トップQs
タイムライン
チャット
視点
ビバリーヒルズ高校白書
アメリカのテレビドラマ番組 ウィキペディアから
Remove ads
『ビバリーヒルズ高校白書』(ビバリーヒルズこうこうはくしょ)、『ビバリーヒルズ青春白書』(ビバリーヒルズせいしゅんはくしょ)は、アメリカ合衆国のスペリング・テレビジョンが制作し、FOX系列で放映された青春テレビドラマ。1990年から2000年まで放送された。略称はビバヒル。
原題は 『Beverly Hills, 90210』(90210 はアメリカのビバリーヒルズの郵便番号)。邦題の『ビバリーヒルズ高校白書』はビバリーヒルズの高校(「ウェストビバリーハイスクール」という架空の高等学校)での生活を描いたシーズン1 - 3にあたり、カリフォルニア大学[注 1]へ入学してからのストーリーを描いたシーズン4 - 10は『ビバリーヒルズ青春白書』としている。
Remove ads
概説
要約
視点
ストーリーは、寒冷なミネソタ州ミネアポリスで暮らしていた中流家庭が、温暖で華やかな、上流家庭が多く住むカリフォルニア州ビバリーヒルズに引っ越したことから、双子の高校生兄妹がウェストビバリーハイスクール[注 2]に転校するところから始まる。主人公の双子とその友人たちとの思春期から青年期にかけての恋愛、悩み、離婚・再婚や複雑な家庭事情、ドラッグ・銃・自殺・人種差別などの現代のアメリカ合衆国を象徴する社会問題と葛藤を描いた点が、リアルなアメリカの若者像として評価を受け、世界的に人気を呼んだ[注 3]。製作終了後も再放送が繰り返されるなど、ティーンドラマの伝説となっており、特に『高校白書』の評価は高く、アメリカではブレンダ役のシャナン・ドハーティーが出演したシーズン4までを「ブレンダ・イヤーズ」と呼び、シーズン4までのみ再放送する放送局もあった。日本でも当時大ブームを巻き起こした。ティーン向け女性ファッション雑誌では、登場人物の着る西海岸風のアメリカンカジュアルな服装が多く取り上げられ、現在のセレブカジュアル風の着こなしは、一時は『ビバカジ』と称され流行していた。また日本語吹き替え版ではセリフの独特な言い回しや決まり文句(「ちょい待ち」「やっこさん」「 - でやんす」「ワーオです」など)が個々のキャラクターの個性を際立たせ、この作品を特徴付ける一要素となっている。スウェーデンでは、ドラマの人気絶頂期とも言うべき1992年から1994年にかけて、ブランドンとディランという二大登場人物の名が、新生児の名前として突然ポピュラーになったことさえある。
複数のスピンオフが誕生している。1992年放送開始の『メルローズ・プレイス』や、そのスピンオフの『モデル・エージェンシー/女たちの闘い』の他、本作の続編として2008年から2013年まで制作・放映された『新ビバリーヒルズ青春白書』、そして、2009年開始の『メルローズ・プレイス』の続編がある。また、本作終了直後の2000年には、ビバヒルを皮肉った楽屋落ち物語として話題になった『グロス・ポイント』(ダレン・スター製作)も放送された。
日本での放送はNHK衛星第2テレビにて先行放送し、放送できるストックが溜まるまで休止と再開を繰り返す。1995年春からは地上波NHK教育テレビで日曜深夜に1話からレギュラー放送を開始[1]。1996年春の第52話からはNHK総合テレビの金曜深夜に移って放送された[2]。季節ごとに平日深夜に一挙再放送というサイクルで展開していた。VHSでは傑作エピソード集を数本発売し、放送完結後に1巻2話収録で高額なVHS/DVDが発売開始したがシーズン2で打ち切り。その後DVDBOXが全シーズン発売され、DVDBOX完結直後に総額1/3ほどの廉価DVDBOXも発売された。
2019年8月7日にシリーズ最新作となる『ビバリーヒルズ再会白書』をアメリカ・FOXテレビにて放送。日本では動画配信サイトのHuluにて同年12月24日から独占配信する[3]。2020年にWOWOWで放送された。
Remove ads
主な登場人物
主要人物

→「§ 逸話」も参照
- ブランドン・ウォルシュ (Brandon Walsh)
- 演 - ジェイソン・プリーストリー、日本語吹替 - 中原茂
- 登場:シーズン1 - 9
- ブレンダとは双子の兄妹。スコットランド系プロテスタントの公認会計士 である父親ジムと母親シンディの息子。新聞部に在籍し、融通は利かないが、正義感の強い優等生的存在。目移りしやすいタイプで多くの登場人物と恋に落ちるが、一話完結で終わる場合がほとんど。シーズン5ではケリーにプロポーズするが断られる。シーズン7でケリーと復縁し結婚寸前までいくが、再度別れてしまう。真面目な性格だがアルコールに弱く、ギャンブルに手を出すことも。スポーツは見るのもやるのも賭けるのも大好き。ダンスが大の苦手。シーズン8でスティーブとともに新聞社「ビバリー・ビート」を興す。その後、ニューヨーク・クロニクルのワシントン支局からオファーを受けワシントンへと旅立っていった。シーズン10の最終回ではビデオレターの中で少しだけ姿を見せた。
- ブレンダ・ウォルシュ (Brenda Walsh)
- 演 - シャナン・ドハーティー、日本語吹替 - 小金澤篤子
- 登場:シーズン1 - 4 / 新ビバリーヒルズ青春白書
- ブランドンと双子の兄妹。愛するディランに処女を捧げたが、ディランがケリーと恋に落ちたため、三角関係に陥いる。信念や思い込みの強い性格であり、定期的にトラブルを起こすため、末期は父親から「今度はなんだ?」という目で見られるようになる。また感化されやすい性格でもある。ディランと破局後はスチュワートという男性と婚約するが後に解消した。
- ブランドンの代打としてピーチ・ピットでバイトした頃から演技の才能を開花させはじめ、大学のオーディションでは様々な悪意や苦難を乗り越えつつも主役を獲得する。そしてオーディションの舞台の演出家であるランドールから薦められて、夏休みの3ヶ月間、ロンドンの演劇学校の講習に参加することになる。その後、演劇学校で優秀な成績を納めて本格的に留学することになった。しばらくして同じくビバリーヒルズを離れたディランとロンドンで一緒に生活している事が判明するが再び破局した。ビバリーヒルズを離れた後は劇中姿を見せなかったが、登場人物たちの口からブレンダの近況が語られたり、ブレンダから手紙が届いたりする事が何度かあった。
- ケリー・テイラー (Kelly Taylor)
- 演 - ジェニー・ガース、日本語吹替 - 松本梨香
- 登場:全シーズン / 新ビバリーヒルズ青春白書
- 元モデルの母親を持ち、本人もスプリングクイーンやミスウエストビバリーに選ばれるほどの美人。異性に人気があり、最初はデビッドもケリーを追っかけていた。初期は金持ちの不良少女的なキャラクターだった。鼻を整形している。その後、母親がアルコール依存症である事や、初体験がデートレイプである事が明らかになり、次第に人格が変化していく。高校白書では当時ブレンダと付き合っていたディランと浮気してしまう。その結果、ブレンダからディランを略奪する形になり、この事でケリーとブレンダの友情がいったん壊れた形になる。青春白書でディランと破局、その後はブランドンと恋仲になり、その後紆余曲折を経て婚約。結婚式直前までいくものの、迷いが生じブランドンとも破局した。
- 大火事に巻き込まれ、その影響で新興宗教にハマったり、当時付き合っていた恋人の影響でコカイン中毒になるなど問題を起こすことが多い。シリーズ後半では車上狙いに撃たれ記憶喪失になったり、レイプ被害に遭うなど壮絶な体験を重ねてきた。シーズン9ではビバリーヒルズに戻ってきたディランと、当時付き合っていたマットとの間で揺れ動くが、結果的にはディランとヨリを戻してシリーズは終了した。
- ディラン・マッケイ (Dylan McKay)
- 演 - ルーク・ペリー、日本語吹替 - 小杉十郎太
- 登場:シーズン1 - 6、9 - 10
