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パシフィック級哨戒艇
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パシフィック級哨戒艇(ぱしふぃっくきゅうしょうかいてい、英語: Pacific class patrol boat)とは南太平洋諸国で使用されている小型の哨戒艇。オーストラリアが主催する、太平洋哨戒艇計画(en)によって建造され、南太平洋の各国に供与された。パシフィックフォーラム級哨戒艇とも呼ばれる。
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建造の経緯
→詳細は「太平洋哨戒艇計画」を参照
1982年に国連で国連海洋法条約が採択された結果、各国は沿岸200浬に及ぶ排他的経済水域を持つこととなった。しかし、南西大西洋の島嶼国のほとんどは、この広大な海域の監視・取締りを行う機材や人材、ノウハウそして資金を持っていなかった。
このため南太平洋諸国は1979年から、オーストラリアとニュージーランドに対し、地域の海上警察力整備に対する協力を求めていた。オーストラリア政府はこれに応え、防衛協力計画(Defence Cooperation Project)を策定し、その中の太平洋哨戒艇計画において、警備用哨戒艇と要員教育を提供することとした。この警備用哨戒艇がパシフィック級哨戒艇である。
オーストラリア造船工業社(現在のテニクス・ウエスタン・オーストラリア)が設計および全艇の建造を行った。使用国の運用要求や建造時期によって、設計には若干の差異が生じている。
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運用
パシフィック級哨戒艇は、その建造目的の通り排他的経済水域の哨戒に当たっており、漁業取締りに重要な役割を果たしている。また、捜索救難や災害時の物資輸送などにも用いられている。
なお、設計時点での寿命は15年であったが、延命改修を受けることでこれを7年延ばしている。2000年10月にはさらに改修を行い、寿命を30年に延長することが決定された。
同型艦一覧
参考文献・外部リンク
- The Pacific Patrol Boat Project - Papers in Australian Maritime Affairs No. 16 (Sea Power Centre - Australia)
- Anthony Bergin and Sam Bateman, "Law and Order at Sea in the South Pacific - The Contribution of the Pacific Patrol Boat Project", Australia and Security Cooperation in the Asia Pacific, AUS-CSCP Newsletter, No 8, April 1999
- Tenix Pacific Patrol Boat
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