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売り子
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売り子(うりこ)とは、商品を売る人のことを指す[1]。本項では野球場のスタンドにおいて、歩きながら観客に対してビールなどを販売している販売員について説明する[2]。

概要
野球場のスタンドでの売り子による販売が開始されたのは1948年(昭和23年)頃の阪神甲子園球場からで当初はサイダーなどを販売していた。1950年代になってから、この売り子による販売が全国の野球場に拡大し、併せてビールも取り扱うようになった[2]。
この頃のビール販売は瓶ビール[注釈 1]或いは缶ビールを売り子から購入する形式を取っていたが、安全上[注釈 2]やゴミ回収の問題などから、平成に入ると、売り子が生ビールの樽を背負いながら販売する形態が定着した[2]。
ビール販売の売り子は1試合で平均100杯販売しており、仮に1試合が3時間(180分)だとすると、2分弱で1杯のビールを売っている計算になる。トップレベルの売り子だと、150から200杯販売しているため、1分前後で1杯のビールを売っていることになる[3]。
売り子の採用は球場によって異なり、ビールの銘柄ごとにそれぞれ雇用するケースがあれば、販売エリア[注釈 3]ごとに雇用するケースもある[4][5]。給与は基本歩合制で一般的な売り子は1日(1試合)9000円前後であるが、トップレベルの売り子となると、2万から3万円も稼ぐことがある[6]。
2010年代に入ると、売り子そのものが「芸能界への登竜門」にもなっており、実際に東京ドームの売り子を担当していたおのののかや池谷実悠、横浜スタジアムの売り子を担当していたほのかのように、売り子を辞めた後にタレントやアナウンサーなどに転身した事例も少なくない[7][8]。
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脚注
関連項目
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