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梵天山古墳群

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梵天山古墳群
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梵天山古墳群(ぼんてんやまこふんぐん)は、茨城県常陸太田市島町にある古墳群。大部分が茨城県の史跡に指定されている(後述)。本項では、この梵天山古墳群の主墳である梵天山古墳についても併せて解説する。

概要 梵天山古墳群, 所在地 ...

概要

常陸太田市常陸太田地区[1][2]島町標高30メートル前後の台地[5]である独立丘陵上にあるが、梵天山古墳群は常陸太田市の南西端[1][2]、この丘陵全体に形成された古墳群である[6]。13基の高塚墳と「島の百穴」か単に「百穴」と呼ばれる横穴群からなる[4][2]。この横穴は約100基[6]または60数基にのぼるが、現在開口しているものは約30基である[5]。また梵天山古墳群は前述のように茨城県第2位の大きさを誇る前方後円墳梵天山古墳を主墳としており、その他の高塚墳は円墳である。その円墳はいずれも直径30メートルに及ぶ大規模なものである[6]

文化財など

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所在地

梵天山古墳群の所在地は茨城県常陸太田市島町2317外[1][2]もしくは島町岡町2324外[3]である。

梵天山古墳

要約
視点
概要 梵天山古墳, 所属 ...

梵天山古墳(ぼんてんやまこふん)は、茨城県常陸太田市島町にある古墳。梵天山古墳群の主墳である。

石岡市北根本舟塚山古墳墳丘長186m)に次いで茨城県内第2位の大きさ[5]前方後円墳である。

本節では、この梵天山古墳の範囲内に山頂がある梵天山についても併せて解説する。

概要

前方部を西方[4]または南西[6]に向けている。

葺石埴輪周溝はない[6]。また発掘はされていない。

梵天山古墳群の一部として茨城県の史跡に指定され、また茨城百景に選ばれている。埋蔵文化財包蔵地は、「梵天山古墳」としての周知ではないが地図表示 - いばらきデジタルまっぷ(2017年5月16日午前2時40分(JST)閲覧)で「H25埋蔵文化財包蔵地」となっている岡町遺跡のエリアが梵天山古墳の墳端に接しているように見える。なおこの地図では梵天山古墳群は「H25国、県及び市町村指定史跡」となっている。以上詳細は#文化財などを参照。

築造時期

次の4説がある。

被葬者

その規模から久慈川流域を支配した首長の墳墓と見られるが、被葬者が「伝えられて」いるのか「考えられて」いるのかや人名表記には以下のように揺れがある。

  • 初代久自国造の船瀬足尼(ふなせのすくね)の墓と伝えられているとする(現地説明版)。
  • 「この地を治めていた久自国造舟瀬宿祢(くじのくにのみやつこふなせすくね)の墓と考えられてい」るとする(茨城県教育委員会[5]
  • 「かつて久慈川流域を支配していた久自国造舟瀬足尼の墳墓と伝えられている」とする(常陸太田市観光物産協会[2]

規模

現地説明板によれば、次のとおりである。ただし常陸太田市観光物産協会は全長160mとする[2]

梵天山

梵天山(ぼんてんさん[12])は茨城県常陸太田市島町にある標高は40m[11]

「概要」節に書いた丘陵の最高点である。梵天山古墳墳丘後円部南南西側斜面に山頂がある。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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