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ネオマイシン

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ネオマイシン
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ネオマイシン(neomycin)は1948年ウクライナ出身のセルマン・ワクスマンにより発見されたアミノグリコシド抗生物質である。分子量614.65。 放線菌の一種、Streptomyces fradiaeが生産する。そのためフラジオマイシン(fradiomycin)とも呼ばれる。日本薬局方収載医薬品としては硫酸フラジオマイシン(FRM)と呼ばれ[1]、別名はソフラマイシン、フラミセチン。CAS登録番号は1405-10-3 (Neomycin sulfate)。

概要 臨床データ, 法的規制 ...
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作用機序

ネオマイシンの作用機序はカナマイシンのそれと類似し、30Sリボソームに結合することにより細菌タンパク質合成を阻害する[2]

臨床応用

比較的広範な抗菌スペクトルを有し、グラム陰性菌グラム陽性菌ともに強く阻害する。

副作用

ネオマイシンには強い急性毒性および腎毒性が認められる。そのため、経口剤外用剤として使用される。

その他

分子生物学の研究においてネオマイシン耐性遺伝子は、選択マーカーとして形質細胞の分離に利用される。

参考文献

生化学事典(第4版)東京化学同人

註・出典

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