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古代ペルシャ文字 (Unicodeのブロック)
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古代ペルシャ文字(こだいペルシャもじ、英語: Old Persian)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
紀元前6世紀から紀元前4世紀ごろに現在のイラン、イラク、シリア、トルコ、エジプトの一部、バルカン半島の一部などを支配していたアケメネス朝ペルシアで話されていた古代ペルシア語(インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派イラン語群)を表記するための古代ペルシア楔形文字を収録している。
古代ペルシャ文字は音素文字のうち子音と母音とに独立した文字が割り当てられているアルファベットに分類される。ラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)である。単語毎に分かち書きされるが、スペースではなく専用の記号U+103D0 𐏐 OLD PERSIAN WORD DIVIDER
が用いられる。
字形は他のメソポタミア諸言語で用いられた楔形文字(シュメール語、アッカド語など)やウガリト文字(ウガリット語、フルリ語)などと同じような形状をしているが、音素との対応がこれらの文字体系とは大きく異なるためUnicodeにおいては符号位置を分けられている。
符号位置の順序はおおむね伝統的な古代ペルシャ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン4.1において初めて追加された。
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収録文字
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小分類
このブロックの小分類は「独立母音字」(Independent vowels)、「子音字」(Consonants)、「各種記号」(Various signs)、「約物」(Punctuation)、「数値」(Numbers)の5つとなっている[1]。
独立母音字(Independent vowels)
この小分類には古代ペルシャ文字のうち、基本的な母音字が収録されている。
子音字(Consonants)
この小分類には古代ペルシャ文字のうち、基本的な子音字が収録されている。
なお、一部の子音字は後続する母音によって異なる文字を用いる。
各種記号(Various signs)
この小分類には古代ペルシャ文字のうち、単語を表す表語文字が収録されている。
約物(Punctuation)
数値(Numbers)
この小分類には古代ペルシャ文字に固有の数字が収録されている。
これらの数字は位取り記数法を用いず、単位数字を並べて数値を表し、異なる桁にはその桁のための専用の数字を用いているため、Unicode上では10進法の位取り記数法を用いる"digit"とは区別されて"number"と呼ばれている。
文字コード
古代ペルシャ文字(Old Persian)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+103Ax | 𐎠 | 𐎡 | 𐎢 | 𐎣 | 𐎤 | 𐎥 | 𐎦 | 𐎧 | 𐎨 | 𐎩 | 𐎪 | 𐎫 | 𐎬 | 𐎭 | 𐎮 | 𐎯 |
U+103Bx | 𐎰 | 𐎱 | 𐎲 | 𐎳 | 𐎴 | 𐎵 | 𐎶 | 𐎷 | 𐎸 | 𐎹 | 𐎺 | 𐎻 | 𐎼 | 𐎽 | 𐎾 | 𐎿 |
U+103Cx | 𐏀 | 𐏁 | 𐏂 | 𐏃 | 𐏈 | 𐏉 | 𐏊 | 𐏋 | 𐏌 | 𐏍 | 𐏎 | 𐏏 | ||||
U+103Dx | 𐏐 | 𐏑 | 𐏒 | 𐏓 | 𐏔 | 𐏕 | ||||||||||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
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