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中国女 (曲)
イエロー・マジック・オーケストラの楽曲 ウィキペディアから
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「中国女」(ちゅうごくおんな、フランス語: La Femme Chinoise)はイエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)の楽曲。作詞はクリス・モスデル、作曲は高橋ユキヒロ。1978年にリリースされたアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』に収録されている。
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背景
- 曲のタイトルはジャン=リュック・ゴダール監督の映画『中国女(La Chinoise)』から取られている。
- 歌詞の内容は、リチャード・クワイン監督、ナンシー・クワン主演のハリウッド映画『スージー・ウォンの世界(The World of Suzie Wong)』(1960年)そのものである。
制作
- 元々は「スージー・ウォン・アンド・シャンハイ・ドールズ」というタイトルで、歌われている部分よりもずっと長い歌詞だったが、ここから高橋がピックアップして使われたと、作詞を担当したクリス・モスデルはコメントしている[1]。
- 高橋ユキヒロが断片的に作曲してきたメロディーに細野晴臣と坂本龍一がアレンジを施した。イントロや間奏の「テンテンテンテン…」という箇所は、三本指でしかキーボードを弾けないキーボーディストを想定し、ダサいけどかっこいいというイメージを表現している。具体的にはブライアン・フェリーの弾くキーボードである。
- 高橋が在籍していたサディスティック・ミカ・バンド及びサディスティックスのメンバーだった高中正義がギターで参加している。元々は坂本が「パンクみたいなディストーションのギター」を注文したが、高中が意味を理解せず、そのまま録音して帰ったという。
- 日本版『イエロー・マジック・オーケストラ』では、歌の部分で派手なチョッパーになるが、これは当時流行していた、ロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」のパロディである。
- フランス語の女性ヴォイスは当時アルファレコード社長秘書だった布井(江部)智子で、アイデアは細野によるもの。
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評価
- この曲の高橋のヴォーカルを聴いて、YMOのメインヴォーカルを高橋にすることにしたといわれる[注 1]。YMOをインスト・バンドと思っていた細野にとって、以下の理由から、この曲がYMOの中で重要だったとコメントしている[2]。
「 | 途中の展開がミニマルな感じで、曲自体がヨーロッパ的な香りのするもので当時本当のテクノだと思った ヴォーカルを起用したことでYMOがヴォーカル・グループとしての可能性が提示された |
」 |
ライヴでの披露
- 『ウィンター・ライヴ1981』では、最終公演のみとの条件付きではあるが、散開までどのYMO名義のツアー・ライヴでも演奏された唯一の曲である。
- 坂本龍一が2009年11月30日のロンドン公演にてピアノで演奏した。これはiTunes Storeで購入して聴くことができる。
- 雑誌『写楽』(小学館)のイベントにおいてアコースティックギター2本とバンジョー1本という楽器構成で演奏したアコースティックバージョンが『YMO GO HOME!』において初めてCDに収録されている。
シングル(UK盤)
収録曲
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収録アルバム
- YMO『イエロー・マジック・オーケストラ』(1978年)
- YMO『イエロー・マジック・オーケストラ (US版)』(1979年)
- YMO『パブリック・プレッシャー』(1980年)
- YMO『アフター・サーヴィス』(1984年)
- YMO『シールド』(1984年)
- YMO『フェイカー・ホリック』(1991年)
- YMO『テクノ・バイブル』(1992年)
- YMO『テクノドン・ライヴ』(1993年)
- YMO『ライヴ・アット・武道館1980』(1993年)
- YMO『ライヴ・アット・紀伊国屋ホール1978』(1994年)
- YMO『ワールド・ツアー1980』(1996年)
- YMO『ライヴ・アット・グリークシアター1979』(1997年)
- YMO『YMO GO HOME!』(1999年)※アコースティック・ヴァージョン
- YMO『ONE MORE YMO』(2000年)
- YMO『UC YMO』(2003年)
脚注
関連項目
外部リンク
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