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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
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『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(原題: Scott Pilgrim vs. the World)は、2010年の カナダ、アメリカ合衆国・日本・イギリス合作による映画。原作はブライアン・リー・オマリーによるカナダのコミック作品『スコット・ピルグリム』 (Scott Pilgrim) である。
映画版キャストが続投するアニメシリーズ『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』が2023年よりNetflixで配信されている。
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ストーリー
カナダのトロントで売れないバンド”セックス・ボブオム”のベーシストである22歳のスコット・ピルグリムは、中国系の女子高校生ナイブスと付き合いはじめた。しかし、ある日ニューヨークから引っ越してきたラモーナという女の子にひと目ぼれし、彼女とも付き合うことになる。その後、地元のバンド大会に出場したスコットは、空から降りてきたラモーナの邪悪な元カレ、マシュー・パテルと突然戦うことになる。パテルを倒したスコットはラモーナから、「自分と付き合うためには7人の邪悪な元カレ軍団と戦わなければならない」と告げられる。
キャスト
括弧内はBD・DVDの日本語吹き替えキャスト
- スコット・ピルグリム - マイケル・セラ(水島大宙)
- ラモーナ・フラワーズ - メアリー・エリザベス・ウィンステッド(本田貴子)
- ウォレス・ウェルズ - キーラン・カルキン(野島健児)
- ルーカス・リー - クリス・エヴァンス(間宮康弘)
- ステイシー・ピルグリム - アナ・ケンドリック(大倉彩)
- キム・パイン - アリソン・ピル(冠野智美)
- トッド・イングラム - ブランドン・ラウス(松田健一郎)
- ギデオン・グレイヴズ - ジェイソン・シュワルツマン(桐本琢也)
- エンヴィー・アダムズ - ブリー・ラーソン(楠見藍子)
- ジュリー・パワーズ - オーブリー・プラザ(永田亮子)
- ニール - ジョニー・シモンズ(落合佑介)
- スティーヴン・スティルス - マーク・ウェバー
- ロキシー・リヒター - メイ・ホイットマン
- ナイブス・チャウ - エレン・ウォン
- カイル・カタヤナギ - 斉藤慶太
- ケン・カタヤナギ - 斉藤祥太
- マシュー・パテル - サティヤ・バーバー
- マイケル・コモー - ネルソン・フランクリン
- タマラ・チェン - シャンテル・チュン
- スコット2号 - ベン・ルイス
- サンドラ - クリスティナ・ベシチ
- モニカ - イングリッド・ハース
- パーティ参加者 - マーリー・オット
- パーティ参加者 - ウィル・ボウズ
- パーティ参加者 - セリーヌ・ルパージュ
- パーティ参加者 - マーク・レロイ
- ジミー - キャルタン・ヒューイット
- 促進者 - マット・ワッツ
- ルーク・"クラッシュ"・ウィルソン - エリック・ナドセン
- ジョエル・マクミラン - モーリー・W・カウフマン
- トリシャ・"トラシャ"・ハ - アビゲイル・チュウ
- 鬼のヒップスターの女ちゃん - クリスティーン・ワトソン
- 映画監督 - ドン・マッケラー
- ウィニフレド・ヘイリー - エミリー・カッシー
- グーン - ユング ユル・キム
- リネット・ガイコット - テネシー・トーマス
- 誰か - マイケル・ラザロヴィチ
- ロリポップのヒップスター - ジョン・パトリック・アメドリ
- エレベーターのヒップスター - ジョー・ディニコル
- エレベーターのヒップスター - クレイグ・ストリックランド
- 声 - ビル・ヘイダー
- 完全菜食主義者の警官 - クリフトン・コリンズ・Jr(クレジットなし)
- 完全菜食主義者の警官 - トーマス・ジェーン(クレジットなし)
- パーティ参加者 - タラ・メイソン
- リーズ・パレスのパトロン - ダン・クリストフォリ(クレジットなし)
- リーズ・パレスのパトロン - ホープ・ラーソン(クレジットなし)
- リーズ・パレスのパトロン - ブライアン・リー・オマーリー(クレジットなし)
- クラブ常連客 - アレクザンダー・ナリジニ(クレジットなし)
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製作
要約
視点
