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スパイラル 〜推理の絆〜

漫画 ウィキペディアから

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スパイラル 〜推理の絆〜』(スパイラル すいりのきずな)は、原作:城平京・作画:水野英多漫画作品。またこれを原作とする小説アニメおよびドラマCD作品である。漫画は『月刊少年ガンガン』で1999年9月号から2005年11月号まで連載された[1]。2019年4月時点でコミックス累計発行部数は520万部を突破している[2]

概要 スパイラル 〜推理の絆〜, ジャンル ...

連載当初は本格的推理漫画であったが、後半になると「『ブレード・チルドレン』と呼ばれる常人より優れた体力、知力を持った少年少女たちとの戦い」、および「天才と呼ばれる歩の兄、鳴海清隆と歩の兄弟の心理的葛藤」がメインテーマとなっている。各話のサブタイトルは往年のSF小説などをもじったものが多い[3]

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あらすじ

月臣学園1年生の鳴海歩はある日、校舎の屋上から一人の少女が転落するのを目にする。その事件をきっかけに、歩は同じ学園の先輩である結崎ひよのとともに、「ブレード・チルドレン」と呼ばれる特殊な境遇の少年・少女たちの謎を追うこととなった。その過程で、歩は失踪した兄・鳴海清隆に対する複雑な感情と向き合うことになる。

登場人物

鳴海 歩(なるみ あゆむ)
本編の主人公。月臣学園1年生。クールな美少年。兄の清隆に対するコンプレックスから閉塞的な性格をしている。
結崎 ひよの(ゆいざき ひよの)
本編のヒロイン。歩と同じ月臣学園に通う高校2年生で、新聞部部長。誰に対しても丁寧語を用い、性格も悪くはないが、手段を選ばない一面があるなど、少々腹黒い。
鳴海 まどか(なるみ まどか)
警察官。歩の初恋の相手であるとともに義理の姉である。歩と同居している。美人だが、性格はガサツ。
鳴海 清隆(なるみ きよたか)
警察官。歩の兄で、まどかの夫である人物。あらゆる事に驚異的な才能を持っているが、突然、歩たちの前から姿を消した。

書誌情報

  • 城平京(原作) / 水野英多(作画) 『スパイラル 〜推理の絆〜』 エニックス→スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックス〉、全12巻
    1. 2000年3月22日初版発行、ISBN 4-7575-0175-7
    2. 2000年8月22日初版発行、ISBN 4-7575-0271-0
    3. 2001年1月22日初版発行、ISBN 4-7575-0370-9
    4. 2001年7月22日初版発行、ISBN 4-7575-0468-3
    5. 2001年11月22日初版発行、ISBN 4-7575-0557-4
    6. 2002年5月22日初版発行、ISBN 4-7575-0678-3
    7. 2002年10月22日初版発行、ISBN 4-7575-0790-9
    8. 2003年2月22日初版発行、ISBN 4-7575-0854-9
    9. 2003年8月22日初版発行、ISBN 4-7575-0982-0
    10. 2004年1月22日初版発行、ISBN 4-7575-1099-3
    11. 2004年5月22日初版発行、ISBN 4-7575-1186-8
    12. 2004年9月22日初版発行、ISBN 4-7575-1252-X
    13. 2005年5月22日初版発行、ISBN 4-7575-1366-6
    14. 2005年10月22日初版発行、ISBN 4-7575-1521-9
    15. 2006年2月22日初版発行、ISBN 4-7575-1605-3

スパイラル・アライヴ

漫画版本編の「サイドストーリー」にあたり、相互に独立して読めるようになっている[4]

小説

『小説 スパイラル〜推理の絆〜』のタイトルで2001年から2004年までの間に4冊が発売された。鳴海歩を主人公として漫画版の挿話となるエピソードを描いた長編と、鳴海清隆を主人公とした短編『外伝 名探偵 鳴海清隆 〜小日向くるみの挑戦〜』から構成される。

外伝 名探偵 鳴海清隆 〜小日向くるみの挑戦〜

漫画版には登場しない少女小日向くるみを語り手に据え、鳴海清隆を探偵役とした本格推理小説[5]。時系列は本編の約4年前となっている。漫画版の単行本が出版される度にガンガンNET「スパイラル推理の絆」で短編が発表され、その後、単行本に収録された[5][6][7]。4巻の書き下ろし長編『幸福の終わり、終わりの幸福』をもってシリーズが完結している。原作単行本9巻の巻末には、『外伝 名探偵鳴海清隆 小日向くるみの挑戦』として漫画版が収録された。

書誌情報

  • 城平京(著) / 水野英多(イラスト) 『小説 スパイラル〜推理の絆〜』 エニックス→スクウェア・エニックス〈Comic Novels〉、全4巻
    1. 「ソードマスターの犯罪」2001年3月30日初版発行、ISBN 4-7575-0415-2
    2. 「鋼鉄番長の密室」2002年3月29日初版発行、ISBN 4-7575-0670-8
    3. 「エリアス・ザウエルの人喰いピアノ」2003年3月28日初版発行、ISBN 4-7575-0852-2
    4. 「幸福の終わり、終わりの幸福」2004年3月31日初版発行、ISBN 4-7575-1181-7
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アニメ

要約
視点

タイトルは『スパイラル -推理の絆-』。2002年10月から2003年3月まで、テレビ東京系で放送された。放送当時は原作が終了しておらず、核心にも迫っていなかったこともあり、後半からはオリジナルの展開が多く、伏線等は回収されず原作でのキャラクター「カノン」とのオリジナル展開での対決の後に放送を終了した。その後、2007年1月6日から6月30日までTOKYO MXで再放送された[8]

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「希望峰」
作詞・歌 - Strawberry JAM / 作曲 - あき / 編曲 - 野村義男
エンディングテーマ「カクテル
作詞・作曲 - たくや / 編曲 - 佐久間正英 & Hysteric Blue / 歌 - Hysteric Blue
サウンドトラック
『スパイラル 〜推理の絆〜 テレビアニメーションサウンドトラック』 (SVWC1322)

各話リスト

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放送局

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さらに見る テレビ東京系 火曜18:00枠, 前番組 ...
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関連商品

コミックCDコレクション『スパイラル 〜推理の絆〜 もうパズルなんて解かない』
2001年9月、エニックス、ISBN 4-7575-0555-8
原作者書き下ろしのオリジナルストーリーによるドラマCD。アニメ化前のドラマCD版キャスト。
スパイラル完全解説本『LIFE IS SPIRAL』
2003年2月、エニックス、ISBN 4-7575-0893-X
『スパイラル 〜推理の絆〜』第8巻までの解説や制作裏話、キャラクターの秘話を含めた解説などを収録した解説本。アニメ版キャストによるドラマCD「それさえも貴き日々で」[注釈 1]が付録。
水野英多画集『SPIRAL』
2003年3月、エニックス、ISBN 4-7575-0930-8
『スパイラル 〜推理の絆〜』、『スパイラル・アライヴ』の描き下ろし含めた総計65点のカラーイラストを収録。
水野英多画集2『SPAIRAL ALL ALONG』
2006年1月21日、スクウェア・エニックス、ISBN 4-7575-1603-7
上記の水野英多画集『SPIRAL(スパイラル)』発売以後に本誌等で掲載されたカラーイラストを補完する。描き下ろしは7点ある。
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脚注

外部リンク

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