ジェントルメン (競走馬)

ジェントルメン (Gentlemen) ^[2]は、アルゼンチン生産の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に1997年のピムリコスペシャルハンデキャップ、ハリウッドゴールドカップ、パシフィッククラシックステークス、1995年の2000ギニー大賞、ポージャ・デ・ポトリロス、ナシオナル大賞など。

ジェントルメン
欧字表記	Gentlemen[1][2]
品種	サラブレッド[1][2]
性別	牡[1][2]
毛色	栗毛[1][2]
生誕	1992年10月1日[1]
父	Robin des Bois[1][2]
母	Elegant Glance[1][2]
母の父	Loose Cannon[1][2]
生国	アルゼンチン[1][2]
生産者	Haras de la Pomme[1]
馬主	Randall Dee Hubbard[1]
調教師	Richard Mandella（アメリカ）[1]
競走成績
生涯成績	24戦13勝[1][2]
獲得賞金	3,608,558ドル[1]
勝ち鞍 GI ピムリコスペシャルハンデキャップ 1997年 GI ハリウッドゴールドカップ 1997年 GI パシフィッククラシックステークス 1997年 GI 2000ギニー大賞 1995年 GI ポージャ・デ・ポトリロス 1995年 GI ナシオナル大賞 1995年 GII サイテーションハンデキャップ 1996年 GII サンアントニオハンデキャップ 1997、1998年 GIII ベイメドウズハンデキャップ 1996年 GIII ネイティヴダイヴァーハンデキャップ 1996年

経歴

• 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE^[1]

1995年6月10日、サンイシドロ競馬場での未勝利戦でデビューし2着ののち、2戦目で初勝利を挙げると翌戦2000ギニー大賞で優勝。クラシック戦線に向かい、ポージャ・デ・ポトリロス1着、ジョッキークラブ大賞4着、ナシオナル大賞1着として二冠馬となった。

1996年にカリフォルニア州のリチャード・マンデラ厩舎に移籍。アローワンス競走を2戦して6着、1着となったのち、G3競走ベイメドウズハンデキャップ（英語版）でアメリカでの初重賞制覇を達成し、続くサイテーションハンデキャップ、ネイティヴダイヴァーハンデキャップ（英語版）をも勝って1996年のシーズンを終え、翌1997年も初戦のサンアントニオハンデキャップ（英語版）でアルファベットスープの追い上げを抑えて逃げ切り、年をまたいでの連勝を継続。次走のサンタアニタハンデキャップでサイフォンの3着に終わって連勝が途絶えたが、5月のピムリコスペシャルハンデキャップでは前年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬スキップアウェイの追い上げを封じてアメリカでの初のG1競走制覇とした。夏にはハリウッドゴールドカップ、パシフィッククラシックステークスも勝ってG1競走3連勝とする。ウッドバイン競馬場に遠征してのウッドバインマイル5着のあと休養に入った。1998年も前年に引き続いてサンアントニオハンデキャップから始動して連覇を達成したが、続くサンタアニタハンデキャップでは4頭立ての最下位に終わり、前年に勝ったハリウッドゴールドカップとパシフィッククラシックステークスも連覇ならず3着、2着にとどまった。ウッドワードステークス2着、ジョッキークラブゴールドカップステークス2着を経て80万ドルの追加登録料を支払いブリーダーズカップ・クラシックに出走したが、レース中に鼻出血を起こして競走を中止^[3]。このレースを最後に競走生活から引退した。

競走成績

以下の内容は、EQIBASE^[1]の情報および記載法に基づく。

出走日	競馬場	競走名	格	距離	着順	騎手	着差	1着（2着）馬
1995.06.10	サンイシドロ	未勝利		芝1600	2着	J. バルディビエソ	1馬身	Tusyn
1995.06.26	サンイシドロ	未勝利		芝1600	1着	J. バルディビエソ	9馬身	（Potritio）
1995.08.05	サンイシドロ	亜2000ギニー	G1	芝1600	1着	J. ヘレラ	アタマ	（Espirro）
1995.09.09	パレルモ	ポージャ・デ・ポトリロス	G1	D1600	1着	J. ヘレラ	2馬身1/2	（Munecote）
1995.10.07	サンイシドロ	亜ジョッキークラブ大賞	G1	芝2000	4着	J. ヘレラ	5馬身	Espirro
1995.11.04	パレルモ	ナシオナル大賞	G1	D2500	1着	J. ヘレラ	1馬身1/2	（Flirteando）
1996.06.19	ハリウッドパーク	アローワンス		D8.5f	6着	C. ナカタニ	10馬身	Dramatic Gold
1996.07.27	デルマー	アローワンス		芝8.5f	1着	C. ナカタニ	1馬身1/4	（Dernier Empereur）
1996.09.28	ベイメドウズ	ベイメドウズH	G3	芝9f	1着	C. ナカタニ	6馬身	（Party Season）
1996.11.03	ハリウッドパーク	サイテーションH	G2	芝9f	1着	G. スティーヴンス	2馬身1/2	（Smooth Runner）
1996.12.22	ハリウッドパーク	ネイティヴダイヴァーH	G3	D9f	1着	G. スティーヴンス	9馬身	（Dramatic Gold）
1997.02.02	サンタアニタ	サンアントニオH	G2	D9f	1着	G. スティーヴンス	3/4馬身	（Alphabet Soup）
1997.03.02	サンタアニタ	サンタアニタH	G1	D10f	3着	G. スティーヴンス	3馬身	Siphon
1997.05.01	ピムリコ	ピムリコスペシャルH	G1	D9.5f	1着	G.ス ティーヴンス	1/2馬身	（Skip Away）
1997.06.29	ハリウッドパーク	ハリウッド金杯	G1	D10f	1着	G. スティーヴンス	4馬身	（Siphon）
1997.08.09	デルマー	パシフィッククラシックS	G1	D10f	1着	G. スティーヴンス	2馬身3/4	（Siphon）
1997.09.02	ウッドバイン	ウッドバインマイル	L/加G2	芝8f	5着	G. スティーヴンス	3馬身	Geri
1998.02.07	サンタアニタ	サンアントニオH	G2	D9f	1着	G. スティーヴンス	6馬身	（Da Bull）
1998.03.07	サンタアニタ	サンタアニタH	G1	D10f	4着	P. デイ	7馬身3/4	Malek
1998.06.28	ハリウッドパーク	ハリウッド金杯	G1	D10f	3着	G. スティーヴンス	2馬身3/4	Skip Away
1998.08.15	デルマー	パシフィッククラシックS	G1	D10f	2着	C. ナカタニ	4馬身	Free House
1998.09.19	ベルモントパーク	ウッドワードS	G1	D9f	2着	C. ナカタニ	1馬身3/4	Skip Away
1998.10.01	ベルモントパーク	ジョッキークラブ金杯	G1	D10f	2着	C. ナカタニ	5馬身1/2	Wagon Limit
1998.11.07	チャーチルダウンズ	ブリーダーズカップ・クラシック	G1	D10f	中止	C. ナカタニ	-	Awesome Again

引退後

引退後は1999年よりケンタッキー州レキシントンのウォルマックファームに繋養され、2006年よりカリフォルニア州のアップルバイトファームに移動した^[4]。

血統表

ジェントルメンの血統			（血統表の出典）[§ 1]
父系	ヌレイエフ系			[§ 2]
父 Robin des Bois 1987 鹿毛 アメリカ	父の父 Nureyev 1977 鹿毛 アメリカ	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Special	Forli
			Thong
	父の母 Rare Mint 1978 栗毛 アメリカ	Key to the Mint	Graustark
			Key Bridge
		Another Treat	Cornish Prince
			Rare Treat
母 Elegant Glance 1986 栗毛 アメリカ	母の父 Loose Cannon 1980 栗毛 アメリカ	Nijinsky	Northern Dancer
			Flaming Page
		Java Moon	Graustark
			Golden Trail
	母の母 Hidden Glance 1976 栗毛 アメリカ	Gentle Smoke	Gentle Art
			Smoke Veil
		Mesmerize	Francis S.
			Any Port
母系(F-No.)	(FN:7-a)			[§ 3]
5代内の近親交配	Northern Dancer 3 x 4 = 18.75%、 Graustark 4 x 4 = 12.50%			[§ 4]
出典	[5] [6] [5] [5][6]