- アイルランド系。父親がマフィアと通じており、それが原因で波乱の人生を送ることになる。ダーティなイメージで、一匹狼的存在。ブランドンとは親友。サーフィンを好む。父の遺産を相続して大富豪になるも、詐欺師に騙されて無一文に転落し酒やドラッグに溺れる。しかしバレリーの協力を得て財産を取り戻す。高校時代にブレンダと付き合うが、ブレンダのフランス留学中にケリーと急接近し、三角関係になる。シーズン5ではケリーをブランドンと取り合う。父親を殺したマフィアのボスであるアンソニー・マルシェットの娘、トニーと恋に落ち結婚するが、直後にアクシデントから彼女を殺されてしまう。トニーの死後L.Aを去る。L.Aを去ってからはブレンダとロンドンで暮らしていたがまたもや破局。3年後(シーズン9)、ビバリーヒルズに帰ってくるがトニーの死のショックを引きずっており、トラブルを起こす。ケリーに未練があり、結果的にはケリーとヨリを戻すことになった。
- スティーブ・サンダース (Steve Sanders)
- 演 - アイアン・ジーリング、日本語吹替 - 堀内賢雄
- 登場:全シーズン
- 有名な女優を母親に持ち、明るい性格でひょうきんな存在。憎めないキャラクターだが、カンニング事件やハッカー騒動を起こして退学になりかけるなどの問題を起こす。クレアに勉強を見てもらっているうちにお互い気になりだし、付き合うが後に破局。大学卒業後、父親の支援でブランドンと新聞社を興すことになる。その後、新聞社の同僚のジャネットと肉体関係だけの付き合いをしていたが、妊娠してしまう。その後、本当は愛し合っているということに気づき、結婚する。
- アンドレア・ザッカーマン (Andrea Zuckerman)
- 演 - ガブリエル・カーテリス、日本語吹替 - 水谷優子→土井美加(再会白書)
- 登場:シーズン1 - 5
- ブランドンとは高校の新聞部の同僚。ブランドンに長らく憧れの気持ちを抱く。ブランドンも彼女といいムードになることもあったが、結局関係を持つことはなかった。ユダヤ系で、貧しい地区から密かに越境入学している成績優秀な努力家。大学在学中にジェシーの子供を妊娠し、結婚する。シーズン5を最後に引越しをしてビバリーヒルズを離れるが、その後も何回か登場、ジェシーとの関係が悪化し離婚を考えているとブランドン達に話した。
- ドナ・マーティン (Donna Martin)
- 演 - トリ・スペリング、日本語吹替 - 安達忍
- 登場:全シーズン / 新ビバリーヒルズ青春白書
- 初期は母親役が別人だったり、言動がややハスっぽかったが、設定が固まってからは思いやりのあるピュアな少女になった。医師(Michael Durrell)の娘だが学習障害児だった。厳格なカトリックの家庭の出で、結婚まで処女を守り通すことを固く心に誓っている。母親のフェリースは、デビッドと交際することに反対しており、何度も対立する場面がある。レイと交際するも破局。大学卒業をきっかけに、大きな決意を固めデビッドと一夜を共にする。その後、ノアと付き合う。高校時代からファッションの面で才覚があり、シリーズ終盤では自らのブランドを興すまでになる。最終回では、デビッドと結婚する。
- デビッド・シルバー (David Silver)
- 演 - ブライアン・オースティン・グリーン、日本語吹替 - 佐々木望
- 登場:全シーズン
- ブランドンらとは1学年下の弟分的存在。親友スコットの死を乗り越え、飛び級してブランドンらと一緒に卒業する。放送部在籍でDJ志望。歯科医師である父メルがケリーの母と再婚したため、あこがれだったケリーと義理の姉弟になる。アンドレア同様にユダヤ系。吹き替え版では台詞が敬語になり、ケリーを「姉上」と呼ぶ。また感嘆詞まで「ワ〜オです」になる。「ドナちゃんワァオです」は番組を代表する名台詞として有名。初期こそ三枚目で陽気な脇役の彼だったが、薬物トラブルや自身の浮気など様々なトラブルを乗り越え、後半は非常にクールな人物になっていく。高校時代ドナと初めて付き合い、大学時代はクレアと付き合い、その後はバレリーとも付き合う。シリーズ最終回は彼とドナの結婚で幕を閉じた。
- ナタニエル・ブシッチオ (Nat Bussichio)
