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ワセダミステリクラブ
早稲田大学内に存在するサークル活動 ウィキペディアから
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ワセダミステリクラブは、早稲田大学内に存在する文化系サークル活動の一つ[1]。公式な略称は「W・M・C」だが、外部からは「ワセミス」と呼ばれることも多い。
ミステリのみならずSF、ホラー、ファンタジー、幻想小説、純文学、ライトノベルなど、対象は多岐にわたる総合文芸サークルである[2](早稲田には「SF研究会」が定着しなかったことにもよる)。
概略
1957年、仁賀克雄により創立。江戸川乱歩を顧問、文学部教授鈴木幸夫(千代有三)を会長[3]として発足した[4]。草創期のメンバーには仁賀の他に、『ミステリ百科事典』の間羊太郎や、アニメ版『巨人の星』『ムーミン』等の脚本を担当した山崎忠昭などがいる。1958年に会員の大藪春彦が作家デビューするが、これはを千代有三が彼の作品『野獣死すべし』を江戸川乱歩に紹介し、乱歩が『宝石』への掲載を推薦したことによる。
1966年に、当時立教大学在学中の戸川安宣によって立教ミステリ・クラブが設立されるが、これは戸川とワセダミステリクラブ員の交流がきっかけであった[5]。
1975年に、他の5大学のミステリ研究会[6]とともに全日本大学ミステリー連合を結成[4]。
1980年代後半から1990年代前半にかけて、ワセダミステリクラブ出身者の折原一、北村薫、山口雅也、霞流一らがあいついでデビューし、同時期デビューの京都大学推理小説研究会出身作家、同志社大学推理小説研究会出身作家、立教ミステリ・クラブ出身作家らとともに、本格ミステリの第三の波を展開させたといわれる[7]。
この他、作家、翻訳家、評論家、編集者らが出身者に多数いる。
また、OBは「ワセダミステリクラブOB会」として、他大学出身者を含めて[8]、親睦活動を行ってきた。
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主な行事
主な公式行事として以下のものがある。[2]
- 読書会
- 創作読書会
- 講演会 - 学園祭「早稲田祭」にて、作家・評論家の先生をゲストに招き主催する。
- 合宿 - 夏と冬の年2回行なわれる。
主な刊行物
主な公式刊行物として以下のものがある。[2]
- PHOENIX - 機関誌。文学フリマで頒布され通信販売も行なわれている。
- Panorama - 2012年度より発行されている新歓誌。
過去の刊行物
主な出身者
あ行
か行
さ行
- 斎藤嘉久 - フリー編集者、ミステリ評論家
- 酒井昭伸 - SF翻訳家
- 酒井貞道 - ミステリ書評家
- 堺康麻呂 - ミステリ評論家
- 佐川俊彦(藤田尚) - 漫画編集者、ライター
- 里見哲朗 - アニメプロデューサー
- 式貴士(間羊太郎、蘭光生) - 小説家(SF作家)、ミステリ評論家
- しとうきねお - 漫画家、ライター
- 柴尾英令 - ゲームクリエーター、ライター
- 島崎博 - 編集者、評論家、書誌研究家
- 品川四郎 - 翻訳家、映画評論家
- 白石晶子 - 漫画家
- 白石朗 - 翻訳家
- 白須清美 - ミステリ翻訳家
- 仁賀克雄 - 評論家、翻訳家、小説家
- 新保博久 - ミステリ評論家
- 関口苑生 - ミステリ評論家
- 瀬戸川猛資 - ミステリ評論家、映画評論家、編集者
- 仙波龍英 - 歌人
- 曽根忠穂 - 編集者(SF雑誌『奇想天外』編集長)
た行
な行
は行
ま行
や-わ行
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脚注
関連項目
外部リンク
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