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ラストコンサート
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『ラストコンサート』(伊題:Dedicato a una stella、英題:The Last Concert)は、1976年に公開されたイタリア(資本的には日伊合作)の恋愛映画。セリフは英語で、大部分の撮影はモン・サン=ミシェル、パリなどフランス国内で行われた。
人生に挫折し落ちぶれている作曲家は、ふとした事から一人の少女と出会うが、彼女の体は病魔(白血病)に冒されており後三カ月の命だった。懸命に生き抜こうとする少女と再起に賭ける男、親子ほどの年齢差を越えたふたりの交流を、美しいメロディに乗せて描いたラブ・ストーリー。
地方では『カサンドラ・クロス』との2本立てで公開され、どちらかと言えば“添え物”的扱いだったが、多くの人々により強い印象を与え、今日でも語り草となっている一作である。
1993年の香港映画『つきせぬ想い』(原題:新不了情)は、本作と設定が共通しているが、影響されたかは不明である[独自研究?]。
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出演
スタッフ
- 監督:ルイジ・コッツィ
- 製作:オビディオ・G・アソニティス、古川勝美
- 脚本:ルイジ・コッツィ、ミケーレ・デレ・アイエ、ダニエレ・デル・ジュディチェ、ソニア・モルテーニ
- 撮影:ロベルト・デットーレ・ピアッツォーリ
- 音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ
公開時のコピー
- だれかに生きる勇気を与えたとき、天使って涙を流すのですね…
- あなたをだましたのよ、ほら、わたしはこんなに元気よ
サウンドトラック
- 公開当時、キングレコードからサントラ盤LPとシングルが発売になった(シングルで発売されたメイン・テーマは、オリジナル音源にセリフを加え編集したもの)。1976年11月には、メイン・テーマに日本語の歌詞を付けたアン・ルイスのシングル「ラスト コンサート」も発売された。その後1994年にサウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズ(SLC)から、2003年にはProject-TからCDが発売されたが、現在はいずれも廃盤。
- 2007年公開の日本映画『Little DJ〜小さな恋の物語』に、主人公が好意を寄せる少女と2人で観に行く映画として『ラストコンサート』が登場。同作品のサウンドトラックCD(アミューズソフトエンタテインメント)にも、『ラストコンサート』のサントラよりメインテーマ、および「ステラに捧げるコンチェルト」の2曲が収録されている。
- 2012年9月21日、富士キネマから、新シリーズKINEMA DE FUJIの第一弾として、以前限定発売されたスペインのQUARTET版に、セリフ入りのメインテーマを加えて全27曲収録としたものが「ラストコンサート オリジナル・サウンドトラック 完全盤」のタイトルで発売された。
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エピソード
DVD
- 『ラストコンサート』、アミューズソフトエンタテインメント、2004年12月24日発売、ASBY-5247
上野樹里らにより新録されたものと、過去にTV放映されたものの、2種類の日本語吹替音声が収録されている。またセル版の映像特典として、上野樹里のアフレコ風景、上野樹里が語るステラの魅力、劇場公開時日本版劇場予告編が収録されている(レンタル版の映像特典は予告編のみ)。
書籍
- 単行本(原作 ソニア・モルテーニ、訳 秋浜みどり)『ラストコンサート』 講談社、1976年12月8日発売、0097-129509-2253(0)
- 文庫本(原作 ソニア・モルテーニ、訳 秋浜みどり)『ラストコンサート』 ヘラルド出版、1981年1月5日発売、0197-803175-7636
- フィルムライブラリー『ラストコンサート』 ヘラルド出版、1979年12月28日発売、0072-791154-7636
- 文庫本(編著 清水節)『ラストコンサート』 竹書房、2004年12月23日発売、ISBN 4-8124-1929-8 後日談とサブストーリーを挿入した新版
外部リンク
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