- 演 - ジョー・E・タタ、日本語吹替 - 広瀬正志(高校白書)、星野充昭(青春白書)
- 登場:全シーズン
- 登場人物たちの溜まり場であるダイナー「ピーチピット」の店長。通称「ナットさん」。イタリア系。もともと医師志望だが、軍隊の料理人や役者という経歴持つ。ブランドンたちの良き理解者であり、父親的存在とも言える人生の先輩。このドラマ共通の現象として、店の設定がコロコロ変わる。シーズン6には昔、役者時代に付き合っていた恋人と再会し、結婚をして、子供までもうける。
- ジム・ウォルシュ
- 演 - ジェームズ・エックハウス、日本語吹替 - 朝戸鉄也
- 登場:シーズン1 - 5
- ブレンダとブランドンの父親、会計士をやっておりディランの財産管理を任されている。基本的に彼の進言はすべて正論であるゆえ頑固だが、信念をもった口論で怒鳴り出す性格は子供たちに強く遺伝している。頭髪の薄さから老けて見られがちだが、番組開始当時のジェームスの実年齢は35歳である。シーズン5を最後にシンディとともに香港へ旅立つ。その後もVTR出演などを含め、何回か登場する。
- シンディ・ウォルシュ
- 演 - キャロル・ポッター、日本語吹替 - 一城みゆ希
- 登場:シーズン1 - 5
- ブレンダとブランドンの母親。模範的な中流の母親であり、ウォルシュ家の良心そのもの。ブランドンの学友からも慕われていた。ジムと同じくシーズン5を最後に香港へ旅立つが、その後何回かゲストとして登場している。
青春白書から出演
- バレリー・マローン (Valerie Malone)
- 演 - ティファニー=アンバー・ティッセン、日本語吹替 - 日野由利加
- 登場:シーズン5 - 9
- ブランドン・ブレンダの幼馴染で、大学2年の時にバッファローからビバリーヒルズのウォルシュ家に身を寄せることになる。トラブルメーカー的存在で、周囲を巻き込んで騒動を起こすことが多い。しかしその裏には彼女がバッファローで暮らしていた際のと、ある事件がバレリーの心に暗い影を落としている事が関係していた。ケリーとは犬猿の仲。ディランと付き合い、その後ノアやデビッドと付き合う。準レギュラーとの浮気やブランドンとスティーブとの未遂に終わった火遊びを含めれば、男性陣をほぼ全員誘惑することに成功している。そのため女性からはどんどん嫌われていき、終わった男性からも軽蔑されがち。デビッドと付き合っている間は悪だくみなどはせずおとなしい。また、深夜クラブ(アフターダーク)の経営者になるが、その後デビッドに譲る(その後、さらにノアに渡る)。シーズン9の序盤で母と和解し、人生を一からやり直すためにバッファローに帰った。そして孤立していたバレリーを見送ったのは最後まで彼女を見捨てなかったデヴィッドである。
- クレア・アーノルド (Clare Arnold)
- 演 - キャスリーン・ロバートソン、日本語吹替 - 沢海陽子
- 登場:シーズン4 - 7
- 大学総長の娘で、シーズン4の終盤(第102話)から登場。学年はデビッドと同じくひとつ下だが、飛び級してきた。最初はブランドンにしつこすぎるほどアプローチをかけていたが、相手にされず後にデビッドやスティーブと付き合う。ビーチアパートでドナやケリーと一緒に住むことになる。大学卒業後、フランスに総長と一緒に移住、スティーブとも別れた。
- ジェシー・バスケス
- 演 - マーク・ダモン・エスピノーザ、日本語吹替 - 宮本充
- 登場:シーズン4 - 5
- 弁護士を目指している。ジムとシンディの結婚記念パーティー(自宅で開かれた)でバーテンのアルバイトをしているときにアンドレアと恋に落ち、学生結婚する。
- レイ・プルート
- 演 - ジェイミー・ウォルターズ、日本語吹替 - 落合弘治
- 登場:シーズン5 - 6
- 深夜クラブで演奏するミュージシャン。後にドナと付き合うが、幼児期に父親から受けた虐待がもとでドナに暴力をふるい裁判沙汰に。その後は問題を克服し、ミュージシャンとして活躍している元気な姿を見せた。
- カーリー・レイノルズ (Carly Reynolds)
