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ダルサラーム級哨戒艦
ブルネイ海軍の全長 80 メートルの軍艦 4 隻からなる級 ウィキペディアから
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ダルサラーム級哨戒艦(英語: Darussalam-class offshore patrol vessel)は、ブルネイ海軍が運用する哨戒艦(OPV)の艦級。
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来歴
1998年、ブルネイはイギリスのBAEシステムズ社に対し、フリゲート3隻を発注した。これはF-2000型の設計にもとづいており、ナコダ・ラガム級として同国海軍に就役する予定であった。艦は2005年に竣工したものの、政府は受け取りを拒否した。原因は公表されなかったが、結局、これらの艦はインドネシア海軍に売却されることになった[1][2]。一方、ブルネイ海軍は、依然として従来の哨戒艇・高速戦闘艇よりも大型の戦力を求めており、これに応じて建造されたのが本級である[3]。
設計
船型としては長船首楼型を採用している。ただし船楼甲板の後方に連続して、01甲板は艦尾まで延長されており、この部分はヘリコプター甲板として確保されている。またその下方には、搭載艇のためのスリップウェイが設けられた。主機関はV型12気筒のMTU 12V1163 TB93ディーゼルエンジン2基によってそれぞれ両舷の軸機を駆動する方式とされた[3]。
主センサーとしては、前檣頂部にテルマ社のスキャンター4100が搭載された。これはXバンドの2次元レーダーであり、距離90 nmi (170 km)、高度35,000 ft (11,000 m)の探知性能を備えている[4]。また、光学/赤外線捜索追尾システムとして、カール・ツァイス社のMEOS II(maritime electro-optical system)も搭載される[3]。
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配備
建造はドイツ・ブレーメン市のリュールセン社によって行われたが、これはナコダ・ラガム級の転売先でもあった。2010年7月より海上公試に入り、2011年より就役した[3]。
参考文献
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