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尾張員職

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尾張 員職(おわり の かずもと)は、平安時代後期の神官尾張氏の一族で、熱田神宮大宮司を務めた。娘婿の藤原季兼・孫の藤原季範を通じて、熱田大宮司職を藤原氏に継承させた。

経歴

尾張氏は古代尾張国造の末裔で、代々熱田神宮祭祀を司り、大宮司職を世襲していた[1][2]。員職は40年間にわたり大宮司を務めたとされるが[1]、かつては国司をも上回る実力を持っていた尾張氏の勢力が、この頃急速に衰退した[3]11世紀後半、員職は娘・尾張職子尾張国目代藤原季兼政略結婚させ[2][1]、この婚姻により、尾張氏と国衙の対立関係は解消された[4]

員職は晩年、霊夢託宣を理由に[2]永久2年(1114年)頃、孫の藤原季範(季兼と松御前の子)に大宮司職を譲った[5]。これにより、熱田大宮司職は尾張氏から藤原氏(後の千秋家)に移行した。以後は藤原氏が世襲することとなり[6][7]、神宮の朝廷武家源氏足利氏)との結びつきが強化されることとなった一方[8]、尾張氏は権宮司として存続したが、その政治的影響力は減退した[3]

家族・系譜

さらに見る 源頼朝の系譜 ...
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脚注

関連項目

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