- 演 - ヒラリー・スワンク、日本語吹替 - 新山志保
- 登場:シーズン8
- シングルマザーで一人息子のザックと暮らしている。当初はスティーブに反発していたが、スティーブのザックへの優しい心遣いから交際するようになる。カーリーはスティーブの紹介でピーチピットで働くようになった。ザックの面倒はカーリーの母が見ていたが、母は新しい彼氏ができ結婚してしまう。実父が病気になってしまい、周りに面倒をみる親戚がいないため、父親の看護をする為にザックとともにビバリーヒルズを離れ、スティーブとも別れる。
- ノア・ハンター (Noah Hunter)
- 演 - ヴィンセント・ヤング、日本語吹替 - 大黒和広
- 登場:シーズン8 - 10
- ブランドンたちが旅行に行ったハワイで知り合う、富豪(ハンター石油工業)の子息だがそのことを隠していた。恋人が悲劇的な死に方をしたことにトラウマを持っている。バレリーと付き合うが、彼女に振り回されてしまい、別れる。その後、ドナと付き合うが結局破局。シーズン9でノアの父親が経営している会社が倒産し、さらにはノアの父がそれを苦にして自殺。ノアは荒れてしまい飲酒運転で事故を起こしてしまうが、その後、徐々に立ち直る。深夜クラブ(アフターダーク)の経営者も務めた。
- マット・ダーニング (Matt Durning)
- 演 - ダニエル・コスグローヴ、日本語吹替 - 檀臣幸
- 登場:シーズン9、10
- ドナとケリーのブティックの上の階で弁護士事務所を開いている。ケリーと付き合いはじめるが、実は結婚をしていて、妻ローレンは重い心の病気である事が判明する。その後、ケリーとマットの幸せを願うローレンの提案で離婚。紆余曲折を経て、ケリーと婚約をするが、マットの重大な秘め事が明らかになり、ケリーもディランへの想いを断ち切れなかった事から、婚約破棄という結末を迎える。
- ジーナ・キンケード (Gina Kincaid)
- 演 - ヴァネッサ・マーシル[4]、日本語吹替 - 渡辺美佐
- 登場:シーズン9 - 10
- ドナの従姉妹。ドナとドナの母親フェリースを目の仇にして、何かと陥れようと画策する。ドナの彼氏であるノアにちょっかいを出したり、嫌がらせをする。ビバリーヒルズに戻ってきたディランに惹かれ、彼と付き合うことになる。とあるきっかけからドナの父ジョン・マーティンが自分の実父であることが分かり、父との仲を深めようとジョギングなどを一緒に始めるが、ジョンが急な心臓発作で亡くなってしまい、ドナから責められるが、葬儀の場で、ドナとお互いの気持ちを理解し慰めあう。ドナとフェリース親子との和解後、ビバリーヒルズを去る。
- 演じたマーシルはデビッド役のブライアン・オースティン・グリーンとの間に男児(カシアス)を儲けるが結婚はせず、その後破局した。
- ジャネット (Janet Sosna)
- 演 - リンゼイ・プライス、日本語吹替 - 山田美穂
- 登場:シーズン8 - 10
- スティーブとブランドンが創めた新聞社の社員。日系人で厳格な家庭に育つ(シーズン9)。シーズン8では両親は性に開放的なヒッピーだったはずとスティーブにつっこまれるが、あれは嘘であったと訂正する。スティーブと付き合い、結婚し子ども(マデリン)を産む。
その他
- スコット・スキャンロン (Scott Scanlon)
- 演 - ダグラス・エマーソン、日本語吹替 - 沼田祐介
- 登場:シーズン1・2
- デビッドの親友。シーズン1ではオープニングにも登場し、番宣集合ビジュアルでもレギュラー扱いされていたが、シーズン2では準レギュラー。クールになれないスコットはブランドン達と馴染めず、徐々にデビッドからも距離を置かれ孤立する。誕生日に銃で遊んだところ暴発し死亡。デビッドに大きな罪悪感を残した。
- ジャッキー・テイラー (Jackie Taylor)
- 演 - アン・ギレスピー、日本語吹替 - 叶木翔子
- 登場:55エピソード
- ケリーとアーインの母親で元モデル。
- フェリース・マーティン (Felice Martin)
- 演 - キャサリン・キャノン、日本語吹替 - 定岡小百合
- 登場:40エピソード
- ドナの母親。厳格なカトリックでハイソサエティ。初期は設定が固まっておらず、母親役はセクシー志向の別人だった。
- ジョン・マーティン (Dr. John Martin)
- 演 - マイケル・デュレル、日本語吹替 - 星野充昭
- 登場:32エピソード
- ドナとジーナの父親で医師。
- メル・シルバー (Mel Silver)
- 演 - マシュー・ローレンス、日本語吹替 - 大滝進矢
- 登場:36エピソード
- デビッドとアーインの父親で歯医者。重度の浮気性で、前妻とジャッキーを苦しめた。
- エリカ・マッケイ (Erica McKay)
- 演 - ノーリー・ソーントン、日本語吹替 - 小金澤篤子
- 登場:シーズン4・5・8
- ディランの異母兄妹。母スザンヌのジャック・マッケイ遺産乗っ取り計画でLAに連れてこられた。母よりも兄に惹かれてしまい、スザンヌ逮捕後はディランとハワイで生活後アイリスに預けられた。3年後に再登場した際は麻薬中毒のサーファーとLAに駆け落ちし、売春ストリートチルドレンに身を落とした姿をケリーに発見される。
- アビー・マローン (Abby Malone)
- 演 - ミシェル・フィリップス、日本語吹替 - 紗ゆり
- 登場:9エピソード
- バレリーの母親。ある事がきっかけで母子の仲が悪くなるが、後に和解する。
- エミリー・バレンタイン (Emily Valentine)
- 演 - クリスティーン・エリス、日本語吹替 - 叶木翔子
- 登場:シーズン2・4・5/12エピソード
- ブランドンの恋人。シーズン2に登場した転校生。自由奔放なようで、実際は多くの転校の孤独から精神的に不安定。ブランドンとの仲を縮めようとドラッグを盛ってしまった事で軽蔑されてしまった。その後は捨てられたショックでストーカー化し施設に入所するかたちで退場してしまったが、ブランドンも彼女には大きな未練を残し何度も回想する事になる。転校してからは海洋学を志すようになる。立ち直ったエミリーはシーズン4・5にスポット的に再登場し、ブランドンと復縁しかけたが、ブランドンとケリーを尊重する思いから身を引いた。シーズン2ではロックファッションで自毛が目立つプリン頭だったが、シーズン4以降はフォーマルな着こなしでマロン色の整ったヘアスタイルだった。
- ルシンダ・ニコルソン (Lucinda Nicholson)
- 演 - ディナ・メイヤー、日本語吹替 - 一城みゆ希
- 登場:シーズン4
- ブランドンの愛人。カリフォルニア大で文化人類学の講師。ランドール教授の妻。ブランドンは当初ルシンダとの不倫を拒否していたが、離婚の噂を聞きつけた当日にベッドインした。映画製作が趣味で資金援助のためにディランにも色目を使った。
- スーザン・キーツ (Susan Keats)
- 演 - エマ・コールフィールド、日本語吹替 - 湯屋敦子
- 登場:シーズン6
- ブランドンの恋人。ブランドンは彼女のために就職を棒にふったが、その後スーザンは就職を優先してしまったことからブランドンを激怒させ、破局する。
- トレイシー・ゲイリアン (Tracy Gaylian)
- 演 - ジル・ノービック、日本語吹替 - 田中敦子
- 登場:シーズン7
- ブランドンの恋人。牧場出身でカルフォルニア大の報道部の新人。誠実な人柄でバレリー含め友好関係も良い。良き恋人であったが煮え切らないブランドンには不安をかかえ、ケリーを忘れられない彼に捨てられる形で去った。シーズン8ではハワイで偶然ブランドン達と再会するが、フィアンセがいる幸せな姿を見せた。
- ジョー・ブラッドリー (Joe Bradley)
- 演 - キャメロン・バンクロフト、日本語吹替 - 檀臣幸
- 登場:シーズン6
- ドナの恋人。アメフトのスター選手。DVに目覚めたレイと入れ替わるようにドナと付き合うようになるが、彼女を守るために負わせたケガでレイと裁判で争うことになる。美形の優等生であったが、黒人社会を怖れる面もあった。心臓病のため田舎に行くことになり、ドナへ一緒に来てもらえないかプロポーズするが、玉砕する。
