ハマヤマトシジミ

ハマヤマトシジミ（浜大和小灰蝶、Zizeeria karsandra）は、チョウ目（鱗翅目）シジミチョウ科ヒメシジミ亜科に分類される蝶の一種。

ハマヤマトシジミ
西ベンガル州・Buxa Tiger Reserveで撮影
分類
界 : 動物界 Animalia 門 : 節足動物門 Arthropoda 綱 : 昆虫綱 Insecta 目 : 鱗翅目 Lepidoptera 科 : シジミチョウ科 Lycaenidae 亜科 : ヒメシジミ亜科 Polyommatinae 族 : ヒメシジミ族 Polyommatini 属 : ハマヤマトシジミ属 Zizeeria 種 : ハマヤマトシジミ Z. karsandra
学名
Zizeeria karsandra (Moore, 1865)
和名
ハマヤマトシジミ
英名
The Dark Grass Blue

概要

翅裏は灰色で、黒から濃灰色の斑紋を散らす。翅表には青色の構造色が見られる個体もいる。

ヤマトシジミと似るが、それよりもいくらか小さく不活発。

成虫は周年発生する。越冬態は不明。卵は花穂や葉に、固めないで単独で産みつけられる^[1]。

幼虫の食草として、次のものが報告されている^[2]。

• ヒユ科 - ハゲイトウ・ホナガイヌビユ
• マメ亜科 - Zornia diphylla・コシナガワハギ・ムラサキウマゴヤシ・Trifolium alexandrinum
• ザクロソウ科 - Glinus lotoides
• ハマビシ科 - Tribulus cistoides・Tribulus terrestris

分布

主にインド・オーストラリア区に分布する。地中海南岸・インド・スリランカ・アンダマン・ニコバル諸島・ミャンマー・タイ王国・マレーシア^[3]・インドネシア・フィリピン・ニューギニア・オーストラリア北部・東部^[4]などの地域で確認されている。

日本国内では八重山列島、宮古列島、沖縄諸島に分布していた（1998年）が、環境の変化により現在の分布地は縮小している^[1]。

保全状況評価

ハマヤマトシジミ Zizeeria karsandra（Moore）

• 絶滅危惧II類 (VU)（環境省レッドリスト）

（環境省レッドリスト、2012年版）

画像

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  ハイデラバードで撮影
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  ナハカノコソウ（英語版）に止まる本種、ハイデラバードで撮影
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  西ベンガル州・Buxa Tiger Reserveで撮影
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  西ベンガル州・Buxa Tiger Reserveで撮影