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第69回カンヌ国際映画祭
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第69回カンヌ国際映画祭(だい69かいカンヌこくさいえいがさい)は、2016年5月11日から22日にかけて開催された[1]。
概要
コンペティション部門の審査員長はオーストラリアの映画監督ジョージ・ミラーが務めた[2][3]。また、ある視点部門の審査員長はスイスの女優マルト・ケラー[4]、シネファウンデーションおよび短編部門の審査員長は、日本の映画監督である河瀨直美[5][6]、カメラ・ドールの審査員長はフランスの映画監督カトリーヌ・コルシニが務めた[7]。
開会式および閉会式の司会は、前年のランベール・ウィルソンに代わり、同じくフランスの俳優であるローラン・ラフィットが務めた[8]。
公式ポスターはジャン=リュック・ゴダールの映画『軽蔑』(1963年)からのワンシーンがフィーチャーされている[9]。
パルム・ドールはケン・ローチ監督のイギリス映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』に贈られた[10]。同作は本映画祭のクロージング作品でもあり[11]、ローチ自身にとって2006年の第59回本映画祭に出品された『麦の穂をゆらす風』以来2度目のパルム・ドール受賞となる[12]。名誉パルム・ドールはフランスの俳優ジャン=ピエール・レオーに贈られた[13]。
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公式選出
要約
視点
2016年4月11日に短編映画およびシネファウンデーションに出品される映画作品のリストが発表されたのち[14]、コンペティション部門、ある視点部門、コンペティション外に出品される映画作品のリストが、2016年4月14日に記者会見にて発表された[15]。4月22日、追加出品作品のリストが発表され、『セールスマン』『最後の追跡』『ブラッド・ファーザー』『Wrong Elements』『La Forêt de Quinconces』『شوف Chouf』の6作品が新たに追加されることとなった[16][17]。
コンペティション部門
コンペティション部門では以下の作品が上映された[18][19]。
ある視点部門
ある視点部門では以下の作品が上映された[18][19][20][21][22]。オープニング作品はモハメド・ディアブ監督の『اشتباك Eshtebak』である[16][17]。
コンペティション外
コンペティション外では以下の作品が上映された[18][19][23][24][25]。5月16日には、ベルナール=アンリ・レヴィ監督の『Peshmerga』がスペシャル・スクリーニング作品のリストに追加された[26][27]。
短編映画
5,008本の応募作品のうち、以下の作品が上映された[14]。
シネファウンデーション
映画学校の生徒が製作した映画を上映する「シネファウンデーション」では以下の作品が上映された[14]。
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独立選出
要約
視点
国際批評家週間
国際批評家週間では、以下の作品が上映された。オープニング作品はジュスティーヌ・トリエ監督の『Victoria』、クロージング作品はサンドリーヌ・キベルラン監督の『Bonne figure』、レティシア・カスタ監督の『En moi』、クロエ・セヴィニー監督の『Kitty』の3作品である。なお、出品作品の一覧は2016年4月18日に発表された[28][29]。
監督週間
監督週間では、以下の作品が上映された。オープニング作品はマルコ・ベロッキオ監督の『Fai bei sogni』、クロージング作品はポール・シュレイダー監督の『Dog Eat Dog』である[30][31][32]。
ACID部門
ACID部門では、以下の作品が上映された[33]。
カンヌ・クラシックス
カンヌ・クラシックスでは、以下の作品が上映された[34]。
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審査員
要約
視点
公式選出
- コンペティション部門
※コンペティション部門の審査員は2016年4月25日に発表された[35]。
- ジョージ・ミラー(
オーストラリア/映画監督)審査員長[2][3]
- マッツ・ミケルセン(
デンマーク/俳優)[36]
- キルステン・ダンスト(
アメリカ合衆国/女優)[36]
- ドナルド・サザーランド(
カナダ/俳優)[36]
- ヴァレリア・ゴリノ(
イタリア/女優)[36]
- アルノー・デプレシャン(
フランス/映画監督)[36]
- ネメシュ・ラースロー(
ハンガリー/映画監督)[36]
- ヴァネッサ・パラディ(
フランス/女優・歌手)[36]
- カタユーン・シャハビ(
イラン/プロデューサー)[36]
- ある視点部門
- マルト・ケラー(
スイス/女優)審査員長[4]
- ジェシカ・ハウスナー(
オーストリア/映画監督・脚本家)
- ディエゴ・ルナ(
メキシコ/俳優・映画監督・プロデューサー)
- リューベン・オストルンド(
スウェーデン/映画監督)
- セリーヌ・サレット(
フランス/女優)
- 短編およびシネファウンデーション部門
- 河瀨直美(
日本/映画監督)審査員長[5][6][37]
- マリ=ジョゼ・クローズ(
カナダ
フランス/女優)
- ジャン=マリー・ラリュー(
フランス/映画監督・脚本家)
- ラドゥ・ムンテアン(
ルーマニア/映画監督・脚本家)
- サンティアゴ・ロサ(
アルゼンチン/映画監督・劇作家)
- カメラ・ドール
独立選出
- 国際批評家週間
- ヴァレリー・ドンゼッリ(
フランス/女優、映画監督、脚本家)審査員長[38]
- アリス・ヴィノクール(
フランス/映画監督、脚本家)
- ナダヴ・ラピド(
イスラエル/映画監督、脚本家)
- デヴィッド・ロバート・ミッチェル(
アメリカ合衆国/映画監督、脚本家)
- サンティアゴ・ミトレ(
アルゼンチン/映画監督、脚本家)
独立賞
- ルイユ・ドール
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受賞結果
要約
視点
受賞結果は以下の通りである[10][13][42][43][44][45][46][47][48][49][50][51][52][53]。
公式選出
- コンペティション部門
- パルム・ドール - 『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ監督)
- グランプリ - 『たかが世界の終わり』(グザヴィエ・ドラン監督)
- 監督賞
- 『エリザのために』(クリスティアン・ムンジウ監督)
- 『パーソナル・ショッパー』(オリヴィエ・アサヤス監督)
- 脚本賞 - 『セールスマン』(アスガー・ファルハディ監督)
- 女優賞 - ジャクリン・ホセ(『ローサは密告された』)
- 男優賞 - シャハブ・ホセイニ(『セールスマン』)
- 審査員賞 - 『American Honey』(アンドレア・アーノルド監督)
- ある視点部門
- ある視点賞 - 『オリ・マキの人生で最も幸せな日』(ユホ・クオスマネン監督)
- 審査員賞 - 『淵に立つ』(深田晃司監督)
- 監督賞 - 『はじまりへの旅』(マット・ロス監督)
- 脚本賞 - 『Voir du pays』(デルフィーヌ・クーラン、ミュリエル・クーラン監督)
- 特別賞 - 『レッドタートル ある島の物語』(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)
- シネファウンデーション部門
- 第1位 - 『Anna』(Or Sinai監督)
- 第2位 - 『In the Hills』(Hamid Ahmadi監督)
- 第3位
- 『A nyalintás nesze』(Andrasev Nadja監督)
- 『La culpa probablemente』(Michael Labarca監督)
- カメラ・ドール
- 『ディヴァイン』(ウーダ・ベニャミナ監督)
- 短編映画部門
- 短編映画パルム・ドール - 『Timecode』(Juanjo Gimenez監督)
- 特別表彰 - 『A moça que dançou com o diabo』(João Paulo Miranda Maria監督)
独立選出
- 国際批評家週間
- ネスプレッソ大賞 - 『Las Mimosas』(オリヴェル・ラセ監督)
- フランス4ヴィジョナリー賞 - 『Albüm』(メフメット・ジャン・メルトグル監督)
- SACD賞 - 『Diamond Island』(デイヴィー・チョウ監督)
- ライカ・シネディスカヴァリー短編映画賞 - 『Prenjak』 (ウレガス・バヌテジャ監督)
- Canal+賞 - 『L'enfance d'un chef』(アントワーヌ・ドゥ・バリー監督)
- ガン財団普及援助賞 - 『שבוע ויום Shavua ve yom』(アサフ・ポロンスキー監督
- 監督週間
- 芸術映画賞 - 『گرگ و گوسفند Gorg o goosfand』(シャールバヌー・サダット監督)
- SACD賞 - 『L’Effet aquatique』(ソルヴェイグ・アンスパック監督)
- SACD特別表彰 - 『A Yellow Bird 』(フダ・ベニャミナ監督)
- ヨーロッパ・シネマ・ラベル賞 - 『Mercenaire』(サーシャ・ヴォルフ監督)
- イリー短編映画賞 - 『Chasse Royale』(ロマーヌ・ゲレ、リズ・アコカ監督)
- イリー特別表彰 - 『Zvir』 (ミロスラフ・シカヴィツァ監督)
独立賞
- コンペティション部門 - 『ありがとう、トニ・エルドマン』(マーレン・アデ監督)
- ある視点部門 - 『Câini』(ボグダン・ミリカ監督)
- 独立選出(国際批評家週間) - 『Grave』(ジュリー・デュクルノー監督)
- エキュメニカル審査員賞 - 『たかが世界の終わり』(グザヴィエ・ドラン監督)
- 特別表彰
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ監督)
- 『American Honey』(アンドレア・アーノルド監督)
- ルイユ・ドール
- ルイユ・ドール - 『Cinema Novo』(Eryk Rocha監督)
- 特別表彰 - 『The Cinema Travelers』(シャーリー・エイブラハム、アミット・マデシャ監督)
- クィア・パルム - 『Les Vies de Thérèse』(セバスティアン・リフシッツ監督)
- 短編映画クィア・パルム - 『Gabber Lover』(Anna Cazenave Cambet監督)
- パルム・ドッグ賞 - ネリー(『パターソン』)
- 審査員賞 - ジャック(『Victoria』)
- パルム・ドッグ人道賞 - ケン・ローチ(『わたしは、ダニエル・ブレイク』)
- フランソワ・シャレ賞
- 『Uchenik』(キリル・セレブレニコフ監督)
- ヴュルカン賞
- リュ・ソンヒェ(『お嬢さん』)
- カンヌ・サウンドトラック賞
特別賞
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脚注
外部リンク
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