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TRUE DETECTIVE
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『TRUE DETECTIVE』(トゥルー・ディテクティブ、True Detective)は、小説家ニック・ピゾラット(S1-S3)および映画監督・脚本家・プロデューサーのイッサ・ロペス (S4)によって創作され、脚本が書き下ろされたアンソロジー・テレビドラマシリーズである。 2014年からHBOチャンネルで放送されている。
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概要
各シーズンはそれぞれ設定と登場人物が異なる。
シーズン1はルイジアナ州を舞台とし、ルイジアナ州警察殺人課の二人の刑事ラスト・コール(マシュー・マコノヒー)とマーティン・ハート(ウディ・ハレルソン)、そして二人の17年にわたる連続殺人事件の捜査を描く。
シーズン2 はロサンゼルス近郊の架空の街を舞台とし、犯罪に手を染める実業家(ヴィンス・ヴォーン)と、別々の組織に属する三人の警察官(コリン・ファレル、レイチェル・マクアダムス、テイラー・キッチュ)が、腐敗した市の幹部の殺人事件に巻き込まれる。
シーズン3はオザーク高原を舞台とし、二人の子供の失踪・殺人事件を捜査する二人の刑事(マハーシャラ・アリ、スティーヴン・ドーフ)を三つの時間線で描く。
シーズン4 (原題: True Detective: Night Country) はアラスカを舞台とし、8人の科学者の失踪事件を捜査する二人の警察官(ジョディ・フォスター、カーリー・レイス)を描く[1]。
シーズン1は批評家から賞賛され[2][3][4][5]、多くの賞にノミネートされ、受賞している。
シーズン1は2014年、シーズン2は2015年に放送された。シーズン3は2019年1月13日から放送された[6]。シーズン4は2024年1月14日より放送された[7]。
日本での公開
日本ではシーズン1-3がスター・チャンネルで独占放送され、シーズン4はU-NEXTで2024年4月26日より独占配信された。
シーズン1は『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』として2014年に放送され、ホームメディアでは『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ 〈ファースト・シーズン〉』と改題されている。
シーズン2は『TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス』として2015年9月から放送され、ホームメディアでは『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ 〈セカンド・シーズン〉』と改題されている。
シーズン3は2019年5月30日より『TRUE DETECTIVE/迷宮捜査』として放送され、ホームメディアでは『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』と改題されている。
シーズン4は2024年4月26日より『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』として配信された。
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エピソード
シーズン1
要約
視点
シーズン1のあらすじ
それぞれに警察を離れていたルイジアナ州警察殺人課の元刑事、ラスト・コール(マシュー・マコノヒー)とマーティ・ハート(ウディ・ハレルソン)は2012年、ハリケーン・リタの被害によって書類が失われたとの理由で、過去の捜査に関する聞き取りに呼び出される。二人は1995年にドーラ・ラングという女性の猟奇殺人事件を解決して有名となった後、2002年に仲違いをしてからの10年間、互いに音信不通だったという。個別の聞き取りのなかで、ラストとマーティは過去の捜査や刑事としての生き方を振り返るが、経緯が明らかになるにつれ、ドーラ殺人事件はまだ解決していないのではないかという疑惑が浮かび上がっていく。
シーズン1のキャスト
シーズン1の主要キャスト
シーズン1のその他のキャスト
- ケン・ケサダ - ケヴィン・ダン(楠見尚己)
- ビリー・O・タトル師 - ジェイ・O・サンダース(木村雅史)
- リサ・トラグネッティ - アレクサンドラ・ダダリオ
- オードリー・ハート - マディソン・ウルフ(幼少期)/エリン・モリアーティ(青年期)
- メイシー・ハート - ミーガン・ウルフ(幼少期)/ブライトン・シャルビノ(青年期)
- スティーブ・ジェラシ - マイケル・ハーニー
- ボビー・ルッツ - J・D・エヴァーモア
- スピース司令官 - ドン・イェッソ
- ルロイ・ソルター - ポール・ベン=ヴィクター
- チャーリー・ラング - ブラッド・カーター
- ベス - リリー・シモンズ
- ジョエル・テリオット - シェー・ウィガム
- ケリー夫人 - テス・ハーパー
- ジンジャー - ジョセフ・シコラ(髙階俊嗣)
- デロレス - キャロル・サットン(片岡富枝)
- ローリー・パーキンス - エリザベス・リーサー
- ドーラ・ケリー・ラング - アマンダ・ローズ・バッツ
- レジー・ルドゥー - チャールズ・ハルフォード
- ドゥウォール・ルドゥー - オラフル・ダッリ・オラフソン(中村浩太郎)
- エロール・チルドレス - グレン・フレシュラー(田中英樹)
シーズン1のエピソード
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シーズン2
要約
視点
シーズン2のあらすじ
カリフォルニア・ハイウェイパトロールの警官ポール・ウッドルー(テイラー・キッチュ)が道路脇でヴィンチ市幹部の死体を発見し、ヴィンチ署のレイ・ヴェルコロ刑事(コリン・ファレル)とヴェンチュラ郡保安官事務所のアンティゴネ刑事(レイチェル・マクアダムス)が加わって、州、郡、市の3つの警察組織による合同捜査が行われ、市を巡る巨大な腐敗と過去の因縁が浮かび上がる。そこにヴェルコロの旧知の犯罪者で実業家のフランク・セミョン(ヴィンス・ヴォーン)が絡む。
シーズン2のキャスト
シーズン2の主要キャスト
シーズン2のその他のキャスト
- オースティン・チェサーニ - リチー・コスター: ヴィンチ市長。
- ベティー・チェサーニ - エミリー・リオス: オースティンの娘。
- トニー・チェサーニ - ヴィンシアス・マチャド: オースティンの息子。
- ホロウェイ - アフェモ・オミラミ(中村浩太郎): ヴィンチ警察署長。
- ケヴィン・ブリス - ジェームズ・フレイン: ヴィンチ署刑事。
- ティーグ・ディクソン - W・アール・ブラウン(駒谷昌男): ヴィンチ署刑事。
- エルヴィス・イリンカ - マイケル・アービー: ヴェンチュラ郡保安官事務所刑事。
- スティーヴ・マーシアー - ライリー・スミス: ヴェンチュラ郡保安官代理。
- キャサリン・デイヴィス - マイケル・ハイアット: カリフォルニア州検事。
- リチャード・ゲルドフ - C・S・リー: カリフォルニア州司法長官。
- アテナ・ベゼリデス - レヴェン・ランビン: アニの姉妹。
- エリオット・ベゼリデス - デヴィッド・モース(小島敏彦): アニの父。
- ジーナ・ブルーン - アビゲイル・スペンサー: ヴェルコロの前妻。
- リチャード・ブルーン - クリスチャン・キャンベル: ジーナの夫。
- シンシア・ウッドルー - ロリータ・ダヴィドヴィッチ: ポールの母。
- エミリー - アドリア・アルホナ: ポールのガールフレンド。
- ミゲル - ガブリエル・ルナ: ポールの戦友。
- フェリシア - ヤラ・マルティネス: バーテンダー。
- ブレイク・チャーチマン - Christopher James Baker: セミョンの手下。
- スタン - ロニー・ジーン・ブレヴィンス: セミョンの手下。
- ネイルズ - クリス・カーソン: セミョンの手下。
- ジェイコブ・マッカンドルス - ジョン・リンドストロム: 実業家。
- オシップ・アグラノフ - ティモシー・マーフィー: ロシアマフィアのボス。
- アーヴィング・ピトラー - リック・スプリングフィールド: 精神科医。
- レイシー・リンデル - アシュリー・ヒンショウ: ウッドルーに交通違反で摘発される女。
- エディ・ヴェルコロ - フレッド・ウォード(浦山迅)
シーズン2のエピソード
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シーズン3
要約
視点
シーズン3のあらすじ
シーズン3は1980年、1990年、2015年の三つの時代で1980年に起きた子どもの失踪殺人事件を捜査するウェイン・ヘイズを主人公とする。1980年、人種差別の色濃く残るオザーク高原で、ヘイズ刑事は相棒のローランド・ウェスト刑事とともに男女二人の子供の失踪事件を追う。やがて一人の死体が発見され、容疑者をヘイズが射殺して事件は幕引きとなる。1990年、二人の子の教師でヘイズの妻となったアメリアは事件についての本を書く。行方不明であった女の子ジュリーの指紋が強盗現場で発見されて捜査が再開される。ジュリーの両親は殺される。ヘイズとウェストは、ジュリーの母を殺したと疑う元警官を尋問中に殺してしまい、死体を埋める。2015年、引退し記憶障害に苦しむヘイズは、事件を調べるTVディレクターの取材を受けて事件を再び調べ始める。ディレクターは二人の子が有力者によるペドフィリア犯罪の犠牲者であり、もみ消すために多くの関係者が殺されたと疑う。ヘイズはウェストと事件のカギを握る片目の黒人の男を探し出し、男の子の死は有力者の娘が関係した不慮の事故の結果であり、事件をもみ消すために多くの人が殺されたことを突き止める。
シーズン3のキャスト
シーズン3の主要キャスト
シーズン3のその他のキャスト
- ルーシー・パーセル - メイミー・ガマー(永宝千晶): トムの妻。
- レベッカ・ヘイズ - Deborah Ayorinde: ウェイン・ヘイズの娘。
- ジム・ドプキンス - ジョシュ・ホプキンス(白熊寛嗣): アーカンソー州の弁護士。
- アラン・ジョーンズ - ジョン・テニー(森源次郎): 地方検事。
- ジェラルド・キント - ブレット・カレン(水内清光): 地方検事、のちにアーカンソー州司法長官。
- フレディ・バーンズ - リース・ウェイクフィールド(佐藤愁貴): 10代の若者。
- ライアン・ピーターズ - Brandon Flynn: 10代の若者。
- ブレッド・ウッダード - マイケル・グレイアイズ(船木まひと): 廃品回収業のネイティブ・アメリカン。ベトナム帰還兵。
- ダン・オブライエン - マイケル・グラジアデイ(中尾智): ルーシーの従兄弟。
- イライザ・モンゴメリー - サラ・ガドン(長尾明希): TV局のディレクター。
- ローリ - Jodi Balfour: ローランド・ウェストのパートナー。
- エドワード・ホイト - マイケル・ルーカー(側見民雄): ルーシーが勤めていた食品会社の経営者。
- ジュニアス・ワッツ - スティーヴン・ウィリアムズ: 片目の男。
シーズン3のエピソード
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シーズン4
要約
視点
シーズン4はTrue Detective: Night Countryを原題とし、イッサ・ロペスがショーランナー、監督、脚本を担当した。
シーズン4のあらすじ
アラスカ極地の町エニスを舞台とする。エニスは鉱山企業シルバースカイ社に経済を依存するも、先住民たちは環境汚染に抗議する。謎に包まれたツァラル北極研究所から8人の科学者が行方不明になる。うち7人は氷原の中で氷漬けで見つかり、ただ一人レイモンド・クラークだけが見つからない。6年前に、シルバースカイ社に対する抗議運動中に殺害された女性アニーの舌が、研究所で見つかる。アニーの事件に固執するあまり州警察に異動させられた先住民のエヴァンジェリン・ナヴァロと、エニス警察署長のリズ・ダンヴァースが事件の捜査を始める。リズの先住民の義理の娘リアは母親に反発し、シルバースカイ社への抗議運動に加わる。シルバースカイ社社主のケイト・マッキトリックは、リズの上司であるテッド・コネリーやリズの部下のハンク・プライア警部を使って捜査を妨害する。ハンクの息子で警官のピーターはリズに忠実に仕え、リズを殺そうとした父を殺す。クラークとアニーがかつて交際していたことが分かり、アニーの殺害現場はシルバースカイ社所有の洞窟であると疑われる。ダンヴァースとナヴァロは洞窟が研究所に繋がっていることを発見し、クラークを見つける。クラークは、研究所が鉱山に環境汚染を促すことで永久凍土を軟化させて地中の細菌を採掘しており、これを知ったアニーを科学者たちが殺したと語る。二人は、先住民の女性たちがアニーの復讐に科学者たちを拉致して氷原に置き去りにし、凍死するにまかせたことを知る。二人は追及を止め、ピーターは父の死体を始末して事件を隠蔽する。クラークも凍死するが、彼の環境汚染を語る動画が流出して鉱山は閉鎖される。
シーズン4のキャスト
シーズン4の主要キャスト
- リズ・ダンヴァース : ジョディ・フォスター : エニス警察署長
- エヴァンジェリン・ナヴァロ : カーリー・レイス[注釈 2] : 州警察捜査官、先住民
- ローズ・アギノー : フィオナ・ショウ :エニスの町はずれに住む女性
- ピーター・プライア : フィン・ベネット : エニス警察警官、ハンクの息子
- リア・ダンヴァース : イザベラ・スター・ラブラン : リズの義理の先住民の娘
- ハンク・プライア : ジョン・ホークス : エニス警察警部、ピーターの父
- テッド・コネリー : クリストファー・エクルストン : アンカレッジの警察本部の警部、ダンヴァースの上司でボーイフレンド
シーズン4のその他のキャスト
- ケイト・マッキトリック : Dervla Kirwan : 鉱山を所有するシルバースカイ社所有者
- ケイラ・プライア : Anna Lambe : ピーターの先住民の妻
- ビー: L'xeis Diane Benson : 蟹工場の先住民の従業員
- ジュリア・ナヴァロ : Aka Niviâna : エヴァンジェリンの妹
- エディー・クアヴィク : Joel D. Montgrand : エヴァンジェリンのボーイフレンドで密造酒販売者
- レイモンド・クラーク : Owen McDonnell: ツァラル北極研究所の古微生物学者
- アニー・マスゥ・コウトク : Nivi Pedersen : 6年前に殺された、反鉱山の活動家で先住民イヌピアットの助産婦
- トラヴィス・コール : Erling Eliasson : ローズの知己の死者
シーズン4のエピソード
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受賞歴
シーズン1は第66回プライムタイム・エミー賞ではキャリー・フクナガが監督賞ドラマシリーズ部門を受賞し、さらにキャスティング賞ドラマシリーズ部門、メイクアップ賞シングルカメラ・シリーズ部門、撮影賞シングルカメラ・シリーズ部門、メインタイトルデザイン賞を受賞した。そのほかにも、作品賞ドラマ部門、マコノヒーとハレルソンがドラマ部門作品賞に、ピゾラットが脚本賞ドラマ部門に、美術監督賞現代/ファンタジーシリーズ部門(シングルカメラ)に、そして編集賞シングルカメラ・ドラマシリーズ部門にノミネートされた。また第72回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)、マコノヒーとハレルソンが男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)に、そしてモナハンが助演女優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)にノミネートされた。
注釈
出典
外部リンク
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