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東和町交差点

長野県飯田市東和町にある交差点 ウィキペディアから

東和町交差点map
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東和町交差点(とうわちょうこうさてん)は長野県飯田市東和町にある交差点である。以前は長野県道15号飯島飯田線と飯田市道東和伝馬町線が交差する十字路であったが、2013年(平成25年)2月5日ラウンドアバウトとしての運用が開始[注釈 1]され、新たに飯田市道東和町線が接続した[1][2][3][4]。日本で初めて、既存の信号機を撤去してラウンドアバウトが設置された交差点である[1]

概要 東和町交差点, 所在地 ...

概要

2009年(平成21年)、計画中の都市計画道路羽場大瀬木線のアクセス道路が本交差点に接続することとなると飯田市では既存の4枝のうちの1枝を廃止し、4枝とする計画とした[5][6]。地域住民はそれに対して現状の4枝の存続を望んだことから国際交通安全学会の協力のもと、ラウンドアバウト化が検討され地元合意を得ることができた[6][7]。しかし当時の道路交通法ではラウンドアバウトの規定がなかったことや技術的知見が不足していたこともあり、県警協議の結果4枝の信号交差点として整備された[6][7]

東和町交差点の近隣には戦後すぐに発生した飯田大火の復興で整備され、長らく円形交差点として運用が続けられてきた吾妻町ロータリーが存在した[6]。このロータリー交差点は古い設計であることから幾何構造上多くの問題を抱えており、東和町交差点での住民説明では吾妻町ロータリーで事故が多いためラウンドアバウト化は危険ではないかという声も上がっていた[6][8]

そんな中、国際交通安全学会より吾妻町ロータリーにてラウンドアバウトを試験導入しての社会実験を行いたい旨が提案され、2010年(平成22年)11月1日から12月12日にかけて国際交通安全学会と飯田市建設部地域計画課共同での社会実験が実施された[5][9]。その社会実験後も吾妻町ロータリーは継続してラウンドアバウトとして運用されることとなったほか、東日本大震災の停電により信号機が点灯せず混乱が生じた地域があったこともあって再び東和町交差点のラウンドアバウト化が動き出し、2013年(平成25年)2月5日にラウンドアバウトとしての運用が開始された[2][5]。ラウンドアバウトへの切り替えは交通流を流しながら行われ、交通誘導員による交通整理を行いながらの区画線消去、暫定中央島の設置が行われた[3]。竣工は同年の3月であった[4]

2014年(平成26年)9月1日に道路交通法が改正されたことでラウンドアバウト進入時の一時停止規制が解除され、徐行での進入が可能となった[10]

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脚注

関連項目

外部リンク

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