宋子良

宋 子良（そう しりょう）は、中華民国の実業家・銀行家。国民政府で権勢を誇った四大家族の1つ宋家の一員。「宋氏三姉妹」（宋靄齢・宋慶齢・宋美齢）はいずれも姉に当たり、行政院長（首相）・外交部長を務めた宋子文は兄に当たる。祖籍は広東省瓊州府文昌県。

宋子良
『最新支那要人伝』1941年
プロフィール
出生：	1899年（清光緒25年）
死去：	1987年 5月11日 アメリカ合衆国ニューヨーク
出身地：	清江蘇省松江府上海県
職業：	実業家・銀行家
各種表記
繁体字：	宋子良
簡体字：	宋子良
拼音：	Sòng Zǐliáng
ラテン字：	Sung Tzu-liang
和名表記：	そう しりょう
発音転記：	ソン・ズーリャン

事跡

上海の聖ヨハネ大学を卒業後、アメリカのヴァンダービルト大学に留学した^[1]。帰国後の1929年（民国18年）8月に、外交部秘書となる。翌年4月から1931年（民国20年）3月まで外交部総務司司長を務めた。1935年（民国24年）3月、中央銀行理事となり、その翌年7月には広東省政府財政庁庁長となっている。以後、中英庚款委員会董事、上海浚浦局局長、中国銀行理事、中国建設銀行董事兼総経理、西南運輸公司総経理などを歴任した。1946年（民国35年）11月、制憲国民大会代表に選出されている。

1987年 5月11日、ニューヨークで死去^[2]。享年88。