Princess
トウカイミドリ *ファバージ
トウカイクイン

オーロラテルコ
1998 鹿毛
ミスターシービー
1980 黒鹿毛
トウショウボーイ *テスコボーイ
*ソシアルバターフライ
シービークイン *トピオ
メイドウ
母の母
オーロラシロー
1982 栗毛
シンザン *ヒンドスタン
ハヤノボリ
ヤノセイラン タニノムーティエ
レデイロック
母系(F-No.) レデイアリス系(FN:3-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Princely Gift:5×5=6.25% [§ 4]
出典

血統内に日本ダービー馬が5頭(ヒサトモを含めれば6頭)入っている。4代母レデイロックは第60回天皇賞(秋)を勝利したメジロタイヨウの全妹。クワイトファインの同血統の全姉(キューティホーク、ハツネ)がおり、繁殖入りしている。2代母オーロラシローの孫にニシノチャーミーがいる。

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads