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丹羽隆介

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丹羽 隆介(にわ りゅうすけ、1974年[1] - )は、日本の生命科学者。博士(理学)(京都大学・2002年[2])。筑波大学生存ダイナミクス研究センター教授。専門はショウジョウバエなどの昆虫を用いた発生生物学

概要 丹羽 隆介, 生誕 ...

概要

東京都出身。筑波大学附属駒場中学校・高等学校を経て、京都大学理学部へ進学。大学院では竹市雅俊の研究室に所属したが、助手であった上村匡[3][4]が独立して研究室を持ったことに伴い、上村の研究室へ移籍した。2002年に京都大学大学院理学研究科を修了し、博士(理学)を取得。

その後、東京大学大学院新領域創成科学研究科片岡宏誌東原和成研究室)での日本学術振興会特別研究員(SPD)、イェール大学(Frank J. Slack研究室)でのヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(HFSP)長期フェローを経て、2008年より筑波大学にてテニュアトラック助教として研究室を主宰した。2019年より同大学教授。

研究

専門は発生生物学および昆虫生理学。

細胞骨格制御の研究
大学院時代は、ショウジョウバエの変異体slingshotの解析を行い、東北大学水野健作との共同研究により、Slingshotがコフィリン脱リン酸化酵素としてアクチン細胞骨格の動態を制御することを発見した[5]
昆虫ステロイドホルモン生合成
ポスドク時代より、昆虫脱皮変態を制御するステロイドホルモンであるエクジソンの生合成機構の研究に着手。前胸腺における生合成酵素として、シトクロムP450遺伝子群や新規遺伝子Neverlandを同定した[6]。また、Neverlandがハエの一種の食性進化(サボテン食への適応)に関与していることを解明した[7]
発生タイミングと生理学的調節
イェール大学では線虫を用いて発生タイミングを制御するmicroRNAの研究に従事した[6][8]。筑波大学着任後は、栄養応答や環境に応じた成長制御メカニズムを研究している[9]
近年の成果としては、寄生蜂が宿主の成虫原基を破壊するために毒を利用することの発見[10][11][12]や、昆虫におけるカルシウム恒常性維持の内分泌機構の解明[13][14]などがある。
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人物

  • 音楽や読書など多趣味であることで知られる[15][16][1]

略歴

脚注

外部リンク

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