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シカゴピザファクトリー

日本の宅配ピザチェーン ウィキペディアから

シカゴピザファクトリー
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シカゴピザは、日本の宅配ピザチェーンのひとつである。2023年6月からは宮城県仙台市に本社をおく株式会社ストロベリーコーンズが展開している。本項では、2023年3月まで事業を行っていた株式会社シカゴピザについても記述する。

概要 種類, 市場情報 ...
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概要

要約
視点

ピザ生地などを生産するメーカー「トロナジャパン」の一部門が1986年に、東京都渋谷区で宅配店舗の1号店として「シカゴピッツァファクトリー渋谷店」をオープンした[2][3]

「シカゴピザ」の名称は、当社では「リトルイタリーピザ」と称するシカゴにあるリトル・イタリー英語版のアメリカ風ピザに由来する。提供されているものはアメリカンピザやニューヨーク風ピッツァが中心で、いわゆる「シカゴ風ピザ」「ディープディッシュピザ」と称される、具が多く詰まった厚みのあるピザパイは提供していなかった。

トロナはアイスクリーム卸業最大手である藤三商会の完全子会社であったが、藤三商会は2003年10月に負債総額590億円で民事再生法に基づく再生手続を開始するも、支援企業が見つからずに清算された。トロナも倒産を危ぶまれ、伊藤忠商事森永乳業の支援で事業を継続したが業績は伸びず、2006年8月にすき家などを経営するゼンショー事業譲渡された。

宅配ピザチェーン業務に専念するため、2008年4月に株式会社トロナジャパンから分社して株式会社シカゴピザ(初代)として事業を開始した。2011年7月にゼンショーがシカゴピザの全株式を投資銀行であるリサ・パートナーズ[注 1]に譲渡[4]し、ゼンショーグループから離脱した。トロナジャパンは冷凍食品卸・通信販売取扱いとしてゼンショーグループに残留した。「シカゴピザファクトリー」の既存店舗が兼業する、宅配丼物チェーン「どんぶり名人」事業を2012年に開始した。

リサ・パートナーズはシカゴピザ(初代)の全株式を譲渡する事になり、取引銀行の支援の下で2015年6月に株式会社CPFを設立[1]。CPFは2016年1月1日付でシカゴピザ(初代)を吸収合併した上で、CPFの商号を株式会社シカゴピザ(2代)へ変更した[5]

フランチャイズにより店舗数は一時は300近くまで増加したが、近年は同業他社の競合に押されて店舗数は激減した。2023年3月14日以降各店舗を臨時休業[6]して事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任したと報じられる[7]。人件費高騰に伴う資金繰り悪化が要因とされ、負債額約15億円と報じられている[8][9]3月20日大阪地裁へ自己破産を申請し、同日保全管理命令を受けた[10][2]

一部のフランチャイズ店は保全管理人の下で運営していたが、2023年5月8日に大阪地裁から破産手続開始決定を受けた[1]。シカゴピザは、宅配ピザチェーン「シカゴピザファクトリー」「シカゴデリータ」、ピザ・パスタのファーストフード店「ボーノ!シカゴ」を運営していた。

シカゴピザの商標や一部事業は、破産管財人からストロベリーコーンズへ譲渡された。ストロベリーコーンズは、2023年6月から西日本を中心に「シカゴピザ」ブランドでの店舗展開を開始した。ストロベリーコーンズは「ナポリの窯」との併設店舗を開業させるなど、店舗が少ない西日本へ本格進出を図るとしていた[11]

店舗数は事業停止前の2023年1月には「シカゴピザ」が51、「シカゴデリータ」が18あったが[12]、事業譲渡後の2024年1月には17と大きく数を減らした[13]。2025年5月時点で11店舗となっている。この11店舗はすべて「ナポリの窯」との併設店舗となっており、メニューもナポリの窯に準拠している。また5店舗は「どんぶり名人」との併設でもある[14]

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その他

脚注

外部リンク

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