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小岩市川関所

東京都江戸川区にあった関所 ウィキペディアから

小岩市川関所
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小岩市川関所(こいわいちかわせきしょ)は、現在の東京都江戸川区北小岩にあった関所である。佐倉道(水戸佐倉道)に設置された[2]

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小岩市川関所
小岩市川関所の位置
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京成電鉄鉄橋約50m南の江戸川河川敷の辺りに小岩市川関所はあった[1]

概要

1616年元和2年)、江戸幕府により小岩と対岸の市川を結ぶ江戸川の定船場(小岩市川渡し)に番所が設けられ、万治年間(1658年-1661年)に関所となった[1]。「諸国御関所書付」によれば、小岩市川関所は、房川渡中田関所金町松戸関所小仏関所新郷川俣関所に並ぶ重要な関所とされ[2]、関所を通るには名主の発行した手形や通行証明書が必要であった[3]。関所では陸路の「入鉄炮に出女」だけでなく、船の往来も監視した[4]1869年明治2年)に関所は廃止され、1904年明治37年)に小岩市川渡しは廃止された[1]

御番所町

小岩市川関所の設置された付近は、佐倉道と元佐倉道が合流し、岩槻街道にも接する交通の要衝で、江戸時代には御番所町(ごばんしょまち)と呼ばれた[1]。現在の京成電鉄江戸川駅から南へ蔵前橋通りに至る道路部分が、史跡として江戸川区登録文化財となっている[5]

小岩・市川戦争

1868年5月24日慶応4年閏4月3日)、新政府軍と、江原素六の率いる旧幕府軍とが江戸川両岸に対峙し、小岩市川関所付近で激しい戦闘を行った[6]。この戦闘で旧幕府軍は敗れて中山方面に退却し、ついで船橋でも戦闘が行われた[7]

市川市側

千葉県市川市側の江戸川沿いには、市川関所跡の碑が残っている[8]

脚注

参考文献

関連項目

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