トップQs
タイムライン
チャット
視点
松岡美術館
東京都港区にある美術館 ウィキペディアから
Remove ads
松岡美術館(まつおかびじゅつかん)は、東京都港区白金台に所在する、昭和50年(1975年)11月開設の私立の美術館。

概要
当初は新橋の自社ビル内に開設したが、平成12年(2000年)4月、現在の創立者私邸跡地に新美術館を建設し、移転・再開した。
創設者は松岡地所創立者の松岡清次郎(1894年 - 1989年)。清次郎は若い頃から骨董の趣味があったが、ヨーロッパでオークションを体験したのが切っ掛けで、78歳から本格的に収集を始めた。青花磁器の名品「青花双鳳草虫図八角瓶」(元代作)と、「青花龍唐草文天球瓶」(明・永楽期作)の入手が、清次郎に美術館創設を決心させたという。
収蔵品は、ブールデルやヘンリー・ムーアなどの現代彫刻、ガンダーラ石造彫刻や中世ヒンドゥー教彫刻といったインド彫刻、中国・朝鮮・日本・ベトナムの東洋陶磁器、室町水墨画から昭和までに渡る日本絵画、ルノワールやモディリアーニ、ヴラマンクといったフランス近代絵画、など多岐にわたる。
設備点検等のため、2019年6月から2022年1月25日まで休館していたが、1月26日に再開した[1]。
Remove ads
主な収蔵品
西洋画
- クロード・モネ 『ノルマンディの田舎道』 1868年
- ピエール=オーギュスト・ルノワール 『リュシアン・ドーデの肖像』 パステル・紙 1879年
- ウジェーヌ・ブーダン 『海、水先案内人』 1884年
- アルマン・ギヨマン 『アゲーの岩場』 1893年
- イポリット・プティジャン 『ニンフのいる風景』 1901年
- カミーユ・ピサロ 『カルーゼル橋の午後』 1904年
- アンリ・モレ 『渦潮、フェニステール県』 1911年
- アメデオ・モディリアーニ 『若い女の胸像(マーサ嬢)』 1916-7年頃
- ポール・シニャック 『サン・トロペの港』 1923年
- ジョルジュ・ルオー 『ブルターニュ教会の内部』 1938年
- モーリス・ド・ヴラマンク 『スノシュ森の落日』 1938年
- アルベール・マルケ 『アルジェの港』 1942年
- ポール・デルヴォー 『オルフェウス』 1956年
日本画
陶磁
- 青花双鳳草虫図八角瓶 元時代
- 青花龍唐草文天球瓶 明時代(永楽期) - 1974年、ロンドンのサザビーズで松岡清次郎が入手したもので、42万ポンド(当時の日本円換算で2億5千万円)という当時の最高値を付けた[3]。
- 青花双鳳草虫図八角瓶 元時代
- ガンダーラ 仏説法浮彫 3世紀頃
- ガンダーラ 菩薩半跏像 3世紀頃
- クロード・モネ『ノルマンディーの道』1868年
- 館内風景(右手前はアントワーヌ・ブールデル『ペネロペ』)
- 館内風景(アジアの彫刻の展示、左手前はガンダーラの菩薩半跏像)
- 館内風景(中国の仏像の展示)
Remove ads
基本情報
参考資料
- 展覧会図録 『松岡美術館所蔵 フランス印象派からエコール・ド・パリ展』 1996年
- 大山教男 『松岡美術館と共に歩みて』 松岡地所株式会社発行、2009年10月
- 松岡美術館発行図録
- 『館蔵日本画選集』 1987年8月
- 『東洋陶磁名品図録』 1991年11月
- 『古代東洋彫刻図録』 1994年1月
- 『館蔵 フランス近代絵画』 1995年
- 『日本画名品選』 2006年10月
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads