トップQs
タイムライン
チャット
視点

タイム・アフター・タイム (シンディ・ローパーの曲)

ウィキペディアから

Remove ads

タイム・アフター・タイム」(Time After Time)は、シンディ・ローパーの楽曲。1983年に発売されたアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』に収録されたのち、翌1984年1月27日に同作からの第2弾シングルとしてリカットされ、Billboard Hot 100で第1位を獲得し、アメリカにおける自身初のヒット作となった。作詞作曲はシンディ・ローパーロブ・ハイマン英語版による共作。マイルス・デイヴィス等多数のアーティストにカヴァーされるスタンダード・ナンバーとなった。

概要 「タイム・アフター・タイム」, シンディ・ローパー の シングル ...
Remove ads

背景

本作をプロデュースしたリック・チャートフは、ザ・フーターズのロブ・ハイマン及びエリック・バジリアンとはペンシルベニア大学時代からの仲間で[3]、チャートフの紹介により、ハイマンとバジリアンはシンディ・ローパーと知り合って、彼女のアルバムのレコーディングに参加することになった[4]。そして、チャートフが「もう1曲必要だ」と主張したことから、ローパーとハイマンが「タイム・アフター・タイム」を共作した[4]。この時、ローパーがテレビ雑誌でSF映画『タイム・アフター・タイム』(1979年)のタイトルを見て、それを曲名にした[4][5]。曲が完成すると、ローパーらはデモ録音を行わないままでスタジオに入り、レコーディングを行った[4]

この曲はザ・フーターズのライヴでも演奏されており、1996年のベスト・アルバム『Hooterization: A Retrospective』にはザ・フーターズが演奏した「タイム・アフター・タイム」が収録された[6]

シングルのB面には、アルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』から「アイル・キス・ユー」が収録された。また、12インチ・シングルには「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」のエクステンデッド・ヴァージョンとインストゥルメンタル・ヴァージョン(いずれもアーサー・ベイカーによってリミックスされている)が追加された[7]

Remove ads

反響

アメリカでは、ビルボード誌のBillboard Hot 100とアダルト・コンテンポラリー・チャートの両方で1位を獲得し[8][9]、1989年4月にはアメリカレコード協会によってゴールドディスクに認定されている[10]

本作はカナダのRPMチャートでも1位を獲得した[11]全英シングルチャートでは、当初は54位を最高位[12]としてチャート圏内から消えるが、1984年6月16日付のチャートで再登場して[13]、7月14日には3位を記録した[14]。ニュージーランドのシングル・チャートでは、1984年7月に3週連続で3位を記録した[15]

評価

グラミー賞では、シンディ・ローパーとロブ・ハイマンが最優秀楽曲賞にノミネートされた[16]MTV Video Music Awardsでは、本作のミュージック・ビデオが最優秀女性ビデオ賞、最優秀新人賞、最優秀ビデオディレクション賞にノミネートされた[17]

他メディアでの使用例

シンディ・ローパーの歌唱による「タイム・アフター・タイム」は、『ロミーとミッシェルの場合』(1997年公開)、『ナポレオン・ダイナマイト』(2004年公開)、『サイドウェイズ』(2009年公開)などの映画で劇中曲やメイン曲として使用された[18]

またソニースーパーオーディオCDシステムステレオ"Listen(リスン)"のCMソングで使用され、またこの曲を収めたアルバム『She's So Unusual』もSACD化された。

チャート成績

週間チャート

さらに見る チャート (1984年), 最高位 ...
さらに見る チャート (2012年), 最高位 ...

featuring サラ・マクラクラン(2005年)

さらに見る チャート (2005年), 最高位 ...

アメリカ再発盤(2014年)

さらに見る チャート (2014年), 最高位 ...

年間チャート

さらに見る チャート (1984年), 順位 ...
さらに見る チャート (2014年), 順位 ...
Remove ads

認定

さらに見る 国/地域, 認定 ...

カバー・バージョン

要約
視点

マイルス・デイヴィスによるカバー

概要 「タイム・アフター・タイム」, マイルス・デイヴィス の シングル ...

マイルス・デイヴィスは、アルバム『ユア・アンダー・アレスト』(1985年)に「タイム・アフター・タイム」のインストゥルメンタル・ヴァージョンを収録した。シングルとしてもリリースされており、12インチシングルには5分半に及ぶロング・ヴァージョンが収録された[66]

デイヴィスはこの曲について「"タイム・アフター・タイム"はスタンダード・ナンバーになるだろう。それは俺が演奏したからでも、シンディが歌ったからでもあるけど、それだけでなくメロディが良いからだ。オーボエ、アコーディオン、何で演奏してもね」と語っている[67]。また、シンディ・ローパー自身は、この曲がデイヴィスにカヴァーされたことを「何よりの勲章」と語っている[68]

この曲はマイルス・デイヴィスのライヴでも頻繁に演奏された[69]。1985年7月28日にモントリオールで行われた演奏は、映像作品『Live in Montreal』に収録されている。また、1989年6月5日にシカゴで録音されたライヴ音源は、ライヴ・アルバム『ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド』に収録された[70]

その他のアーティストによるカバー

Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads