野尻智紀

野尻 智紀（のじり ともき、1989年9月15日 - ）は、茨城県真壁郡関城町（現・筑西市）出身のレーシングドライバー。Red Bullアスリート。いばらき大使。筑西ふるさと大使。

野尻 智紀
2025年
基本情報
国籍	日本
生年月日	(1989-09-15) 1989年9月15日（35歳）
出身地	茨城県真壁郡関城町
スーパーフォーミュラ（SF）およびSUPER GTでの経歴
デビュー	2014（SF） 2013（SUPER GT）
所属	TEAM 無限（SF） ARTA（SUPER GT）
車番	16（SF） 8（SUPER GT）
過去所属	DOCOMO TEAM DANDELION RACING（SF） TEAM 無限（SUPER GT）
出走回数	82（SF） 83（SUPER GT）
優勝回数	13（SF） 9（SUPER GT）
ポールポジション	18（SF） 11（SUPER GT）
過去参加シリーズ
2009-2010 2011-2013	フォーミュラチャレンジ・ジャパン 全日本F3選手権
選手権タイトル
2021,2022	スーパーフォーミュラ

プロフィール

• 身長： 163cm
• 体重： 50kg～53kg(夏は体重を絞り、レースに参戦)
• 血液型：B型
• 愛車： ホンダ・シビックType-R(FL5)、ホンダ・CR-V、ホンダ・オデッセイ（RC5)、ホンダ・NSX（NA1)

レース戦績

• 2003年 - 全日本カート選手権ICAクラス（シリーズ4位）
• 2004年 - 全日本カート選手権ICAクラス（シリーズ3位）
• 2005年 - 全日本カート選手権FAクラス（シリーズ3位）
• 2006年
  • 全日本カート選手権FAクラス（シリーズチャンピオン）
  • ARTAカップ FAクラス（チャンピオン）
  • ワールドカップ
• 2007年
  • 世界選手権KF1/ヨーロッパ選手権KF1
  • イタリアンマスターズKF1/ワールドカップKF1
• 2008年 - 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ（SRS-F）首席卒業
• 2009年
  • フォーミュラチャレンジ・ジャパン（シリーズ5位）
  • F4西日本シリーズ（シリーズ5位）
• 2010年
  • フォーミュラチャレンジ・ジャパン（シリーズ5位）
  • マカオGP・フォーミュラBMWパシフィック（2位）
• 2011年 - 全日本F3選手権 Nクラス(HFDP RACING Dallara F307／TOM'S TOYOTA 3S-GE)（シリーズ2位）
• 2012年 - 全日本F3選手権(HFDP RACING Dallara F312／MUGEN HONDA MF204C)（シリーズ5位）
• 2013年
  • 全日本F3選手権(TODA RACING Dallara F312／TODA TR-F301)（シリーズ4位）
  • SUPER GT・GT300クラス＜Rd.5 スポット参戦＞（AUTOBACS RACING TEAM AGURI #55 ARTA CR-Z GT／Honda J35A）
• 2014年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ(DOCOMO DANDELION M40T SF14／HONDA HR-414E)（シリーズ10位・1勝）
  • SUPER GT・GT300クラス(MUGEN CR-Z GT／Honda J35A)（シリーズ10位）
• 2015年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（DOCOMO DANDELION M40T SF14／Honda HR-414E）（シリーズ7位）
  • SUPER GT・GT500クラス（AUTOBACS RACING TEAM AGURI #8 ARTA NSX CONCEPT-GT／HR-414E）（シリーズ14位）
• 2016年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（DOCOMO DANDELION M40Y SF14／Honda HR-414E）（シリーズ9位）
  • SUPER GT・GT500クラス（AUTOBACS RACING TEAM AGURI #8 ARTA NSX CONCEPT-GT／HR-414E）（シリーズ15位）
• 2017年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（DOCOMO DANDELION M40S SF14／Honda HR-417E）（シリーズ17位）
  • SUPER GT・GT500クラス（AUTOBACS RACING TEAM AGURI #8 ARTA NSX-GT／HR-417E）（シリーズ9位）
• 2018年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（DOCOMO DANDELION M40S SF14／Honda HR-417E）（シリーズ7位）
  • SUPER GT・GT500クラス（AUTOBACS RACING TEAM AGURI #8 ARTA NSX-GT／HR-417E）（シリーズ3位）
• 2019年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（TEAM MUGEN SF19／Honda HR-417E）（シリーズ4位）
  • SUPER GT・GT500クラス（ARTA #8 ARTA NSX-GT／HR-417E）（シリーズ10位）
• 2020年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（TEAM MUGEN SF19／Honda HR-417E）（シリーズ5位）
  • SUPER GT・GT500クラス（ARTA #8 ARTA NSX-GT／HR-420E）（シリーズ5位）
• 2021年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（TEAM MUGEN SF19／Honda HR-417E）（シリーズチャンピオン）
  • SUPER GT・GT500クラス（ARTA #8 ARTA NSX-GT／HR-420E）（シリーズ2位）
• 2022年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（TEAM MUGEN SF19／Honda HR-417E）（シリーズチャンピオン）
  • SUPER GT・GT500クラス（ARTA #8 ARTA NSX-GT／HR-420E）（シリーズ12位）
• 2023年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（TEAM MUGEN SF23／Honda HR-417E）（シリーズ3位、2021年開幕戦から19戦連続完走ポイント取得）
  • SUPER GT・GT500クラス（ARTA #8 ARTA MUGEN NSX-GT／HR-420E）（シリーズ8位）
• 2024年
  • 全日本選手権スーパーフォーミュラ（TEAM MUGEN SF23／Honda HR-417E）（シリーズ2位）(2セッションのノックアウト予選方式になった2022年から2024年第7戦まで24戦連続Q1進出(＊2023年第4戦の欠場を除く)
  • SUPER GT・GT500クラス（ARTA #8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8／HR-420E）

全日本フォーミュラ3選手権

年	チーム	エンジン	クラス	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	順位	ポイント
2011年	HFDP RACING	トヨタ	N	SUZ1 4	SUZ2 7	FSW1 6	FSW2 8	FSW3 5	FSW1 8	FSW2 8	TRM1 8	TRM2 11	OKA1 3	OKA2 10	SUZ1 C	SUZ2 C	SUG1 7	SUG2 8	SUG3 10	2位	89
2012年		戸田レーシング		SUZ1 3	SUZ2 3	TRM1 5	TRM1 3	FSW1 8	FSW2 Ret	TRM1 5	TRM2 2	OKA1 2	OKA2 1	SUG1 9	SUG2 5	SUG3 6	FSW1 8	FSW2 Ret		5位	49
2013年	TODA RACING			SUZ1 6	SUZ2 6	TRM1 3	TRM2 4	TRM3 6	OKA1 2	OKA2 3	FSW1 3	FSW2 6	TRM1 3	TRM2 3	SUG1 Ret	SUG2 2	FSW1 6	FSW2 4		4位	50

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

スーパーフォーミュラ

年	チーム	シャシー	エンジン	1	2		3	4	5		6	7		8	9	10	11	12	順位	ポイント
2014年	DOCOMO TEAM DANDELION RACING	ダラーラ・SF14	ホンダ	SUZ 9	FSW1 Ret	FSW2 15	FSW 9	TRM 9	AUT 9		SUG 1	SUZ1 12	SUZ2 9						10位	10
2015年				SUZ 8	OKA 3		FSW 8	TRM 6	AUT 10		SUG 3	SUZ1 5	SUZ2 Ret						7位	19
2016年				SUZ 9	OKA 4		FSW 13	TRM Ret	OKA1 4	OKA2 16	SUG 3	SUZ1 4	SUZ2 Ret						9位	14.5
2017年				SUZ 16	OKA1 13	OKA2 10	FSW 10	TRM 8	AUT 14		SUG 12	SUZ1 C	SUZ2 C						17位	2
2018年				SUZ 3	AUT C		SUG 7	FSW 14	TRM 8		OKA 4	SUZ 9							7位	12.5
2019年	TEAM MUGEN	ダラーラ・SF19		SUZ 4	AUT 18		SUG Ret	FSW 4	TRM 8		OKA 9	SUZ 1							4位	24
2020年				TRM 7	OKA 10		SUG 4	AUT 1	SUZ 7		SUZ 5	FSW Ret							5位	51
2021年				FSW 1	SUZ 1		AUT 5	SUG 6	TRM 1		TRM 5	SUZ 3							1位	86
2022年				FSW 2	FSW 1		SUZ 2	AUT 4	SUG 3		FSW 3	MOT 3		MOT 4	SUZ 2	SUZ 1			1位	154
2023年		ダラーラ・SF23		FSW 2	FSW 1		SUZ Ret	AUT DNS	SUG 2		FSW 8	MOT 1		SUZ 1	SUZ 4				3位	106
2024年				SUZ 1	AP 9		SUG 1	FSW 3	MOT 3		FSW 6	FSW 7		SUZ 5	SUZ 4				2位	87
2025年				SUZ 7	SUZ 4		MOT 9	MOT 10	AUT 2		FSW	FSW		SUG	FSW	FSW	SUZ	SUZ	5位*	39*

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
• ^* : 今シーズンの順位。

SUPER GT

年	チーム	使用車両	クラス	1	2	3	4	5	6	7	8	順位	ポイント
2013年	AUTOBACS RACING TEAM AGURI	ホンダ・CR-Z	GT300	OKA	FSW	SEP	SUG	SUZ Ret	FSW	AUT	TRM	NC	0
2014年	TEAM 無限		GT300	OKA 9	FSW 3	AUT 5	SUG 11	FSW 18	SUZ 8	CHA 9	TRM 13	10位	26
2015年	AUTOBACS RACING TEAM AGURI	ホンダ・NSX CONCEPT-GT	GT500	OKA 4	FSW 13	CHA Ret	FSW Ret	SUZ 10	SUG 12	AUT 14	TRM 11	14位	10
2016年			GT500	OKA Ret	FSW 6	SUG 14	FSW 6	SUZ 9	CHA 8	TRM 11	TRM 13	15位	16
2017年		ホンダ・NSX-GT	GT500	OKA DNS	FSW 9	AUT Ret	SUG 5	FSW 1	SUZ 8	CHA 11	TRM 9	9位	37
2018年			GT500	OKA 11	FSW 8	SUZ 1	CHA Ret	FSW 4	SUG 2	AUT 12	TRM 1	3位	71
2019年	ARTA		GT500	OKA 1	FSW 9	SUZ 4	CHA Ret	FSW 7	AUT 5	SUG 12	TRM 13	10位	31
2020年			GT500	FSW 8	FSW 14	SUZ 13	TRM Ret	FSW 3	SUZ 3	TRM 1	FSW 5	5位	54
2021年			GT500	OKA 7	FSW 8	SUZ 11	TRM 5	SUG 10	AUT 1	TRM 1	FSW 6	2位	60
2022年			GT500	OKA 10	FSW 1	SUZ 7	FSW 5	SUZ 13	SUG 13	AUT 11	MOT 8	12位	24
2023年			GT500	OKA 3	FSW 11	SUZ 12	FSW 14	SUZ 14	SUG 1	AUT Ret	MOT 5	8位	38
2024年		ホンダ・シビックタイプR-GT	GT500	OKA 8	FSW 14	SUZ Ret	FSW 1	SUZ 12	SUG 15	AUT 11	MOT 2	9位	43
2025年			GT500	OKA 7	FSW	SEP	FSW	SUZ	SUG	AUT	MOT	7位	4

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
• ^* : 今シーズンの順位。

そのほかの活動

• 2024年 - 2025年のF1日本グランプリでは、FP1にて場内実況の解説者として現役ドライバー目線での分析や感想を観戦者に伝えた^[1]。
• 2020年に自身のYouTubeチャンネルを作り、2022年から投稿を本格化。このほか、e-スポーツなどレース以外のイベントにも多く参加するその動機として「自分がチャンピオンをとっても、何も起きなかった。もっともっとモータースポーツが注目されないと、この先の選手たちも苦しい思いをする。（レース界が）今のままで良いわけがない。モータースポーツはどんどん外に出ていかなきゃいけない。」という危機感から、モータースポーツの認知度を広げたいという意図が大きいと述べている^[2]

関連項目

• 茨城県出身の人物一覧
• 鈴鹿サーキットレーシングスクール