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ポーラ・ケリー (女優)

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ポーラ・ケリー (女優)
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ポーラ・アルマ・ケリー(Paula Alma Kelly、1942年10月21日 - 2020年2月8日[1][2]は、映画、テレビ、舞台で活動したアメリカ合衆国女優歌手ダンサー振付師。彼女のキャリアは1960年代半ばの劇場で始まり、ブロードウェイでのデビューは、1964年ミュージカルSomething More!』のヴェロス夫人 (Mrs. Veloz) 役で、共演者のひとりはバーバラ・クック英語版であった。このほかのブロードウェイ出演作には、『The Dozens』(1969年)、『Paul Sills' Story Theatre』(1971年)、『Ovid's Metamorphoses』(1971年)などがあり、デューク・エリントンの音楽を基にした『Sophisticated Ladies』(1981年)では、グレゴリー・ハインズフィリス・ハイマン英語版と共演した。

概要 ポーラ・ケリー, 生誕 ...
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生い立ちと教育

ケリーは、フロリダ州ジャクソンビルで、母ルース (Ruth) と、ジャズ・ミュージシャンであった父レーマン・ケリー (Lehman Kelly) の間に、3人姉妹のひとりとして生まれた[3][4]。彼女が6歳の時、一家はニューヨークハーレム地区に移り住んだ。高校は、フィオレロ・H・ラガーディア音楽芸術高等学校英語版に学び、音楽を専攻した。ケリーはさらにジュリアード音楽院に進学し、マーサ・ヒル英語版の下でダンスを専攻した。1964年に M.S.の学位を取得したケリーは、マーサ・グレアムドナルド・マッケイル英語版アルヴィン・エイリー英語版など、主要なダンス・カンパニーの公演にソリストとして参加した。

経歴

要約
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NBCのテレビ・シリーズ『女刑事ペパー』の1976年のエピソードにおける、アンジー・ディキンソンとケリー。

ケリーは、数多くのテレビの音楽系特別番組にゲストとして出演したり、時には振付助手として参加したが、その中にはサミー・デイヴィスJr.が主演した『Sammy and Friends』や、共同振付師を務め、タイガー・リリー (Tiger-Lily) 役も演じたBBC制作の『ピーター・パン (Peter Pan)』、クインシー・ジョーンズデューク・エリントンに捧げた番組『We Love You Madly』、リチャード・プライヤーの『The Richard Pryor Show』、ジーン・ケリーとふたりでデュエットを披露したテレビ版の『New York, New York』などがあった。

ケリーは、第41回アカデミー賞1968年の映画チキ・チキ・バン・バン』の主題歌がノミネートされた際に、授賞式でダンス・ソロを披露した。ミュージカル『スイート・チャリティー (Sweet Charity)』のロンドン公演では、ダンサーで女優のジュリエット・プラウズ英語版と共演し、ロンドン・ヴァラエティ賞最優秀助演女優賞 (the London Variety Award for Best Supporting Actress) を獲得した。ミュージカル『Don't Bother Me, I Can't Cope』が、マーク・テーパー・フォーラム英語版で、記録破りの西海岸初公開をおこなった際には、ロサンゼルス・ドラマ批評家サークル賞 (the Los Angeles Drama Critics Circle Award)、ヴァラエティ賞 (Variety) に加え、生涯で3回受賞することになるNAACPイメージ・アワードの1回目を受賞した[5]

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1969年の映画スイート・チャリティー』におけるポーラ・ケリー(右から3人目)。右から2人目はチタ・リヴェラ英語版

ケリーの映画への出演は、ボブ・フォッシーが監督した『スイート・チャリティー (Sweet Charity)』、『ソイレント・グリーン (Soylent Green)』、『ブラック・ミッション/反逆のエージェント (The Spook Who Sat by the Door)』、『アンドロメダ… (The Andromeda Strain)』、『Uptown Saturday Night』、『Lost in the Stars』、『ジョ・ジョ・ダンサー (Jo Jo Dancer, Your Life Is Calling)』、『ドロップ・スクワッド (Drop Squad)』、『Once Upon a Time...When We Were Colored』などがある。

ケリーは、シットコム番組『Night Court』の第1シーズンにリズ・ウィリアムズ (Liz Williams) 役でレギュラー出演し、エミー賞にノミネートされた。このほかにも数多くのテレビ映画やシットコムにゲスト出演しており、『サンフォード・アンド・サン (Sanford and Son』、『刑事コジャック (Kojak)』、『女刑事ペパー (Police Woman)』、『ゴールデン・ガールズ (Golden Girls)』、『グッド・タイムズ (Good Times)』、『Any Day Now』などがあり、さらに、1982年に発表されたグロリア・ネイラー英語版の小説『The Women of Brewster Place』を基にオプラ・ウィンフリーが制作したテレビのミニシリーズ『The Women of Brewster Place』では、ロネット・マッキー英語版とともに、インナーシティゲットーホモフォビアに抗して闘うレズビアンのカップルを演じた。『The Women of Brewster Place』における演技に対し、ケリーはエミー賞への2度目のノミネートを得た。

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私生活と死

1985年、ケリーは、イギリス映画監督ドン・チャフィ英語版と結婚した[6]。チャフィは、1990年11月に死去した[7]

2003年以降は、ジョージ・パーキントン (George Parkington) が、彼女のパートナーだった[6]

ケリーは、2020年2月8日に、心不全のため、77歳で死去した[6]

フィルモグラフィ

映画

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テレビ

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脚注

外部リンク

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