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幻住庵

滋賀県大津市にある松尾芭蕉の小庵 ウィキペディアから

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幻住庵(げんじゅうあん)は、滋賀県大津市にある松尾芭蕉の小庵。

概要 幻住庵, 所在地 ...

概要

奥の細道」の旅を終えた翌年の元禄3年(1690年)3月頃から、膳所の義仲寺無名庵に滞在していた芭蕉が、門人の菅沼曲水の奨めで同年4月6日から7月23日の約4カ月間隠棲した小庵。ここで「奥の細道」に次いで著名で、「石山の奥、岩間のうしろに山あり、国分山といふ」の書き出しで知られる「幻住庵記」を著した。

元は曲水の伯父幻住老人(菅沼定知)の別荘で、没後放置されていたのを手直しして提供したものであり、近津尾神社の境内にある。「幻住庵」の名前の由来も幻住老人の名に由来する[1]。芭蕉は当時の印象を「いとど神さび」と表現したが、その趣は21世紀の今も変わらず残っている。現在の建物は1991年平成3年)9月に芭蕉没後300年記念事業「ふるさと吟遊芭蕉の里」の一環で復元したものであり、敷地内には幻住庵記に「たまたま心なる時は谷の清水を汲みてみづから炊ぐ」との記述があるように、芭蕉が自炊していた痕跡 ”とくとくの清水”が今も木立の中、水を湧き出している[1]

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当時の芭蕉の句

  • ”先づ頼む 椎の木も有り 夏木立”

拝観案内

  • 拝観時間:9時30分 - 16時30分
  • 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・木曜と年末年始(12月29日 - 翌年1月3日
  • 拝観料:無料
  • 駐車場:普通車10台、大型車3台[1]

アクセス

公共交通機関
自動車

備考

  • 現在の幻住庵は「ふるさと吟遊芭蕉の里事業」により、1991年(平成3年)9月に建て替えられたものである[2]

近隣史跡

脚注

関連項目

外部リンク

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