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レイジング・ブル

アメリカ合衆国の映画 ウィキペディアから

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レイジング・ブル』(Raging Bull)は、1980年アメリカ合衆国伝記映画。監督はマーティン・スコセッシ、出演はロバート・デ・ニーロキャシー・モリアーティなど。 実在のプロボクサージェイク・ラモッタの自伝を元にポール・シュレイダーマーディク・マーディン英語版が脚本を担当した。第6回ロサンゼルス映画批評家協会賞作品賞獲得作品。また、1990年に米国連邦議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の中の1本である[3]

概要 レイジング・ブル, 監督 ...

主演のデ・ニーロは、ミドル級チャンピオンまで上り詰めた鍛え上げられた肉体と、引退後の肥満体型を表現するために体重を27kg増量[4]徹底した拘りから生まれた造語、「デ・ニーロ・アプローチ」の完成形とも言える[要出典]役作りを敢行し、第53回アカデミー主演男優賞を初めアメリカ国内の映画賞を多数獲得した。

タイトルは「怒れる雄牛」の意味で、このニックネームで呼ばれたジェイク・ラモッタのことを指す。

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ストーリー

1964年、ジェイク・ラモッタはクラブのコメディアンだが、かつてはボクシングミドル級チャンピオンだった。

1941年、デビュー以来無敗を誇っていたジェイクは初めての屈辱を味わうこととなる。7回のダウンを奪ったにもかかわらず、相手に有利な判定で敗れたのだ。怒りの収まらない彼は妻や弟でマネージャーのジョーイに当たり散らす。だが、そんなすさんだ心も市営プールで、まだ15歳のブロンドの少女・ビッキーと出会うことで癒される。2人はジェイクに妻子がいるのもお構いなしに交際を始める。

1943年、ジェイクは当時無敵とされていたシュガー・レイ・ロビンソンを破るまでの戦績を挙げた。だが、すぐに行われたリターン・マッチではまたしても不利な判定に屈する。そこに取り入ってきたのが八百長試合を仕組む組織の大物・トミーであった。長らく彼の誘いを拒み続けていたジェイクであったが、タイトルマッチの誘惑に負け、承諾してしまう。格下の相手に負けねばならない屈辱を味わったが、その見返りで彼は念願のチャンピオンへの挑戦が認められる。

1949年、このタイトルマッチにおいて、ジェイクは見事にマルセル・セルダンTKOし、チャンピオンベルトを手にした。しかしその裏で、ジェイクの病癖-ビッキーへの強い猜疑心が彼を破滅へ導いていたのであった。

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キャスト

スタッフ

テーマ曲

マスカーニ作曲:カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲(アルトゥーロ・バジーレ指揮/Orchestra of Bologna Municop Thetra)(RCA)

作品の評価

映画批評家によるレビュー

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロの最高傑作と言っても過言ではない『レイジング・ブル』は観ていて辛いシーンが多いが、非情なヒーローを描いた情熱的で力強い作品である。」であり、74件の評論のうち高評価は93%にあたる69件で、平均点は10点満点中8.86点となっている[5]Metacriticによれば、27件の評論のうち、高評価は25件、賛否混在は1件、低評価は1件で、平均点は100点満点中89点となっている[6]

受賞歴

さらに見る 映画賞, 部門 ...
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エピソード

  • 映画制作におけるカラーフィルムの褪色問題にも関心を持っていたスコセッシは、当初褪色の心配のないテクニカラーで『ニューヨーク・ニューヨーク』を製作するつもりだったが、その技術が中国に売却されてしまった影響で本作をモノクロ作品にする決意をした。[要出典]ただし、クレジットには、Technicolorと表示されている。
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脚注

外部リンク

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