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岐阜シティ・タワー43
岐阜県岐阜市の高層ビル ウィキペディアから
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岐阜シティ・タワー43(ぎふシティ・タワー43、GIFU CITY TOWER 43)は、岐阜県岐阜市橋本町2丁目52番地にある商業・住居複合の超高層ビルである[1][2]。高さ162.82mで[3]岐阜県で最も高く、超高層マンションとしては中部地方で最も高い[1]。

岐阜スカイウイング37(右)
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概要
タワーは岐阜市の旧地名「井ノ口」の「井」にちなみ中央が吹き抜け、外観デザインは鵜飼舟を模し、外壁の水平ラインは岐阜提灯をモチーフにしてあり、随所に岐阜を感じるデザインが取り込まれている。
施行者は岐阜駅西地区市街地再開発組合(2009年3月解散)、管理・運営は岐阜シティ・タワー43開発。2004年9月10日から10月29日にかけて、タワー名称の募集を行い「岐阜市にあるという所在性と、43という数字で高層性が明確であり、新しい都市市民の生活空間であることと、岐阜市の新しいランドマークであることがイメージできる名称である」との理由で「岐阜シティ・タワー43」に決定した(応募総数2,178件)[4]。2007年10月13日にオープン。
事業概要
用途
経緯
- 1983年(昭和58年)9月 - 再開発準備会が発足し、大規模小売店の誘致を進める。
- 1987年(昭和62年)7月 - 高度利用地区の都市計画決定。
- 1988年(昭和63年)10月 - 市街地再開発事業の都市計画決定。
- 1989年(平成元年)2月 - 再開発組合を設立。
- 1990年(平成2年)3月 - 大手百貨店三越の子会社「名古屋三越百貨店」が核テナントとして出店を表明する。
- 1992年(平成4年)5月 - バブル崩壊の煽りを受けて三越が出店辞退し、岐阜近鉄百貨店の移転に変更する[5]。
- 1998年(平成10年)7月 - 岐阜近鉄百貨店を運営する京都近鉄百貨店の経営難のため、複合施設案(住宅、商業等)での事業構築検討開始。
- 2002年(平成14年)
- 8月 - 企業開発提案の募集開始。
- 10月 - 企業開発提案の採用決定。
- 2004年(平成16年)12月 - 名称が「岐阜シティ・タワー43」に決定[4]。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)11月17日 - 上棟式。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)1月31日 - 核テナントの服部家具店が閉鎖(服部家具店の民事再生法申請に伴う営業集約のため)。
- 2009年(平成21年)8月28日 - 岐阜駅前広場内歩行者用デッキの完成に伴い、駅西広場デッキの愛称を「スクエア43(よんじゅうさん)」と決定[7]。
- 2010年(平成22年)3月20日 - 岐阜県、滋賀県で学習塾を展開する東海プロセスサービスが、空きスペースとなっていた1階に志門塾岐阜本部校を開校。
- 2016年(平成28年)8月15日 - 43階無料展望室の来場者数が163万人を達成(ビルの高さである163mにちなむ)[8]。
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フロア構成
- 43階:スカイラウンジ(岐阜市が区分所有[9])
- スカイラウンジには展望室と「ゼットン」が出店した展望レストラン「forty three(フォーティースリー)」が開設されている。なお、展望室は一般に無料開放されており、専用エレベーターを利用すれば1階から約45秒で行くことができる。
- 15 - 42階:分譲マンション「スカイアークス」/243戸:専有面積は約18,490m2
- 事業主体は大和システムとセイキョウホーム。
- 40 - 42階:「エグゼクティブステージ」/15戸:専有面積は約110m2(2LDK) - 約150m2(4LDK)
- 29 - 39階:「プレミアムステージ」/88戸:専有面積は約70m2(2LDK) - 約100m2(4LDK)
- 15 - 28階:「スーペリアステージ」/140戸:専有面積は約50m2(2LDK) - 約80m2(3LDK)
- 6 - 14階:高齢者向け優良賃貸住宅「ラシュールメゾン岐阜」(108戸:専有面積:約5,330m2、岐阜県住宅供給公社)
- 5階:分譲エントランス
- 4階:岐阜放送(ぎふチャン)本社・スタジオ(スタジオの様子は外からも見学可能)
- 3階:医療・福祉施設、賃貸住宅エントランス
- 1階・2階、4階の一部:商業施設(歩行者用デッキでJR岐阜駅と直結)
- 地下1階:駐車場(56台、自走式)。隣接の岐阜市営のJR岐阜駅西駐車場と地下通路で接続していて出入口は共有。また、付帯施設としてビル西側にマンション住民用の立体駐車場(192台)がある。
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周辺高層ビル
- 岐阜スカイウイング37 - 岐阜シティ・タワー43の向かいに建設された高層ビル(地上37階、高さ136m)。2012年(平成24年)8月完成。
- 岐阜イーストライジング24 - JR岐阜駅前広場の反対側に建設された高層ビル(地上24階、高さ95m)。2019年(平成31年)1月完成[10]。
- 岐阜駅北中央東地区、岐阜駅北中央西地区 - 2028年完成目標でツインタワーが建設予定[11][12]。
その他
最上階を利用した超大型多段型マスダンパーにより、地震発生時の建物の揺れを低減する、日本初の制震システムが採用されている。これは、震度5弱以上の地震が発生した際に、43階スカイラウンジ(約2000トン)と屋上ヘリポート(約200トン)を2段式の多段型マスダンパーとして振動させる物で、この装置により地震時の揺れを最大約2割低減するとされる[13][14]。
脚注
参考資料
関連項目
外部リンク
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