ファンク・オデッセイ

『ファンク・オデッセイ』（A Funk Odyssey）は、2001年にリリースされたジャミロクワイのスタジオ・アルバム^[1]。

『ファンク・オデッセイ』
ジャミロクワイ の スタジオ・アルバム
リリース	2001年8月29日
ジャンル	ファンク、ディスコ
時間	48分17秒
レーベル	ソニーミュージック／エピック・レコード
プロデュース	Rick Pope
チャート最高順位
1位（イギリス） 2位（日本）
ジャミロクワイ アルバム 年表
シンクロナイズド (1999年) ファンク・オデッセイ (2001年) ダイナマイト (2005年)
ミュージックビデオ
「Little L」 - YouTube 「You Give Me Something」 - YouTube 「Love Foolosophy」 - YouTube 「Corner of the Earth」 - YouTube
『ファンク・オデッセイ』収録のシングル
「リトル・エル」 リリース: 2001年8月8日 「ユー・ギヴ・ミー・サムシング」 リリース: 2001年12月5日 「ラヴ・フーロソフィー」 リリース: 2002年3月6日 「コーナー・オブ・ジ・アース」 リリース: 2002年7月8日

概要

• トビー・スミス(キーボード担当)がメンバーとして参加した最後のアルバム。
• リーダーのジェイ・ケイとスミスが共同作曲した曲が半分、ケイとロブ・ハリス(ギター担当)が組んで作った曲がちょうど半分ずつ程度入ったアルバムになっている(後述「収録曲」の「作詞作曲」の欄を参照)。
• 日本盤のみボーナストラックとして1998年のシングル「ディーパー・アンダーグラウンド」が特別収録されている。イギリス版ではこの曲は1つ前のアルバム「シンクロナイズド」に収録されていた。
• 約6ヶ月かけて収録した^[2]
• 作詞にあたり私生活をどの程度露出するかは難しい所ではあるものの、今の(2001年の)自分を正直に表したとケイは語った^[3]。

背景

2001年1月にバンドリーダーであるジェイ・ケイとデニース・ヴァン・オウテンの婚約が破談になってしまった状況の中このアルバムは発売された(「ジェイ・ケイ」参照)。「成熟した内容にしたかった」「誰かとの(女性との)人生を考える自分や、子供が欲しい感情を出した」ことがコンセプトだと語っている^[4]。

1998年夏に自宅敷地内に音楽スタジオを完成させた事も影響している。このスタジオにはエレクトロ系にアレンジできる機材を集めており、そのための電子音プログラマーも雇っていた^[5]。自宅内のスタジオで収録すればレコード会社が簡単には入ってこれないため意見の介入がなくて良い面もあったそう^[6]。

楽曲詳細

• 「リトル・エル」参照
• 「ユー・ギヴ・ミー・サムシング」参照
• 「ラヴ・フーロソフィー」参照
• 「コーナー・オブ・ジ・アース」参照
• 「ディーパー・アンダーグラウンド」参照

ピクチャー・オブ・マイ・ライフ (Picture of my life)

暗い詩がボサノバ調に歌われ「死」という言葉も歌われているが、歌詞を書いた日のその時の気持ちをその場で曲にしただけだと語られた(明るい気分の時もある)^[7]。これを発売すれば悪意ある記事を書くマスコミもある事は予測できたが、そういうマスコミを信じるのではなく自分達の曲や詩を聴いてほしいと語った^[7]。

