トップQs
タイムライン
チャット
視点

曲淵駅

日本の北海道稚内市にあった北海道旅客鉄道の駅(廃駅) ウィキペディアから

曲淵駅
Remove ads

曲淵駅(まがりふちえき)は、北海道宗谷支庁稚内市大字声問村字曲渕にかつて存在した、北海道旅客鉄道(JR北海道)天北線廃駅)である。電報略号マカ事務管理コードは▲121915[4]

概要 曲淵駅, 所在地 ...
Thumb
1977年の曲淵駅と周囲約500m範囲。左が南稚内方面。千鳥式ホーム2面2線と2本の副本線、駅舎横の貨物ホームへ引込み線を持つ。駅裏南稚内側に峠越え補機用機関車の転車台の跡を残している。かつては東側の山奥に炭坑があり、町の東側に選炭場があった。そこから本線の下を潜って駅裏側の島ホーム正面にあったホッパーへ、トロッコ軌道が引かれていた[2][3]。本線浜頓別側の南側に沿って敷かれた軌道跡が残っている。閉山から13年経て、炭住も撤去され、ストックヤードには僅かな木材が野積みされている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
Remove ads

歴史

駅名の由来

「この付近を流れる川がふちをなして、たいへん曲がっているので[5]」命名したとされている。

地名表記は現在異体字を使用しているが、駅については開業から廃止に至るまで正字のを使用している[6]

Remove ads

駅構造

廃止時点で、単式ホーム島式ホーム(片面使用)を複合した計2面2線のホームと線路を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった。互いのホームは、駅舎側ホーム中央部分と島式ホーム中央部分を結んだ構内踏切で連絡していた[7]。駅舎側(北側)ホームが上りの1番線、対向側ホームが上下共用の2番線となっていた[7]。そのほか島式ホームの外側に2線を側線として有しており、1番線の音威子府方から分岐し駅舎東側の切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[7]

職員配置駅となっており、木造駅舎は構内の北側に位置し、1番線ホーム中央部に接していた[7]

利用状況

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。

さらに見る 年度, 乗車人員 ...

駅周辺

1960年代前半までは、天北炭田で栄えていたが、現在は僅かな集落が残るのみである。2010年(平成22年)時点では、町はずれに露天掘り炭鉱の跡が残存している。

駅跡

Thumb
曲淵駅跡(2011年8月4日)

2001年(平成13年)時点では「曲渕ふれあい公園」に整備されており、駅名標を模した看板が設置されていた[12]。また駅前にあった植え込みがそのまま残存していた[12]。2010年(平成22年)時点では公園は同様であった[13]。また、2011年(平成23年)時点ではバス待合所の建物が建築されていた[14]。周辺の道路標識には「曲渕駅」(「ふち」の文字は「渕」)と記載されたものが使用されている[14]。現在は、住宅が建てられている。また、駅周辺の路盤は北海道道138号豊富猿払線に転用されている。

なお、天北線代替バスの再編後、2011年より運行されていた宗谷バス曲渕線は、2020年3月末をもって廃止[15]され、乗合タクシーに転換された。

その他

1987年(昭和62年)4月時点で、当駅を着駅とする区間列車が上り1本(稚内駅 - 当駅間)設定されていた(1987年〈昭和62年〉3月20日改定の時刻[16])。

隣の駅

北海道旅客鉄道
天北線
小石駅 - 曲淵駅 - 沼川駅

脚注

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads