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ンめねこ
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『ンめねこ』は、しりもとによる日本の漫画作品[5]。また、その漫画の主人公である猫のキャラクター。愛媛県に本社を置くヒューネットに在籍する原作者がX(旧Twitter)で公開している漫画作品で、主人公のンめねこと友達のうすくろの2匹による日常を描く内容[6]。
ヒューネットでキャラクターグッズを製作しており、2025年1月にはアニメ化が発表された[6]。同年4月より、TBSテレビでショートアニメとして放送中[7][3]。また、アニメ化に合わせて『BE・LOVE』(講談社)にて2025年5月号から7月号まで、短期集中連載として描き下ろし漫画の連載が行われたほか[1][8][2][9][10]、『なかよし』『別冊フレンド』(いずれも講談社)でも出張連載された[11][12]。
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登場キャラクター
声の項はテレビアニメ版の声優。
書誌情報
- しりもと 『ンめねこ』 講談社〈ワイドKC〉、既刊1巻(2025年5月13日現在)
- 2025年5月13日発売[13]、ISBN 978-4-06-539543-1
テレビアニメ
要約
視点
2025年4月4日からTBSテレビにて放送中[7][3]。約1分半のショートアニメとして制作される[14]。
製作
TBSテレビの片山悠樹プロデューサーによると、アカツキメディアスタジオ[注 1]の樋渡昇一郎プロデューサーと出会って共同で企画をしようと意気投合し、様々なメディアをチェックして「ンめねこ」を見つけ、原作者のしりもとに話を持ち掛けたことでアニメ化企画が始まった[15]。しりもとが所属するヒューネットの兵頭慶太プロデューサーは、連載開始から1年も経たぬうちにアニメ化の話が出てきたことに驚いたという[15]。
製作にあたり大切にしたことについて、片山と兵頭はそれぞれ次のように話している[14][15]。
原作は癒やしと笑いの要素が奇跡的なバランスで詰め込まれていると感じています。キャラクターの魅力が満載なのでさまざまな層に見ていただけるアニメにできればと思っています。20、30代の方々が癒やされてほしいと思いますし、ファミリーでも楽しんでほしいと思っています。原作では、ンめねこ、うすくろの関係性が詳しくは説明されていないので、見る人によって感じ方が変わってよいと思っていて、アニメを作る上でそこは意識して制作しています。
原作にはセリフがないので、アニメで声とセリフが付いた時に魅力を感じてもらえないと、原作ファンの方に違和感や失望を与えてしまうので、そうならないようにしなければなと。その点を理解した上で、アニメ化によって『ンめねこ』の魅力が拡張されるようなアイデアをもたらしてくれる樋渡さんをサポートできるスタッフを集めるのが、アニメ化で一番大切にしたところです。
あと、ンめねことうすくろの関係性を観てくださった方がいろいろ解釈できるように、というのはスタッフ全員の共通認識としてありました。 — 片山悠樹(TBSテレビ)
原作がかわいいので、原作ファンの方に「アニメになってよかった」と思っていただくために、キャラクターのかわいさに徹底的にこだわりました。最初はその点で原作とアニメで乖離があったので、第1話はすごく時間をかけて、5回くらい修正をして、原作サイドの方に認めていただけるように頑張りました。大変ではありましたが、頑張ってよかったと思っています。 — 兵頭慶太(ヒューネット)
この第1話については樋渡がアニメの制作側として思い入れがあるエピソードとして挙げており、「かわいさと原作サイドの方との調和していく作業がやっと実ったなと思ったのが第1話だった」と話している[16]。
プロモーション
プロモーション活動について片山は、「グッズ、キャラクタービジネスが重要になってくる作品です。原作元様と一緒に国内外に展開していこうとしています。アニメを長く続けていく中で浸透していくと良いなと思っています。」と話している[17]。
『ンめねこ』に見るTBSテレビのアニメ戦略
約1分半のショートアニメとして制作される本作品は、TBSテレビがショートアニメに挑戦するきっかけにもなっている[14]。
近年アニメにより力を入れているTBSテレビは、2023年10月には日曜16時30分台に、2024年1月には木曜23時56分台にそれぞれTBS系列全国ネットのアニメ枠を新設[14]。同局では、先述の23時56分台と金曜0時26分台の『スーパーアニメイズムTURBO』枠(毎日放送制作・TBS系列全国ネット)の2本に加え、1時台に関東ローカルで2本のアニメを放送し、計4本のアニメを木曜深夜に放送する番組編成を組んでいる[14]。このようにした理由について片山は、「木曜深夜にアニメを見てくださっている方が、流れで楽しめる環境を作ろうと考えました」としている[14]。
そんな中、TBSテレビがショートアニメに挑戦した背景には、TikTokやInstagramのリール、YouTube ShortsなどといったSNSの短尺コンテンツが広まっているという昨今の現状があった[14]。これまでの30分アニメや劇場アニメで獲得した子どもやコアなファン以外にもターゲットを広げ、ジャンルや世代にとらわれず幅広い視聴者層に向けてアピールしようと試みている[14]。
今後のショートアニメの制作にも意欲的な姿勢を見せている片山は、インタビューの中で次のように語っている[14]。
「TBSは、コアなものからライトなものまでジャンルにとらわれずアニメを手掛けてきました。そして今後さらにジャンル・世代など関係なくよりカジュアルに見ていただけるアニメも展開したいと考えておりました。近年、YouTubeだけで完結するようなコント風のショートアニメも増えていて、幅広い層の方がアニメをいろいろな形で楽しまれています。そういった環境も踏まえて、より広い層に向けたアニメにもチャレンジしようとしています」
「実写のショートドラマは、最初の数秒で何かが起きる作品が多く、視聴者の心をつかんでいます。アニメもシーンによってはそういうチャレンジが必要になっていると感じています。ショートアニメは10分のものもありますが、最近はどんどん短くなっていますし、1分半くらいの尺がトレンドになりつつあります。1分半だと、簡単に見えるかもしれませんが、短い尺の中で要素をバランスよく埋め込むのは簡単ではありません。カジュアルに楽しめるけど、熱を持って見ていただけるようにと思っています」
反響・評価
ライターのHonda Yuukiは自身の記事で本作品について、「セリフを極力使わず絵で魅せる原作とは異なり、よく喋る2人による、賑やかなアニメーションが特徴だ。原作とは異なる雰囲気を楽しむことができる。」と評している[18]。
スタッフ
主題歌
各話リスト
放送局
コラボレーション
2025年8月15日(14日深夜)に放送された第20話「ミクちゃんとなつフェス」には、コラボ企画として初音ミク(OriginalCV:藤田咲)が劇中に登場[17]。テーマソングとして、本作品のために書き下ろされた初音ミクの楽曲「ネギソルジャー」が使用された[17]。また、コラボグッズの販売も予定されている[17]。
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脚注
外部リンク
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