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帝国繊維

日本の東京都中央区にある消防用設備、繊維メーカー ウィキペディアから

帝国繊維
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帝国繊維株式会社(ていこくせんい、旧字体: 󠄁國纖維株式會)は、東京都中央区に本社を置く消防ホースなどの消防用設備消防車および繊維製品の製造、販売などを行う企業である。

概要 種類, 機関設計 ...

初代社長は安田善三郎安田財閥の祖である安田善次郎の婿養子)[2]

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沿革

戦前

  • 1903年(明治36年)7月 - 近江麻糸紡織株式会社・下野製麻株式会社および大阪製麻株式会社が合併して、日本製麻株式会社を設立する[2]。資本金200万円。
  • 1903年(明治36年)-国産第一号の消防用ホースを製造販売を開始する。
  • 1907年(明治40年) - 安田善次郎の提唱により、日本製麻株式会社と北海道製麻が合併して、帝国製麻株式会社を設立する[2]
  • 1928年(昭和3年) - 昭和製麻株式会社を合併する。
  • 1941年(昭和16年)- 田村駒系の太陽レーヨン株式会社を合併する。帝国繊維株式会社に商号を変更する。
  • 1943年(昭和18年) - 大正製麻株式会社・東洋麻工業株式会社・日本麻紡織株式会社の3社を合併する。
  • 1944年(昭和19年) - 台湾製麻株式会社を合併する。同社は安田保善社総長の安田善三郎を主要株主、帝国繊維社長の山下秀実を社長に1907年に台中葫蘆墩街(現在の台中市豊原区)に設立された会社で、台湾における製麻業界の主力であったが、1942年頃から黄麻の入手が困難になったことから徐々に経営が悪化し、合併に至った[3]
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全国諸会社番附(大正12年)。前頭として掲載される。

戦後

  • 1950年(昭和25年) - 過度経済力集中排除法財閥解体)により会社解散する。帝国製麻株式会社・中央繊維株式会社・東邦レーヨン株式会社(現在の東邦テナックス)に分割される。
  • 1950年(昭和25年) - 帝国製麻株式会社・中央繊維株式会社が各東京証券取引所に上場する。
  • 1959年(昭和34年) - 帝国製麻株式会社と中央繊維株式会社が合併して、現社名となる。
  • 1961年(昭和36年) - 東京証券取引所1部に指定される。
  • 1973年(昭和48年) - 子会社の宮崎クラウン株式会社を設立(1977年12月、テイセン産業株式会社に商号変更。)[4]
  • 1979年(昭和54年) - 子会社のキンパイ商事株式会社を設立。[4]
  • 1991年(平成3年) - 子会社のテイセン化成株式会社を設立(1995年11月、株式会社テイセンテクノに商号変更。)[4]
  • 1996年(平成8年) - 株式会社六合社(1947年3月設立)株式追加取得により子会社となる(2007年5月1日テイセン産業に合併)[4]
  • 2021年(令和3年) - 下野工場を新設。[4]
  • 2022年(令和4年) - 東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行。[4]
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工場

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下野工場

栃木県に鹿沼工場(鹿沼市[5][6]と下野工場(下野市[5][6]/河内郡上三川町[7])を有する[5][6]

鹿沼工場は防災車両と消防ホースを製造していたが、防災車両の製造を下野工場に譲ったため、ホース専門の工場となった[6]2021年に新たなライン建屋を着工した[8]

下野工場は前田製菓から[9]2020年に取得した土地[6][9]に建設された工場で、帝国繊維にとって戦後初の新設工場である[6]。消防車両の開発・製造施設のほか、納品前の検収施設やシャシー等の保管庫が置かれている[6][7]

関連会社

  • 帝商株式会社
  • キンパイ商事株式会社
  • テイセン産業株式会社
  • 株式会社テイセンテクノ

製品

脚注

関連項目

外部リンク

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