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東京 (桑田佳祐の曲)
桑田佳祐の8枚目シングル ウィキペディアから
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「東京」(とうきょう)は、桑田佳祐の楽曲。自身の8作目のシングルとして、タイシタレーベルから12cmCD・12インチレコードで2002年6月26日に発売された。
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背景・リリース
前作の「白い恋人達」から約8か月ぶりに発売されたシングルで、2002年9月に発売されたアルバム『ROCK AND ROLL HERO』の先行シングルである[1][6]。
本作も初回盤はOリングケース付の仕様になっているが、単なるケースではなく、歌詞カード部分のジャケットとは色違いのイラストが描かれた紙のケースになっており、スライド式でCDケースをOリングケースに収納する形になっている。30cmピクチャーディスク仕様のアナログ盤も同時発売された。
アートワーク
ジャケットに関しては、CD盤では当時公開されていた和服を羽織り和傘を差した桑田のアーティスト写真[7]に加工を施したもの[8]、アナログ盤では赤い和傘を差している人が大量に描かれた浮世絵風のイラストがデザインされたものになっている[9]。
批評
桑田はマスタリング終了直後に、ビクタースタジオの別フロアでレコーディングをしていた関口和之[注釈 2]に本作を聴かせており、当時公開されたレコーディング日誌には桑田と関口がミーティングルームで本作を共に聴く姿の写真が収められている。関口は本作に対して「シングルというよりアルバムを聴いているみたいな作品としてのバランスの良さを感じる。『東京』の男臭さは素晴らしい!」と評価する旨を桑田に話している[10]。
受賞歴
チャート成績
本作はオリコン週間ランキングでソロシングル初となる2週連続1位を獲得し[3]、累計55.0万枚(オリコン調べ)を売り上げた[12]。
収録曲
- 収録時間:17:15
- 東京 (6:28)
- (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
- 桑田が言うには「サスペンスドラマ的な雰囲気」の楽曲[13]。ミュージック・ビデオもそのようなストーリーとなっており、桑田が扮するタクシー運転手「石本圭三」が、中尾彬が扮する「高垣芳郎」と小島聖が扮する「鳩田美貴子」を乗車させるというものである[14]。このMVには、通常のものと「完全版」と呼ばれるものが存在している。どちらも途中の内容は基本的に同じだが、ストーリーの結末がそれぞれ異なっており、どちらも『D.V.D. WONDER WEAR 桑田佳祐ビデオクリップス2001〜2002』に収録されている[15]。
- 2016年にWOWOWで放送された特別番組「偉大なる歌謡曲に感謝 〜東京の唄〜」では新しいアレンジ(編曲:島健)がなされ歌唱された。本バージョンは同年に発売された自身のシングル「ヨシ子さん」の初回限定盤にボーナストラックとして「TOKYO Big Band Session」というサブタイトルで収録された[16]。
- 夏の日の少年 (4:26)
- EBOSHI RADIO STATION “Hits from Coast to Coast” (DJ:SHANTI) (0:49)
- (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
- 「サウンドステッカーのようなものをレコーディングしたい」という桑田の意向で制作された楽曲[20]。上述した先行する2曲と次の曲である「可愛いミーナ」の曲調のアンバランスさを緩和しながら一つの流れを作る目的があった[20]。
- シンガーソングライターのシャンティ・スナイダーがコーラスとラジオDJ役で参加している。シャンティの台詞は桑田が書いた邦文を英訳した上で発せられたものである。桑田はシャンティの英語の発音に「やっぱりシャンティがやるとスゴイな。本物だ!」と頷いた[21]。
- 2023年10月1日に桑田の故郷である茅ヶ崎市にて開局されたコミュニティFM『茅ヶ崎エフエム』の通称は本楽曲から拝借した『EBOSHI RADIO STATION』となっている[22]。開局を告知するYouTubeの動画ではBGMとして本楽曲のジングル部分が使用され、同ラジオ局の放送でも番組開始前に流れるようになっている[23]。
- 可愛いミーナ (5:23)
- (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 弦編曲:島健)
- コカ・コーラ「No Reason」キャンペーンCMソング。ユニクロ「Life Wear/洗えるウール編」CMソング[注釈 3]。テレビ東京系バラエティ番組『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』2020年9月度エンディングテーマ[25]。
- 表題曲の「東京」とは曲調や詞の内容が正反対の楽曲[26]。タイトルの「ミーナ」は桑田が好きな曲と公言している「砂に消えた涙」を歌うイタリアの歌手、ミーナ・マッツィーニからとったもの[27]。歌詞にはモップトップやジャニーギター[注釈 4]など1950年代 - 1970年代を連想させる単語が使われている。
- 収録曲の中で唯一、1990年代に録音が開始された。なお、桑田はこの曲に対して「5年前(1997年頃)ならA面にこの曲を持って来たかも知れないな。でも今はそれをやったら駄目なんだ」という思いをミックスの確認をした際に語っている[29]。
- サザンオールスターズのメンバーである原由子と松田弘もレコーディングに参加している。
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参加ミュージシャン
- 東京
- 夏の日の少年
- 桑田佳祐:Vocal, Acoustic Guitar, Harmonica & Chorus
- 斎藤誠:Electric Guitar
- 角田俊介:Bass
- 河村智康:Drums
- 片山敦夫:Organ
- 角谷仁宣:Manipulator
- EBOSHI RADIO STATION “Hits from Coast to Coast” (DJ:SHANTI)
- 可愛いミーナ
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収録アルバム
ミュージック・ビデオ収録作品
ライブ映像作品
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脚注
関連項目
外部リンク
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