原作者のブライアン・リー・オマリーが原作第1期を完了させた後、出版社のオニ・プレスとプロデューサーのマーク・プラットによる映画化企画が始まった[2]。ユニバーサル・スタジオは『ショーン・オブ・ザ・デッド』を完成させた直後のエドガー・ライト監督と契約した[2][3]。2005年5月には、脚本家のマイケル・バコールが雇われた[3]。2009年1月までにはキャスティングを終え、映画のタイトルをScott Pilgrim vs. the Worldに正式決定した[4]。
コミックの完結編の発表よりも早く脚本が書き上がり、撮影が始まったため、原作とは異なる結末となる[5]。
撮影は2009年3月にカナダのトロントで始まり[6][7]、8月に完了した[8]。
音楽
ベック、メトリック、ブロークン・ソーシャル・シーン、ブルートーンズ、コーネリアスらがサウンドトラックとして楽曲を提供し、レディオヘッドのプロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチが音楽監督を勤める[9][10]。また、他に『ゼルダの伝説』の音楽がBGMとして使われている。エドガー・ライトは、音楽の使用許可を得るために任天堂に映画のクリップを送り 、「彼の世代の童謡」と評した手紙を書いた[11]。
サウンドトラック
サウンドトラック盤『Scott Pilgrim vs. the World: Original Motion Picture Soundtrack』が、2010年8月10日にアメリカでアブコ・レコードより、CDとレコードで発売された[12][13][14]。また、同年9月7日にデラックス版が発売された[12]。
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公開・メディア展開
2010年7月22日のコミコン・インターナショナルでパネルが展示され、エドガー・ライトが選ばれた観客たちを映画のスクリーニングに招待した[16]。また、7月27日のモントリオールのファンタジア映画祭や8月15日のロンドンのムービー・コンIIIでも上映された[17][18]。
宣伝
2010年3月25日にティーザー予告が公開された[19]。5月31日には第2弾が公開され、ザ・ティン・ティンズ、LCDサウンドシステム、ビー・ユア・オウン・ペット、CORNELIUS、ブラッド・レッド・シューズ、プロディジーの音楽が使われた[20]。
MTVムービー・アワード2010ではスコット・ピルグリムとルーカス・リーが対峙し、戦い始める場面のクリップが公開された[21]。
ゲーム
→詳細は「スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド: ザ・ゲーム」を参照
映画版に基づいたコンピュータゲーム『スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド: ザ・ゲーム』が発売された。ユービーアイソフト・モントリオールが製作し[22]、アナマナグチによる音楽とポール・ロバートソンによる2Dが使われている[23]。
ホームメディア
日本での公開状況
2010年8月15日、日本公開が決定したと報じられた[26]が、その後北米での興行失敗のために危うくなり、同年9月より映画ライターのわたなべりんたろうによる署名活動が開始された[27]。翌2011年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で先行上映された後、一般劇場で公開されることが発表された[28]。配給・宣伝をするアステアによると、シネマライズが本作を上映したがっていたこと、署名活動が行われていたこと、『キック・アス』の日本興行が成功したことが上映決定の背景にある[29]。
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評価
興行成績
2010年8月13日に北米2818館で公開がスタートした[1][30]。公開初週末3日間で約1050万ドルを稼ぎ、初登場5位の成績となり[1][31]、2週目には10位となった[32]。
イギリスでは408館で公開され、公開初週末3日間で約160万ポンドを稼いで初登場2位となった[33]。
批評家の反応
IGNでは本作を「ファニーでオフビート」と評され、「任天堂とMTVで育った我々ワイヤードな世代の人間にはベストだ」として10点満点で8点を与えた[34]。
Rotten Tomatoesでは、81%(229名中185名)の評論家が本作に肯定的な評価を下し、また平均点は10点満点で7.5点となった[35]。
Metacriticでの平均スコアは38のレビューで100点満点中69点となった[36]。
オースティン映画批評家協会の年間トップ10では第10位だった。
受賞歴
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出典
外部リンク
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