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テトリス (ゲームボーイ)
任天堂から発売されたゲームボーイ用落ち物パズル ウィキペディアから
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『テトリス』 (TETRIS) は、任天堂が開発し1989年6月14日に発売されたゲームボーイ用落ち物パズルゲーム。
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概要
1984年にアレクセイ・パジトノフが考案した『テトリス』は、以降、各社がライセンスを取得し派生作品を発売しているが、本作は初の携帯型ゲーム機向け作品で、通信ケーブルで本体同士をつないで対戦を行うことができる。
開発には、プロデューサーの横井軍平、ディレクターの岡田智、音楽の田中宏和といった、ゲームボーイ本体の基本設計に携わったスタッフがかかわっている。
販売本数は約424万本で、ゲームボーイ用ソフト単体およびパズルゲームとしての売り上げ本数で第1位となり、ゲームボーイ本体の普及に大きく貢献した。
2011年12月28日からニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信されたが、2014年12月31日に配信を終了した。2023年2月9日から配信のNintendo Switch Online加入者向けのソフト『ゲームボーイ Nintendo Switch Online』に収録されている。
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ゲーム内容
システム
1人プレイでは「A-TYPE」と「B-TYPE」の2つのモードがあり、A-TYPEはゲームオーバーになるまでラインを消し続けてハイスコアを競うモードであるのに対し、B-TYPEは25ラインを消し終えた際のスコアを競うモードとなっている。
2人プレイでは先に一定のライン数を消すか、相手プレイヤーのブロック画面いっぱいになるまでせり上げるのを競うモードとなっており、ここで史上初めて対戦プレイの要素が導入された。
LEVELは0から9まであり、9は1番難易度が高い。
ゲームモード
1-PLAYERゲーム
- A-TYPEゲーム
- 積み上げたブロックがフィールドの最上段まで達し、次のブロックが出てくる所がつまるまで延々と続けるモード。
- こちらのモードのみ、規定以上の段を消す事で通常では選択できないLEVEL10以降へもレベルアップしていく。
- B-TYPEゲーム
- LEVEL0〜9とHIGH1〜5の組み合わせから選び、25ライン消して得点を競うモード。25ライン全てを消し終えた時点で得点を清算する。LEVEL9をクリアした時、HIGHの数値で音楽と画面が変化する[4]。
2-PLAYERゲーム
1Pがマリオ、2Pがルイージとなって相手より先に30ライン消すか、相手のブロックを先にフィールドの上まで押し上げてしまえば1ゲーム勝ちとなり、先に4ゲーム取った方が勝利となる。
本体とカートリッジが2個ずつあれば対戦が出来る。
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移植版
音楽
BGMはA-TYPE、B-TYPE、C-TYPE、OFFがあり、この4種類から選択したゲームを開始する。初期型(初期のカートリッジ版)と後期型(中期以降のカートリッジ版とバーチャルコンソール版)ではA-TYPEの曲が異なっており[注 3]、ゲームボーイ版における後期型のBGMであるロシア民謡の「コロベイニキ」(以下、コロブチカ)がテトリスそのものを連想させる音楽として世界中に定着[注 4]したため、近年のテトリス作品におけるCM曲にも採用されている[注 5]。
C-TYPEではJ.S.バッハ作曲の『フランス組曲第3番ロ短調 BWV814』の「メヌエット」が使用されており、ゲームクリアBGMではチャイコフスキー作曲のバレエ音楽『くるみ割り人形』の「ロシアの踊り(トレパック)」が使用されている。
- 使用されている任天堂のゲームタイトル
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』 - ステージの1つ「ルイージマンション」のBGMとして、A-TYPEとB-TYPEの編曲が使用されている。テトリスとは直接関係がないが、テトリスBGMとしてのコロブチカを世界中に浸透した企業の作品のため、テトリス社の商標利用許諾を受けていた。
- 『テトリスDS』 - レコード画面や1人用モードなど、至る所で使用されている。
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スタッフ
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点[9]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、25.02点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ゲームボーイ オールカタログ」では、本作が空前のパズルゲームブームを引き起こした事や、ゲームボーイ本体の売上を大幅に上昇させた事などに触れた他、ファミリーコンピュータやワードプロセッサ、パソコン、電子手帳など多岐に亘り移植された事に触れた上で「ゲームボーイ版の人気はかなり高い」と主張した[1]。また本作において最も面白いのは対戦モードであると称賛した[1]。
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脚注
外部リンク
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