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プログレスM-08M

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プログレスM-08M
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プログレスM-08M(Progress M-08M)は、国際宇宙ステーションへの補給活動に使用される無人宇宙補給機である。NASAによる名称はプログレス40(Progress 40 略称: 40P)。2010年10月27日15:11(UTC)にソユーズ-Uロケットによりバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。本補給船の型式はProgress-M 11F615A60であり、この型式としては8番目に打ち上げられたプログレス補給船となった。また2010年に打ち上げられた5番目のプログレス補給船となった。本補給船は、RSC Energiaで製作され、ロシア連邦宇宙局で運用されている。第25次長期滞在を実施中に国際宇宙ステーションに到達し、第26次長期滞在を実施中の2011年1月23日にドッキング解除されるまで、国際宇宙ステーションにドッキングした状態であった。

概要 種類, 所属 ...
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打ち上げ前

2010年7月24日、プログレス補給船の打ち上げに使用するソユーズ-Uロケットを載せた鉄道車両が、バイコヌール宇宙基地に到着した[1]。プログレスM-08M補給船は9月3日にバイコヌール宇宙基地に運ばれた[2]。 プログレスM-08M補給船を載せたペイロードフェアリングは10月22日、宇宙船組立試験施設からロケット組立試験施設へと運ばれ、10月23日にソユーズUロケットとの組立作業が行われた[3]。 10月25日、プログレスM-08M補給船を載せたソユーズ-Uロケットはロケット組立試験施設から運び出され、バイコヌール宇宙基地の発射台に据え付けられた[4]

打ち上げ

プログレスM-08Mを載せたソユーズ-Uロケットの打ち上げは、10月27日15時11分50秒(UTC)に実施された。打ち上げは無事に成功し、予定されていた地球周回軌道に投入された[5]。国際宇宙ステーションとのドッキングは10月30日16時36分に行われた。ドッキングはクルス自動ドッキング装置でトラブルが起きたため、TORUを使ったISSからの手動操縦によるドッキングに切り替えて行われた。

補給品

  • 飲料水
  • 推進剤
  • 酸素、空気
  • その他以下に示す積荷など
    • 食糧(米国・ロシアの宇宙食、野菜や果物などの生鮮食品)
    • 医薬品、長期滞在クルー用の衣服、衛生用品など
    • 実験ペイロード(実験装置Molniya-Gammaと、実験装置Coulomb Crystalのハードウェア)
    • 交換修理品、予備品など

計2,572kg

ISSからの分離・再突入

プログレス補給船(40P)は、米国中部標準時間2011年1月23日午後6時42分(日本時間2011年1月24日午前9時42分)に国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、その後、大気圏に再突入した[6]

出典

関連項目

外部リンク

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