X と Y をバナッハ空間とし、
と
を凸函数とし、
を有界線型作用素とする。このとき、フェンシェルの問題とは


が弱双対性を満たす、すなわち
が成立することを言う。ここで
はそれぞれ f,g の凸共役であり、
は共役作用素であることに注意されたい。この双対問題に対する摂動函数は
で与えられる。
f,g および A は次のいずれかを満たす。
- f と g は下半連続で、
。ここで
は代数的内部であり、
はある函数 h に対する集合
である。
。ここで
は函数が連続であるような点である。
このとき強双対性が成立する。すなわち
となる。
であるなら、順序集合が達成される[1]。