収録曲

#	タイトル	作詞・作曲	時間
1.	「フィール・ソー・グッド」(Feel So Good)	ジェイ・ケイ、トビー・スミス	3:21
2.	「リトル・エル」(Little L)	ジェイ・ケイ、トビー・スミス	4:55
3.	「ユー・ギヴ・ミー・サムシング」(You Give Me Something)	ジェイ・ケイ、Rob Harris、ニック・ファイフ	3:23
4.	「コーナー・オブ・ジ・アース」(Corner of the Earth)	ジェイ・ケイ、Harris	5:40
5.	「ラヴ・フーロソフィー」(Love Foolosophy)	ジェイ・ケイ、トビー・スミス	3:45
6.	「ストップ・ドント・パニック」(Stop Don't Panic)	ジェイ・ケイ、Harris、ニック・ファイフ	4:34
7.	「ブラック・クロウ」(Black Crow)	ジェイ・ケイ、Harris、ニック・ファイフ	4:02
8.	「メイン・ヴェイン」(Main Vein)	ジェイ・ケイ	5:05
9.	「トゥエンティー・ゼロ・ワン」(Twenty Zero One)	ジェイ・ケイ	5:15
10.	「ピクチャー・オブ・マイ・ライフ」(Picture of My Life)	ジェイ・ケイ、Harris、トビー・スミス	6:20

日本盤ボーナストラック

#	タイトル	作詞	作曲・編曲	時間
11.	「ドゥ・イット・ライク・ウィー・ユーストゥ・ドゥ」(Do It Like We Used to Do)			6:49
12.	「ディーパー・アンダーグラウンド」(Deeper Underground)			4:44

売上ランキング

週間売上 国別チャート(2001) 最高順位 オーストラリア (ARIA)[8] 1 オーストリア (Ö3 Austria)[9] 4 ベルギー (Ultratop Flanders)[10] 6 ベルギー (Ultratop Wallonia)[11] 3 カナダ (Billboard)[12] 5 デンマーク (Hitlisten)[13] 9 オランダ (MegaCharts)[14] 4 Finnish Albums (Suomen virallinen lista)[15] 4 フランス (SNEP)[16] 1 ドイツ (Offizielle Top 100)[17] 2 アイルランド (IRMA)[18] 3 イタリア (FIMI)[19] 1 Japanese Albums (Oricon)[20] 2 ニュージーランド (RMNZ)[21] 17 ノルウェー (VG-lista)[22] 12 Spanish Albums (PROMUSICAE)[23] 3 スウェーデン (Sverigetopplistan)[24] 13 スイス (Schweizer Hitparade)[25] 1 UK アルバムズ (OCC)[26] 1 US Billboard 200[27] 44

年間売上 国別チャート(2001) 最高順位 Australian Albums (ARIA)[28] 40 Belgian Albums (Ultratop Flanders)[29] 88 Belgian Albums (Ultratop Wallonia)[30] 87 Canadian Albums (Nielsen SoundScan)[31] 154 Dutch Albums (Album Top 100)[32] 77 French Albums (SNEP)[33] 47 German Albums (Offizielle Top 100)[34] 51 Italian Albums (FIMI)[35] 22 Japanese Albums (Oricon)[36] 90 Swiss Albums (Schweizer Hitparade)[37] 24 UK Albums (OCC)[38] 28 国別チャート(2002) Position Australian Albums (ARIA)[39] 6 UK Albums (OCC)[40] 50 10年間の累計売上 国別チャート(2000–2009) 最高順位 Australian Albums (ARIA)[41] 56

受賞歴と売上枚数

国/地域	認定	認定/売上数
オーストラリア (ARIA)[42]	4× Platinum	280,000^
ベルギー (BEA)[43]	Gold	25,000*
フランス (SNEP)[44]	2× Gold	200,000*
イタリア (FIMI)[45]	Platinum	100,000*
日本 (RIAJ)[46]	Platinum	255,000[47]
オランダ (NVPI)[48]	Gold	40,000^
スペイン (PROMUSICAE)[49]	Gold	50,000^
スイス (IFPI Switzerland)[50]	Platinum	40,000^
イギリス (BPI)[51]	2× Platinum	600,000^
United States		186,000[52]
概要
ヨーロッパ (IFPI)[53]	Platinum	1,000,000*
* 認定のみに基づく売上数 ^ 認定のみに基づく出荷枚数