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佐保神社

兵庫県加東市にある神社 ウィキペディアから

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佐保神社(さほじんじゃ)は、兵庫県加東市にある神社[2]。旧称、坂合神社[3]。北播磨有数の神社として知られ、旧社町門前町として発展した[4]

概要 佐保神社, 所在地 ...

概要

紀元前76年垂仁天皇23年)の創建と伝えられ、当時は加西市の鎌倉峰[5]に鎮座されていた。奈良時代初頭の722年養老6年)に阿倍野三郎太夫なる老人に神託があり、現在の場所に遷された[2]

鎌倉時代には北条政子が佐保神社を崇敬し、本殿の再建と四方内外に檜木造の鳥居八基を建立させた[2]

当時の鳥居は現存しないが、西の内の鳥居は石造りに変わり、現在も社町鳥居地区に残っており、「鳥居」という地名はこれに由来する[2]

戦国時代の争乱にて社領は荒廃し1547年(天文16年)には火災で神殿をすべて焼失する。その後、勧進僧らの尽力よって[6]1564年(永禄7年)に神殿が再建された。しかし往時の壮観は望むべくもないといわれている[誰?]

江戸時代には、代々将軍家より朱印状を授けられ社領十石を賜り、1881年(明治14年)県社に指定された[2]

現在の建物は1747年延享4年)に再建されたものである[2]

涌羅野山慈眼寺

明治の神仏分離令以前には古義真言宗の寺院、涌羅野山慈眼寺が神宮寺としてあった[7][8]

当時の神社境内には仏教設備として鐘楼、護摩堂、薬師堂があった[9][10]

塔頭寺院筆頭である持寶院の創立が白雉年間と伝わり[11]、史実であるとすれば慈眼寺の創設はそれ以前となる。

古義真言宗本末帳によると、「高野山寶城院末」として、「御朱印10石寺中分配、加東郡社村涌羅野山慈眼寺之中三宇」とあり、「慈眼寺之中、持寶院、末寺4宇」「善龍院、末寺1宇」「一乗院、末寺2宇」等とある[8]

播磨鑑には「涌羅山慈眼寺、社僧、善龍院、持寶院、松林院[12]」とある[13]

明治維新の折に慈眼寺は廃寺となり、現在は持寶院と善龍院のみ残っている。佐保神社にあった仏教関連の品は一部持寶院に移された[14]

御嶽山清水寺との関係

清水寺の鎮守六所の中、佐保三所を勧請している[15]

「神崎兵部撰佐保大明神社記」に「大道年中、法道仙人同国御嶽山清水寺開基の節、山荒くしてなやすくひらきかたきにより、三社大明神に祈願し、千日の日参をつとめ当山開基の守護を祈り給ひしに、難なく山を開き給う。依って清水寺根本堂の左に社を建て、云々」とある[16]

また「佐保社勧進帳」に「播州佐保社勧進沙門敬白」として清水寺松之坊の僧が勧進の文を書している[6]

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祭典日

  • 4月16日 - 湯立神事あり[2][1]
  • 10月体育の日の前日 - 秋祭[2][1]
絢爛豪華な屋台・獅子舞などが奉納される[4]
  • 10月16日 - 秋大祭[17]

歴史

社格で旧加東郡の唯一の県社であった[18]

脚注

外部リンク

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