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愉快なシーバー家

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愉快なシーバー家』(ゆかいなシーバーけ、原題:Growing Pains)は、アメリカのコメディ・テレビドラマ海外ドラマ)。日本国内ではNHK教育テレビ(Eテレ)で1997年から2000年まで放送された。

概要 愉快なシーバー家 Growing Pains, ジャンル ...
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概要

1985年から1992年の間にアメリカのABCで放送されたシットコムで、シーズン7まで制作された。また、2000年にはアメリカで映画版も制作されている。

日本では全7シーズン(アメリカ版第11話は欠番)がNHK教育1997年4月2日[1]から2000年8月2日[2]まで放送されており、2002年1月7日[3]から2003年3月23日[4]にはNHK衛星第2テレビジョン(BS2)でシーズン1-5が再放送された。1999年2月25日にシーズン7を収録した字幕スーパー版のVHSが全5巻まで発売され[5][6][7][8][9]、2006年6月2日にシーズン1・全22話(アメリカ版第11話を含む)を収録したDVD-BOXが発売された(日本語音声・日本語字幕を収録)[10]

当時売り出し中であった若手俳優や女優らが次々とゲストなどで出演するようになり、無名時代のブラッド・ピットマシュー・ペリーレオナルド・ディカプリオヒラリー・スワンク、のちに『ビバリーヒルズ高校白書』『ビバリーヒルズ青春白書』でブレイクするジェニー・ガースブライアン・オースティン・グリーン、『アーノルド坊やは人気者』でキンバリーを演じたダナ・プラトーなど、その後人気スターとなった俳優が多くゲスト出演したことで知られる。また、シーバー家の長男マイク役を演じるカーク・キャメロンの実妹キャンディス・キャメロン(『フルハウス』のD.J.役)も2回程出演している。

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主なストーリー

育児や学校、人間関係や仕事など多岐にわたるテーマを設定しながら、家族という集団の中で濃密な時間を過ごす人間の姿をユーモアを織り交ぜ描き出している。一般的なホームドラマに比べてくせの強いキャラクターが多いのが特徴。麻薬、人種差別、ホームレス問題、死などの重たいテーマを扱う回も存在する。

出演者

シーバー家

ジェイソン・シーバー(Jason Roland Seaver)
アラン・シック/吹き替え:安原義人[11]
父親。職業は精神科医ボストンカレッジの卒業生で、妻とは大学での出会い。妻が数年間の育児を担当し終えて職場に復帰するのと引き換えに、自宅に診療所を設置して在宅勤務をしながら子供の面倒を見ている。普段は頼られるパパだが、おっちょこちょいな一面もある。大学生のマイクの心理学の課題レポートを見つけ、精神科医としての自負から勝手に添削し、完璧なレポートに仕上げたつもりだが、結果は「D」判定。ショックを受け大学教授のもとへ抗議し、再度レポートの採点を受けてもらったが、今度は「F」判定とさらに成績を落としてしまい、マイクの信用を完全に失ってしまうエピソードがある。
予定をリストアップしている。お金にせこい一面があるが、ケチと言われると敏感に反応する。女性には甘く、食事を奢ることもある。兄にボブがいるが、第1シーズンで死去してしまいその日の夜に幽霊で登場する回がある。
マーガレット・シーバー(Margaret 'Maggie' Katherine Malone Seaver)
ジョアンナ・カーンズ/吹き替え:宮寺智子[12]
母親。通称、マギー。ボストンカレッジ卒業。ジェイソンには大学で会った。新聞記者。後に、マローンとしてテレビリポーターに転職。夫のジェイソン同様ボストンカレッジの卒業生で、彼より13ヵ月年上。ジェイソンが時に息子たちと悪ふざけして騒ぐので、マギーが子供たちをより厳しく世話している立場である。クリスを高齢で出産したために、年齢的にクリスの子育てを心配したが、他の3人の子供が共に育ててくれるという夢を見て安心を得た。
マイケル・シーバー(Michael 'Mike' Aaron Seaver)
カーク・キャメロン/吹き替え:岩永哲哉
長男。通称、マイク。シーズン1では高校生であったが、年をとるのにあわせて大学へ進学し、婚約(後に破局)もする。勉強は不得意だが、ずる賢く両親の目を欺いては女の子と遊んだり、友人とパーティーに出かけたりする。
高校時代
両親から禁止されていたバイクを運転し事故を起こしてしまったが、尻の負傷を両親に隠すために、「あつあつのピザのチーズの上に座ってしまって火傷をした」と説明して言い逃れを行おうとした。
大学時代
進学にあたり一人暮らしを開始するが、賃貸をジェイソンに支払い実家のロフトに住んでいる。一人暮らしといっても、ほとんど母屋に赴くため、門限がなくなった程度の変化しかない。役者を目指しているが、両親には反対されている。大学で演出家として課題を発表したときは、演者の演技に納得いかなかったものの、教授や両親その他に絶賛され、自らの判断に悩み演劇の道を諦めようとしたが、教授の「見込みがある」の一言で悩みを払拭する。オフブロードウェイで役をもらうが両親に反対され、ロフトを飛び出しニューヨークで生活しながら練習するが、演出家に意見し解雇され、生活できず家に帰ってくる。
母校の高校に臨時代用教員として出向き、マイクの再来におびえる校長に問題児クラスを押し付けられ最初こそ苦戦したが、学生時代の悪行が功を奏し、最後にはその彼らを指導し教師としての手腕をほめられた。また、恵まれない環境で過ごす学生の集まる学校で教師を行い、ルークと出会う。そこでも自信を失いながらも教師として奮闘する。
キャロライン・シーバー(Carol Anne Seaver)
トレーシー・ゴールドジュディス・バーシ(幼少時)/吹き替え:冬馬由美[13]
長女。通称、キャロル。学業優秀で才女。マイクとしばしば皮肉のぶつけ合いをして口喧嘩をし、ベンには嫌味を言う。整備不良だったマイクの車を試乗し、公務執行妨害の罪で留置場に収容された。罰金だけで済むから罪を認めろという両親に逆らい、自らの潔白を訴え勝ち取った(法的には公務執行妨害は成立していた)。信念を貫くその行動は、両親から賞賛された。
実家から離れたコロンビア大学へ通うことの苦痛を両親に訴えたが、家を出たマイクばかりを心配する両親に、怒りをぶつけ、ニューヨークで一人暮らしを決意する。ニューヨークで羽目をはずしすぎた生活をマイクにたしなめられ、マイクと共に家に帰り、後に大学寮に生活を移す。
ボーイフレンドがいないことを家族にからかわれることが多いがSeason7でドゥワイトというボーイフレンドができた。
ベンジャミン・シーバー(Benjamin 'Ben' Hubert Horatio Humphrey Seaver)
ジェレミー・ミラー/吹き替え:矢島晶子[14]くまいもとこ[15]山口勝平
次男。通称、ベン。食いしん坊。陽気な性格で、マイクの子分のようにしてイタズラに手を貸す。親友スティンキーと悪巧みを行うことが多く、時々夜遊びをしている。勉強が苦手だが、学校へ行かずマギーと一緒に勉強したときは成績が伸び、出来ないわけではない。後に周囲に馬鹿にされているという不安に陥ったため、学校に行くことになった。年頃の少年で、異性に興味を持ちだしているが、あまり女性心理が分からず失敗している。イジメを受けたことをきっかけに空手を極めたが、復讐相手から挑発を受けて馬鹿にされても、相手を傷つけてはいけないと悟り、手を出さないなど正しい心の優しさを持っている。
ジェレミー・ミラーとして、ベンがジェレミーの世界に引き込まれ、家族関係にない出演者と出会い、家族のありがたさを実感する。
  • 吹き替え声優は、ベン役のジェレミーの声変わりに対応するために交代された。
クリスティン・シーバー(Christine 'Chris' 'Chrissy' Ellen Seaver)
アシュレー・ジョンソン/吹き替え:増田ゆき[16]
次女。通称、クリス。シーズン4で誕生。マイクの悪巧みに付き合うことが多い。マイクを慕い、マイクと遊べない寂しさから想像上のねずみの友達「アイク」を生み出し一緒に遊んだ。後に遊び相手にアイクではなくマイクを優先したことで、アイクは悪態をつきながらシーバー家を去っていった。
ルーク・ブラウワー(Luke Brower)
レオナルド・ディカプリオ/吹き替え:阪口大助[17]
ラスト(第7)シーズンで登場。初登場時15歳で、マイクが教師をしていた先の生徒だった。クラスでも成績がよく頭の回転も早い。最初こそマイクにとって天敵のような存在だったが、学ぶ喜びを共感するように。実はホームレスで学校に住んでいた。そのことがばれてしまい追い出されそうになり、マイクの家で引き取られることになった。数ヶ月の間シーバー家の家族同様に過ごす。後にトラック運転手の父親が現われ、マイク達との再会を約束し父と共に旅立つ。

その他

ケイト・マクドネル(Kate McDonell)
チェルシー・ノーブル/吹き替え:高山みなみ[18]
マイクの彼女。一度は別れたが、再び交際をする。
ボナー・スタボーン(Boner Stabone)
ジョシュ・アンドリュー・コーニッグ/吹き替え:鳥海勝美[19]
マイクの親友。父親はシルベスタ。進路について悩んでいたが、オールFの成績を取ったのを機に海兵隊に志願する決意をして、マイクとは別々の道を歩んでいく。
ボビー(Bobby Wynette)
ケビン・ウィクステッド/吹き替え:金丸淳一[20]
キャロルの元彼。
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エピソード


シーズン1

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シーズン2

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シーズン3

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シーズン4

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シーズン5

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シーズン6

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シーズン7

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日本語版制作スタッフ

映画版

シーバー家の8年後の姿を描く映画『The Growing Pains Movie』(邦題:「愉快なシーバー家 ママの選挙運動」)が2000年に制作され、日本では2002年WOWOWで放送された。

あらすじ
マイク、キャロル、ベンの3人は独立してそれぞれの生活を送るシーバー一家だったが、ひょんな事から母親のマギーが選挙に出ることになり、応援のため久しぶりに一家が集結する。

補足

  • 1999年2月、ワーナー・ホーム・ビデオからシーズン7を収録した番組VHSが発売された。シーズン7のみのビデオ発売となったのは、このシーズンに映画『タイタニック』で一躍人気者になった少年時代のレオナルド・ディカプリオが出演しているためである。
  • 2006年6月、ワーナー・ホーム・ビデオよりシーズン1を収録した番組DVDが発売された。NHK未放送エピソードやNG集、番組終了から数年後に出演者が再会した時の場面も収められている。

海外での評価

アメリカ国内では大成功を収めたものの、欧州での評判は今1つで、アジアでは中国、台湾と香港、日本で放映されたが、評判が良かったのは中国と日本だという。特に中国では1980年代以降に生まれた子供たちにとって、一生の思い出だと言う。

amazon.cnでは全シーズン収録のDVD、対訳・学習ソフトをまとめた商品が発売されている。

脚注

関連項目

外部リンク

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