Remove ads
エピソードリスト
シーズン1(高校白書)
シーズン2(高校白書)
シーズン3(高校白書)
シーズン4(青春白書)
シーズン5(青春白書)
シーズン6(青春白書)
シーズン7(青春白書)
シーズン8(青春白書)
シーズン9(青春白書)
シーズン10(青春白書)
Remove ads
放送局
逸話
- ブランドンを演じたジェイソン・プリーストリーはシーズン9の序盤で降板[5]。理由は「自分に固定イメージがつくのが嫌だから(再会白書でもネタにされた)」。ただしプロデューサーなどとして作品にはその後も参加している。
- ブレンダを演じたシャナン・ドハーティーは撮影現場や私生活でのトラブルがメディアを賑わせるなど、当時はゴシップ女優としても名を馳せていた。現場への度重なる遅刻などにより共演者との間に軋轢を生み、その結果、主役の1人であったにもかかわらずシーズン4の最終回にて「ロンドンに女優の勉強をしに行く」という設定で降板となった。ドハーティーは降板後、他の出演者のようにシーズン10の最終回まで一切ゲスト出演することはなかったが、2003年のスペシャル番組『Beverly Hills, 90210: 10 Year High School Reunion』でゲスト出演を果たし、新ビバリーヒルズ青春白書やビバリーヒルズ再会白書にも出演するなど晩年は共演者との関係は修復されており、シャナンが2024年に死去した際は共演者がそれぞれに追悼のメッセージを発表した[6]。
- ルーク・ペリー演じるディランは、日本ではバンド、ホフディランのCDジャケットに起用されたり(曲中には吹替キャストの小杉十郎太のナレーションが収録されている)、芸人・なだぎ武のモノマネの定番ディラン&キャサリンとなるなど、パロディのネタにされる機会が比較的多いキャラクターである。
- ルークはシーズン6の中盤で降板したが、しかしシーズン9、10ではスペシャルゲスト(実質メインキャスト扱い)として復帰した(ジェイソン・プリーストリーが降板したためのテコ入れだった。復帰には破格の条件が提示されたという)。
- アンドレア役のガブリエルの番組開始当時の実年齢は29歳で、同い歳の高校生を演じる共演者の中では最年長である。また本人も双子であることから、当初はブレンダ役を希望してオーディションを受けていた。
- ドナを演じた演じるトリ・スペリングはこのドラマの制作会社の社長アーロン・スペリングの娘である。そのためか、ドラマ当初は脇役として設定されたドナ役は、シリーズを追うごとに、主役級の扱いになっていった。
- バレリーを演じた演じたティファニー・アンバー・ティッセンはプライベートでもデビッド役のブライアン・オースティン・グリーンと婚約までしたが、破局した。ティファニーは本作に出演する前、『Saved by the Bell』というシットコムにKelly Kapowski役でレギュラー出演しており、同番組にブライアン・オースティン・グリーンが本人役でゲスト出演した際、「キャア!『90210』のブライアン・オースティン・グリーンよ!」とハシャぐシーンがあった。
- シャナンと入れ替わる形でティファニーが加入した当時、女性キャストのティファニーへの態度が悪かったことをティファニーが明かしている[7]。
- ノアを演じたヤングはプライベートでもドナ役のトリと交際していた。
- ジャネットを演じたリンゼイ・プライスはドイツ・アイルランド系アメリカ人と韓国人のハーフ。父役はジェームズ・シゲタが演じ、母役はレスリー・イシイ(Leslie Ishii)が演じている。
- スティーブの腹違いの弟ライアン役を演じるランディ・スペリングはドナ・マーティン役を演じるトリ・スペリングの実弟でこのドラマの制作会社の社長アーロン・スペリングの息子である。
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads