栗林美智瑠
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栗林 美智瑠(くりばやし みちる、1978年7月1日[1][2] - )は、日本のオペラ歌手、シンガーソングライター、お笑い芸人。愛称およびお笑い芸人としての芸名は、ミッチェル[注 1]。
静岡県出身。吉本興業東京本社所属(NSC東京校25期)。個人事務所「東京オペラ・コミック」代表。学位は学士(音楽)(桐朋学園大学)。
来歴
要約
視点
幼少期 - 学生時代
静岡県三島市生まれ、千葉県佐倉市育ち。佐倉市や浦安市などを経て、東京都在住[3]。
2歳半からピアノを始め、上野学園中学校ピアノ科に進学[4]。それまでピアノを専門としていたが、声楽の道に興味を持ち高校は声楽科へ進学[3]。上野学園高等学校声楽科に在学中、声楽家・平野忠彦の公開レッスンに選ばれ高い評価を得る[4]。
音楽家として
桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業[5]。学士(音楽)の学位を取得[6]。大学卒業後は、二期会オペラステゥーディオ予科にてオペラを学ぶ[7]。大学在学中から、クラシックを中心に、幅広いジャンルの歌い手として活動。イベントでの司会や、学校向けコンサートでの歌のお姉さん、シンガーソングライター・カノンのバックコーラスなども務める[4]。
2010年12月、浦安市運動公園総合体育館で行われた日本卓球リーグ決勝戦[8]にて、国歌斉唱などを担当[9]。
指揮者・小澤征爾の率いる「小澤征爾音楽塾 (小澤塾)」にも参加し、塾生として『蝶々夫人』や『カルメン』などの公演や合唱に出演[10][11][12]。小澤塾の塾生によるアウトリーチ活動などにも参加した[13]。
2012年、作詞家としてデビュー[14]。高杉美緒と共に作詞を務めた「鬼最強ビクトリー」と「ミラクル☆ビクトリー」は、アニメ『デュエル・マスターズ ビクトリーV』のオープニングテーマとエンディングテーマに起用された[15][16]。
指導者としても活動し、2017年6月26日には、声のスクールおよび個人事務所の「Canto di Bambino」を設立[17]。2019年2月、事務所の屋号を「東京オペラ・コミック」に改めた[18]。
お笑い芸人として
2019年、オペラの普及や自身の挑戦を目的に[3]、吉本興業の養成所NSCに入学[7]。東京校の25期生となる。芸名の「ミッチェル」は、音楽家の頃からの愛称でもある[注 2]。
2020年3月にNSCを卒業し、以降は音楽家とお笑い芸人の仕事を両立しながら活動中。
2020年12月20日から2021年5月31日まで、配信アプリ「17LIVE」内で開催されていた「よしもと100人ライバープロジェクト『イチナナ-1グランプリ』」では、総合2位の結果を収めた[21]。
2021年8月に芸名を一度「ミッチェルん」に変更したものの[22]、2024年2月より再び「ミッチェル」に戻す[23]。
2022年6月1日、NSC大阪校36期のユマ(旧・おいらがくさか)とのコンビ「真ん中」を結成したことを発表[24]。同コンビで「THE W 2022」や「M-1グランプリ2022」に出場した後、同年10月に解散[25]。
2024年3月1日、所属事務所のWebメディア『FANY Magazine』を通し、同年1月に子宮体癌(ステージIVのB)であると診断を受けたことを公表[26]。同日に手術を受け、同月下旬より抗がん剤による治療をする予定であるとしている[26]。また、公表した理由については「1人でも2人でも『私も検査に行こう』と思う人が増えてほしいし、自分の体の不調を見過ごしてほしくない。元気な人、頑張れちゃう人はとくに気をつけてほしいと思います。」と語っている[26]。
芸風
主に歌ネタ。現役のオペラ歌手(ソプラノ歌手)としても活動する歌唱力を活かしたネタを得意とする。歌ネタを披露する際は紫色のドレスを着用し[2]、高さのある白いプーフ風のカツラを被ることもある。
出演
テレビ
ラジオ
配信番組
CM
作品
シングル(作詞担当)
- 鬼最強ビクトリー(デュエル・マスターズ ビクトリーV オープニングテーマ)[注 6]
- ミラクル☆ビクトリー(デュエル・マスターズ ビクトリーV エンディングテーマ)[注 6]
上記2作品は共に、作曲・編曲は持田裕輔、歌はデュエル・ヒーロー ユウ&アツトが担当。
アルバム
- オリジナルミニアルバム「Mission」[55]
商品PV(楽曲提供)
イベント(制作協力)
受賞歴・賞レース等での成績
- 個人
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- 2012年 軽井沢ラヴソング・アウォード - 【Webヒット賞】2位[注 7]
- 2018年 第8回江東区地域クラウド交流会 - 優勝[61][注 8]
- 2019年 女芸人No.1決定戦 THE W 2019 - 1回戦敗退[63][64]
- 2020年 R-1ぐらんぷり2020 - 1回戦敗退[65]
- 2020年 女芸人No.1決定戦 THE W 2020 - 1回戦敗退[66]
- 2021年 R-1グランプリ2021 - 1回戦敗退[67]
- 2021年 よしもと100人ライバープロジェクト『イチナナ-1グランプリ』 - 総合2位[21]
- 2021年 女芸人No.1決定戦 THE W 2021 - 1回戦敗退[68]
- 2023年 R-1グランプリ2023 - 1回戦敗退[69]
- コンビ
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- 2022年 M-1グランプリ2022 - 2回戦進出[2]
- 2022年 女芸人No.1決定戦 THE W 2022 - 2回戦進出[70]
- 2023年 M-1グランプリ2023 - 1回戦敗退(ユニットコンビ「キャンディーキャンディー」として)[71]
脚注
外部リンク
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