トップQs
タイムライン
チャット
視点
加藤久仁生
ウィキペディアから
Remove ads
加藤 久仁生(かとう くにお、1977年4月24日[1] - )は、日本のアニメーション作家。鹿児島県鹿児島市出身。
来歴・人物
鹿児島市立桜丘東小学校、鹿児島市立桜丘中学校、鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校、多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業[2]。大学在学中に制作したアニメーション作品で国内の賞を獲得。
大学を卒業後、2001年に映像制作会社の「ROBOT」に入社する[3]。ROBOTではキャラクター・アニメーション部アニメーションスタジオケージに所属し、テレビ番組、Webアニメーション、スポットCMなどのアニメーション作品を手がけた。
2008年、加藤が監督した『つみきのいえ』が世界最高峰のアヌシー国際アニメーション映画祭で、短編作品に与えられるアヌシー・クリスタル賞(最高賞グランプリ)を獲得[3]。同賞の日本人の受賞は2003年『頭山』の山村浩二に続いて2人目[4]。
2009年、『つみきのいえ』が第81回アカデミー賞の短編アニメーション賞を受賞した[5]。短編アニメーション賞の受賞は日本人監督作品では初[3]。受賞スピーチでは英語で、オスカー像が重いことや、スタッフなどに対する感謝の意を表明し、所属会社のROBOTに感謝したあと、アメリカのロックバンド、スティクスの曲「ミスター・ロボット」に含まれている日本語の歌詞にちなみ「どうもありがとう。ミスター・ロボット」と締めくくり、会場の笑いを誘った[5][6][7]。同年に文化庁長官表彰の国際芸術部門を受賞[8]。
2017年春にROBOTを退社し、アニメーション作家として独立する[3]。同年、NHK「みんなのうた」の「風と共に」(作詞・作曲:宮本浩次)のアニメーションを担当する[3]。秋には東京都内から鎌倉に転居する[3]。
Remove ads
作品
- The Apple Incident
- 或る旅人の日記(2003年)[1]
- MY LITTLE LOVER「FANTASY」
- MTV “MUSIC FLOWER”
- R(2006年)[1]
- つみきのいえ(2008年)
- 窓際のトットちゃん(水中シーン)(2023年)
みんなのうた
受賞歴
- ラピュタアニメーションフェスティバル(最優秀作品賞)
- 第2回メルヘンアニメ・コンテスト(最優秀作品賞・『或る旅人の日記』・2004年)
- 第8回ソウルCartoon & Animation Festival(入賞・2004年)
- オタワ国際アニメーションフェスティバル(入賞・2004年、2006年)
- アヌシー国際アニメーション映画祭(グランプリ・『つみきのいえ』・2008年)
- 第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門(大賞・『つみきのいえ』・2009年)[9]
- 第81回アカデミー賞(短編アニメーション賞・『つみきのいえ』・2009年)
- 第7回メルヘンアニメ・コンテスト(最優秀作品賞・『つみきのいえ』・2008年)
- 第14回アニメーション神戸賞(個人賞・2009年)[10]
影響
2015年、チリの作家ホセ・バローハは「或る旅人の日記」にインスパイアされた[11]、 XIIIゴンサロロハスピサロ国際コンテストの優勝テキストである「El hombre del terrón de azúcar」というストーリーを公開した[12]。
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads