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ニンテンドーDSのゲームタイトル一覧
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ニンテンドーDSのゲームタイトル一覧(ニンテンドーディーエスのゲームタイトルいちらん)では、ニンテンドーDS、ニンテンドーDS Lite、ニンテンドーDSi用として日本国内で発売されたゲームソフト全1840タイトルの分割された一覧へのリンクおよび非売品・発売中止品を列記する。

ゲームの複雑化によるゲーム離れを危惧した任天堂は、新たなユーザ層を掘り起こすべく、2004年12月2日にニンテンドーDSを発売し、「Touch! Generations」を合言葉に様々なソフトを生み出した[1]。このハードは2つの液晶画面(うち1つはタッチパネル)を備えたことで、新たな表現技法や操作体系を生み出すきっかけとなった[2]。まず、画面を二つにしたことで表示可能な情報量が増えたことに加え、「上画面に戦闘画面を、下画面にステータスをそれぞれ表示」といった表示方法によって利便性の向上につながった。このほかにも、DSを縦に持ち、見開きの本に見立てた例もあった[3]。
また、下画面をタッチスクリーンにしたことで直感的な遊びを実現した[3]。特に2005年に発売された『脳を鍛える大人のDSトレーニング』(以下:『脳トレ』)はゲームになじみがない者でも遊べることから、脳トレブームを巻き起こした[2]だけでなく新たなタイプのゲームも招き寄せた[4]。たとえば2006年に発売された『クッキングママ』は「料理がテーマのおままごと遊び」をコンセプトとしており、失敗してもペナルティがないなどゲームを通じて料理に興味を持ってもらう仕組みづくりが優先された結果、日本国内だけでも7万本の売れ行きを記録するヒット作となった[4]。また、同作の北米版がE3 2006でプレイアブル出展された際にアメリカのゲーム専門誌「IGN」の「Best DS Most Innovative Design」アワードを受賞したことで、欧米での大ヒットにつながり、日本国外で和食の人気が上がり始めたことも拍車をかけた[4]。その後同作はシリーズ化し、日本国外のユーザーからの要望も取り入れながら発展していった[4]。これ以外のタッチスクリーンの使い方としては、マッピング機能(例:『世界樹の迷宮』[5])や、2本のタッチペンを太鼓のバチに見立てる(例:『太鼓の達人DS タッチでドコドン!』[6])といったものがあった。
また、ニンテンドーDSにはワイヤレス通信機能が内蔵されており、通信ケーブルなしでほかのプレイヤーと遊ぶことができるようになった[2]。さらに、2005年11月23日にはニンテンドーDSおよびWii向けの無線通信サービスニンテンドーWi-Fiコネクションが始まり、遠方にいるプレイヤーとの通信プレイができるようになった[7][8]。このサービスに合わせて発売された『おいでよ どうぶつの森』は、手軽さや通信プレイが評判となり、日本だけでも500万本以上を売り上げるヒット作となった[7]。また、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』ではすれちがい通信を用いた「宝の地図」を集めることがプレイヤーたちの間で流行した[3]。
ソフトの中には、小さな子どもでも遊びやすいように工夫が施された例もあった[注 1]。加えて、ニンテンドーDS向けのミドルウェアも目立つようになり、たとえばCRI・ミドルウェアは2006年11月に高圧縮・高音質サウンド再生システム「救声主 for NINTENDO DS」を、2007年には圧縮・展開システム「ファイルマジック for NINTENDO DS」[11]をそれぞれ発売している。また、日立ソリューションズ・テクノロジーも2007年に高品位音声合成ミドルウェア「DS版 Ruby Talk」を開発している[12]。
その後、ニンテンドーDSは共通点の多いスマートフォンにシェアを奪われた。任天堂の代表取締役フェロー(当時)の宮本茂は「CEDEC 2018」の基調講演の中で、Appleのスティーブ・ジョブズがタッチパネルを採用したのは自分たちが先だと思っていたものの、爆発的な普及を目の当たりにし、「任天堂の方針は間違っていなかったが、ゲーム機よりも携帯電話を全てのネットワークにつなぐ方が確かに楽だ」と実感し、DSをスマートフォンほどのヒット商品にできず悔しかったっと述べている。[13]。日本国外でも同様のことが起きており、2010年の調査では、英国におけるニンテンドーDSの販売台数は前年比の3割以上の下落を見せており、携帯電話やネットブックが提供するSNSならびにソーシャルゲームが伝統的なゲームを遊ぶ時間を奪っていることが指摘されていた[14]。2011年の北米の携帯ゲーム機用ソフトの市場においてもスマートフォン向けのアプリの台頭を指摘する声があった[15]。また、マジコンによる不正プレイも横行し、メーカーが対策に乗り出す事態となった[16][注 2]。そして2010年、著作権法の改正によってマジコンは違法となった[17]。
ニンテンドーWi-Fiコネクションは2014年5月20日に終了したとはいえ、ニンテンドーDS用ソフトの一部[注 3]は、Wii U/3DSバーチャルコンソールなどのダウンロードサービスを通じて遊ぶことができる。このほかにも、『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』[18]のように、日本国外への発売がなかったものの、有志による非公式翻訳がなされた例もあった。
一方、二画面という独自のハード仕様ゆえに、他機種への移植がなかなか進まないという指摘もあった[19]。[注 4]
発売されたゲームソフトについては、以下の各項目を参照。ゲームではない実用ソフトも便宜上ここに含める。
- 2004年、2005年(2004年全14タイトル、2005年全112タイトル、計126タイトル)[21][22][23][24]
- 2006年(全239タイトル)[25][26][27][28][29][30]
- 2007年(全427タイトル)[31][32][33][34][35][36][37][38][39][40][41][42]
- 2008年(全441タイトル)[43][44][45][46][47][48][49][50][51][52][53][54][55]
- 2009年(全299タイトル)[56][57][58][59][60][61][62][63][64][65][66][67][68]
- 2010年(全196タイトル)[69][70][71][72][73][74][75][76][77][78][79][80][81]
- 2011年、2012年(2011年全78タイトル、2012年全34タイトル、計112タイトル)[69][82][83][84][85][86][87][88][89][90][91][92][93]
ニンテンドーDSiウェアのソフトは、ニンテンドーDSiウェアのタイトル一覧を参照。
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非売品
要約
視点
クラブニンテンドー限定
いずれも任天堂。
その他
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発売されなかったソフト
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脚注
参考文献
外部リンク
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