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出生率
出生数の割合 ウィキペディアから
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出生率(しゅっしょうりつ、英: birth rate)とは、人口統計学において、一定期間の人口に対する出生数の割合のことである。

各種の数値があるが、一般的には人口1,000人当たりにおける出生数を指し、これを普通出生率または粗出生率という[2]。単位はパーミル(‰)[2]。また、15歳から49歳までの年齢別出生率を合計したものを合計特殊出生率(合計出生率)といい、1人の女性が一生の間に何人の子を産むかを表す[2]。
各種の出生率
要約
視点
普通出生率
普通出生率(粗出生率、crude birth rate、CBR)は、ある地域で出生した数をその地域の人口で割った値であり、人口千単位で示すことが多い[3]。
普通出生率(CBR)は以下のように表される。
n はその年の年間出生数で、p はその年の年央人口である(複数年の数値から平滑化する場合もある)[4]。
なお、この数字は普通死亡率(粗死亡率、crude death rate)と組み合わせることで、自然人口増加率が導き出すことができる[3]。
合計特殊出生率
合計特殊出生率(total fertility rate、TFR)は、期間合計特殊出生率とコーホート合計特殊出生率に分けられるが、現実には合計特殊出生率として期間合計特殊出生率が用いられている[5]。
- 期間合計特殊出生率
- ある期間の出生率がそのまま継続すると仮定した上で、15歳から49歳までの女性の出生率を年齢階級別に算出し足した値[3][5]。一人の女性が一生に産む子どもの数の平均となる[3]。
- コーホート合計特殊出生率
- ある世代の女性について年齢別出生率を過去から現在まで集計した値[5]。
→詳細は「合計特殊出生率」を参照
その他の出生率
- 総出生率 (General fertility rate, GFR)
- ある年に出産可能年齢である女性総人口に対する総出生数の比(女性人口1,000人当たりの出生数)をいう[5]。
- 年齢別出生率(age specific fertility rate, ASFR)
- 年齢別出生率 = 年齢別出生数 / 年齢別女性人口×1000[4]
- ※通常は年齢5歳階級別とする[4]。
- 標準化出生率 (Standardised birth rate, SBR)
- 出生率を年齢構造で補正した数値[4]。
- 有配偶出生率
- 有配偶出生率 = 出生数 / 有配偶25~39歳女性人口[6]
- 年齢別有配偶出生率(age specific marital fertility rate, ASMFR)
- 年齢別有配偶出生率 = 年齢別嫡出出生数 / 年齢別有配偶女性人口×1000[4]
- 有配偶合計出生率 (total marital fertility rate, TMFR)
- 全年齢(階級)のASMFRの合計[4]。
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各国の出生率
→日本の都道府県ごとの出生率については「都道府県の出生率一覧」を参照
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脚注
関連項目
外部リンク
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