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小谷真理
日本の薬剤師、文芸評論家 (1958-) ウィキペディアから
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小谷 真理(こたに まり、1958年[1]7月11日[2] - )は、日本のSF&ファンタジー評論家。
『女性状無意識』で第15回(1994年)日本SF大賞受賞[3]。日本SF作家クラブ会員[4]、「ジェンダーSF研究会」発起人[5]。ヒロイック・ファンタジー&ファンタジーのファンクラブ「ローラリアス」副会長[6]。日本ペンクラブ女性作家委員会委員長を務めた[7][リンク切れ]。
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言論
小谷はSFとファンタジーをフェミニズム的観点で論じている[1][9][10][リンク切れ]。山田和子などの先駆はあるが、日本のSF・ファンタジー評論に、初めて本格的にフェミニズム的観点を導入した[要出典]。
1997年のメディアワークス発売の『オルタカルチャー―日本版』内のコラムにおいて、評論家の山形浩生から、小谷の著作はパートナーの巽孝之が代筆している(ほどそっくりである)と揶揄されたとして、全国紙での謝罪広告と3300万円の損害賠償を求めて小谷は東京地方裁判所に訴えた[11][12]。東京地裁は2001年の判決でメディアワークスと山形にホームページでの謝罪と330万円の賠償を命じた[11][12]。
なお、笙野頼子は、近年行っている「純文学論争」の延長の「男性評論家批判」活動で、「山形・小谷事件」での「テクスチャル・ハラスメント」概念を引用し、「男性の評論家たちは、女性作家たちの文学的成果を無視している」と主張している。[要出典]
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経歴
- 1958年、富山県に生まれる。
- 1978年、第17回日本SF大会〈ASHINOCON〉にスタッフとして参加。仮装パーティーに於いて、エドガー・ライス・バローズの『火星の秘密兵器』(創元SF文庫)の表紙イラスト(武部本一郎によるもの)を真似た格好で参加。他の参加者がその姿を見て『海のトリトン』の仮装だと勘違いし、本人も強く否定しなかったことから、いつの間にか海のトリトンが日本のコスプレ第1号と言われるようになったとされる[要出典]ほどの草分け的な存在。
- 北里大学薬学部薬学科卒業後、薬剤師として湘南赤十字血液センターに勤務[13][リンク切れ]。
- 1987年、SFファン活動で知り合った、巽孝之と結婚。
- 1989年、湘南赤十字血液センターを退職し、評論家として独立。
- 1991年、共訳書『サイボーグ・フェミニズム』でBABEL国際翻訳大賞・日本翻訳大賞思想部門受賞。
- 1994年、『女性状無意識』で第15回日本SF大賞受賞[14]。
- 2000年、柏崎玲央奈・工藤央奈とともに「ジェンダーSF研究会」を創設。
- 2002年、日本ファンタジーノベル大賞選考委員となる(第14回から)。
- 2003年、日本ペンクラブ女性作家委員会委員長に就任。
- 2004年、『エイリアン・ベッドフェロウズ』で第4回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞に選ばれるが、辞退。
- 2021年度、SFファンダムでの活動により、柴野拓美記念・日本SFファンダム賞(略称:柴野章)を受賞。
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人物
映画監督押井守のファンで、一番好きな作品に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を挙げ、やはり「攻殻機動隊」のオープニングの描写とタイトルバックが一番心に残っていると語る[15]。
作品リスト
単著
共著ほか
訳書
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テレビ出演
出典
外部リンク
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