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ダラーラ・SF23
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ダラーラ・SF23(Dallara SF23)は、イタリアのレーシングカーコンストラクター、ダラーラが製作したフォーミュラカーである。2023年から、スーパーフォーミュラで使用されている[1]。
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歴史
スーパーフォーミュラの主催者日本レースプロモーションは、トヨタ・ホンダ・横浜ゴムらと共同でダラーラ・SF19をベースにカーボンニュートラルの実現を目指し、カーボンニュートラル燃料、カーボンコンポジット素材に代わるバイオコンポジット素材、再生可能原料で製造されたタイヤなどを順次テストした[2]。
7回のテストセッションは10,000kmを走行し、その結果が良好であったことから、2023年シーズンから正式に「SF23」を導入することが決定[3]。横浜ゴムの供給するタイヤも、カーボンニュートラル対応のものに切り替わる。 一方で再生可能燃料の導入については同年はひとまず見送ることとされた[4][5]。
使用された2台のテストカーには虎柄のデザインが施されることから 通称「赤虎」「白虎」と呼ばれ[注釈 1][6]、テストドライバーは「赤虎」は石浦宏明や高星明誠ら、「白虎」は塚越広大らが務めている[7]。
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スペック
新車両はSF19のモノコックを継続使用し、より接近戦を可能にするために、前後のウイング、サイドポッド、フロアに最新のエアロダイナミクスを備えている[3]。ダウンフォースは既存のマシンに比べて約8パーセント減少し、発生するダーティーエアの量も約半分に削減される[1]。
車体の一部には、麻繊維、コルク、リサイクル炭素繊維由来の材料が使用されている[4]。これにより、生産工程での二酸化炭素排出量を75%削減できる[3]。
シャーシ
エンジン
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各サーキットでのベストラップ
A2RL仕様
→詳細は「ダラーラ・EAV24」を参照
2023年3月、アブダビの先端技術研究評議会(ATRC)のプログラム開発部門『ASPIRE』が、翌年より自動運転車によるレースシリーズ『ABU DHABI AUTONOMOUS RACING LEAGUE』(A2RL)を開催し、そのベース車両としてSF23を採用すると発表した[8]。
A2RL仕様車では、7台の光学カメラ・4基のレーダー・3基のLIDARセンサー・運転制御用コンピュータなどが搭載される一方で、無人運転のためHaloやブレーキランプは不要とされ外されている。エンジンもスーパーフォーミュラとは異なり、ホンダ・シビックタイプRに搭載されているK20C型を独自にチューニングしたもの(約300馬力)が使用される。11月にはドバイ・オートドロームにてダニール・クビアトのドライブによる初期テストが行われ[9]、後に「EAV24」と名付けられた。タイヤはスーパーフォーミュラ同様に横浜ゴムがADVANブランドで供給する[10]。
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脚注
外部リンク
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