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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(ボルグ マッケンロー こおりのおとことほのおのおとこ、原題:Borg vs McEnroe または Borg McEnroe[4]スウェーデン語: Borgフィンランド語: Borg/McEnroe)は、2017年スウェーデンデンマークフィンランド合作の伝記・スポーツ・ドラマ映画。有名なライバル関係であった実在のテニスプレイヤーのビヨン・ボルグジョン・マッケンローが対戦した1980年ウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝戦を描く[5]

概要 ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男, 監督 ...

監督はヤヌス・メッツ英語版、脚本はロニー・サンダール、出演はスヴェリル・グドナソンシャイア・ラブーフステラン・スカルスガルドツヴァ・ノヴォトニー英語版ロバート・エムズ英語版ら。第42回トロント国際映画祭のオープニング作品となった[6]

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キャスト

ビヨン・ボルグ
演 - スヴェリル・グドナソン
スウェーデンの元世界1位のテニスプレイヤー[5][7][8]
脚本家のロニー・サンダールはスウェーデンの新聞 ExpressenSydsvenskan のインタビューにおいて、「彼(スヴェリル)はこのスウェーデンのテニススターに外見がとてもよく似ている」と述べている[9][10]。また、グドナソンはインタビューで役作りについて「1日2時間のテニスと4回のパーソナルトレーナーとの練習など、週に15時間のトレーニングを6か月間続けた」と語っている[11]。また彼はボルグ本人に会っていないことを明かし、「まだ会ってはいないが、撮影終了後にいずれ会うだろう」と述べた[11]
彼の9歳から13歳の時代は、ビヨン・ボルグの実の息子レオ・ボルグが演じており、14歳から17歳の時代は俳優のマーカス・モスバーグが演じている[12]
ジョン・マッケンロー
演 - シャイア・ラブーフ
アメリカの元世界1位のテニスプレイヤーでボルグのライバル[5][7][8][13]
脚本家のロニー・サンダールはインタビューにおいて、シャイア自身が映画の話を聞いてプロダクションに連絡してきたことを明かし、その理由について「彼(シャイア)がマッケンローの性格を深く理解し、マッケンローが誤解されていると感じたからだろう」と述べている[10]。シャイアはバラエティ誌のインタビューにおいて、脚本を見事だと称賛し、「初めて読んだときに泣いた」とも語った[7]。また彼は、マッケンロー本人に会っていないことを明かし、「まだ会ってはいないが、撮影終了までに会いたくてたまらない。彼に対しては愛と敬意しかない」と述べた[7]
レナート・ベルゲリン
演 - ステラン・スカルスガルド
スウェーデンのテニスプレイヤーでボルグのコーチ[5][7][14]
彼がスウェーデンの映画に出演するのは『アーン 鋼の騎士団英語版』『アーン 鋼の騎士団 Part2 愛と戦いの果てに英語版』以来となる[15]。スカルスガルドは、ベルゲリンとボルグとの関係について、1984年の映画『アマデウス』のモーツァルトアントニオ・サリエリを引き合いに出しながら、「人々はサリエリがモーツァルトに嫉妬していると思っているが、私はそれが正しい言い方とは思わない。天才への完全な魅力と愛、そして自分ができないことへの自信喪失だと思う」と語った[16][2]
マリアナ・シミオネスク英語版
演 - ツヴァ・ノヴォトニー英語版
ルーマニアのテニスプレイヤーでボルグの婚約者[5]
ジョン・マッケンロー・シニア
演 - イアン・ブラックマン
ビタス・ゲルレイティス
演 - ロバート・エムズ英語版
アメリカのプロテニスプレイヤーでプレイボーイ[5][17]
アーサー・アッシュ
演 - ジェイソン・フォーブス英語版
ベングト・グライヴ英語版
演 - ビヨルン・グラナス英語版
ピーター・フレミング
演 - スコット・アーサー
ジミー・コナーズ
演 - トム・ダトナウ
ケイ・マッケンロー
演 - ジェーン・ペリー
レナート・ハイランド英語版
演 - トーマス・ヘデングラン英語版
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製作

企画

2016年5月、テニスのライバル同士であるビヨン・ボルグジョン・マッケンローについての映画の企画が発表された[18]。デンマーク出身のヤヌス・メッツ英語版が監督を、脚本をスウェーデン出身のロニー・サンダールが担当することも明らかになった[5][7][18]。メッツは2010年ドキュメンタリー映画アルマジロ英語版』とHBOのドラマ『TRUE DETECTIVE』の1エピソードの監督として知られる[5]。製作は、スウェーデンのアニメーション映画『Bamse and the Thief City』で知られるジョン・ノーステッドと、2010年の映画『Easy Money』のプロデューサーとして知られるフレドリック・ウィクストレーム・ニカストロ英語版が担当する[5][18]。配給はスカンディナヴィアではNordisk Film、国際的にはSF Studiosが行う[5]

キャスティング

2016年5月、スヴェリル・グドナソンシャイア・ラブーフがそれぞれビヨン・ボルグジョン・マッケンローの役としてキャスティングされたことが発表された[8]。ラブーフは第69回カンヌ国際映画祭でのバラエティ誌のインタビューで、脚本やスカンディナヴィアの監督と仕事をすることに興奮していることを述べ、「良い映画を作っている。スカンディナヴィアの映画は作り方が違う。ペースも違うし、クルーの関係性も違う。絆の形も違う」と語った[7]。また同記事で、ステラン・スカルスガルドがボルグのコーチのレナート・ベルゲリンの役にキャスティングされたことが明らかになった[5][7][14][15]8月16日ツヴァ・ノヴォトニー英語版ロバート・エムズ英語版がそれぞれマリアナ・シミオネスク英語版ビタス・ゲルレイティスの役としてキャスティングされたことが発表された[5][17]

撮影

撮影は2016年8月に開始し、ヨーテボリプラハロンドンモナコで行われた[5]。ボルグが子供時代を過ごし、テニスを始めた場所でもあるセーデルテリエでも撮影が行われた[11]。 また、ヨーテボリのスタジオでブロードウェイ・シアターStudio 54が再現された[16]プラハシュトヴァニツェ英語版のテニス競技場は、ウィンブルドンセンターコートに見立てられ、1980年ウィンブルドン選手権の決勝戦のシーンが撮影された[9]。グドナソンは「更衣室からセンターコートと見紛う場所へ、何百人ものエキストラの前を私とシャイアが歩いたとき、巨大な真実味を感じた」と語った[9][2]

同年10月、スヴェリル・グドナソンシャイア・ラブーフがそれぞれビヨン・ボルグジョン・マッケンローを演じている写真が初公開された[19][20]

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公開

本作は、2017年9月のスウェーデンでの劇場公開と併行して、第42回トロント国際映画祭のオープニングを飾った。イギリスでは9月22日に公開、アメリカでは2018年4月13日に公開された[5][21]

評価

批評家の反応

映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには147件のレビューがあり、批評家支持率は84%、平均点は10点満点で6.5点、批評家の一致した見解は「『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』は、テニスをありえないほど映画的にし、シャイア・ラブーフから疑う余地のない最高のものを引き出し、彼のキャリアで最高レベルの作品となっている。」となっている[22]。また、Metacriticには30件のレビューがあり、加重平均値は63/100となっている[23]

受賞

さらに見る 賞, 授賞式 ...
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脚注

外部リンク

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